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SIBOのタイプ3種類について ーそれぞれの特徴•症状•治療法

前回はSIBO (小腸細菌過増殖症候群)とは何か?
症状や原因についてシェアしました。

本記事では、SIBOの三つの主要なタイプについて詳しく説明し、それぞれの特徴や症状、治療法の違いについて探っていきます。

1. 水素SIBO:
水素SIBOは、水素産生菌によって引き起こされるタイプで、SIBOの大部分を占めます。小腸内の細菌が過剰に水素ガスを生成し、腸の蠕動運動を加速させることが特徴です。主な症状には、慢性的な下痢、腹痛、膨満感があります。
水素陽性SIBOの治療法は、食事制限や抗生物質の使用が一般的です。また、抗菌ハーブ、プロバイオティクスの摂取も併用されることがあります。

     2. メタンSIBO:
メタンSIBOは、小腸内でメタン生成菌(アーキア)が増殖するタイプです。このタイプのSIBOでは、小腸内のメタン産生菌が、水素型SIBOで発生した水素ガスを餌にメタンガスを産生します。このメタンガスが腸内の蠕動運動を遅くすることで起こる便秘が特徴です。主な症状には、慢性的な便秘、膨満感、腹痛があります。
メタン陽性SIBOの治療法は、一般的には抗生物質や抗菌ハーブとプロキネティクス(腸の蠕動運動を促進する薬)の併用が推奨されます。
また、水素SIBOとメタンSIBOに使われる抗生物質や抗菌ハーブはそれぞれ異なります。次回以降の記事でじっくりご紹介出来ればと思います。

3. 硫化水素SIBO:
1番最近認知され始めたのがこの硫化水素タイプです。多くの場合は下痢や、硫黄のような特有の悪臭を放つ便やげっぷが特徴的です。他SIBOと同様に腹痛や膨満感もあります。
硫化水素SIBOであると診断された場合、1番重要視するべきは食事制限だとされていますが、水素SIBOやメタンSIBOと同じく抗生物質やハーブ、プロバイオティクスを使う場合もあります。

また、水素+メタン陽性の方もいますし、治療がなかなか上手くいかず数年〜10年単位で症状に悩まされている方も多く存在するようです。
アメリカでは新しい研究や情報がどんどん進んでいますが、日本語でSIBOを検索してもまだなかなか詳しい情報が出てきません。このブログを通して、最新の情報をお届けできたらと思っています。

さて、本日は以上になります。

まとめ:
SIBOは、メタン、水素、硫化水素型の三つの主要なタイプに分類され、それぞれのタイプには異なる特徴、症状、治療法があります。正確な診断と適切な治療法の選択は、SIBOの管理において非常に重要です。医師や専門家との相談を通じて、個々の症状や状態に合わせた最適な治療法を見つけることがとても大切です。

最後までお読み頂き有難うございました。

次回は自分はSIBOなんじゃないかと気になっている方のためにチェックリストをご用意できればと思っています。お楽しみに!

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