独りで楽しむ 紅茶

★まえがき

前回は「お勉強」的な内容だったので、今回は気分転換。
「紅茶」の話をしましょう。
「紅茶」というと、何となく「オシャレな趣味」のイメージが強くて近寄りがたい人もいるかも知れません。
今回は敢えて「インドア非リア向けのコスパの良い嗜好品」として「紅茶」を推したいと思います。

インドア派の非リアにとって、「自分で淹れる紅茶」にはこんなに多くのメリットがあります。

・保存が利く(←茶葉の賞味期限は通常1年以上)
・お湯さえ準備すればすぐ作れる
・カロリーゼロなのでおやつよりヘルシー
・ペットボトルやティーバッグを買うより安い
・コーヒーより貯蔵と処理が楽
・一般的な趣味に比べ設備投資も少額
・茶葉は必要に応じて買い足せばいい
・茶葉の種類が多いので後からハマれる(←オタク向き)
・アレンジの種類も多いので更にハマれる(←オタク向き)

というわけで、自宅で紅茶を入れれば、作業のお供にもピッタリなのです。

それでも「よく分からないし面倒くさいから喫茶店でしか紅茶を飲まない」という人のために、今回は自宅で「紅茶」を楽しむノウハウを紹介します。

★開始想定レベル

紅茶について何も知らない
家で入れたこともない

★目標到達レベル

ステップA. 自宅で自分用に紅茶を入れる
ステップB. メジャーな紅茶の種類を把握する

★想定所要時間

ステップA. 1時間
ステップB. 1ヶ月~半年

★ロードマップ

★使用機材

1.お湯を沸かすもの
2.ティーポットとティーカップ

 この2つは使い方やスタイルとも合わせて検討を。
 下の「実践」も読みながら選んでみて下さい。
3.茶葉
 ティーバッグじゃなくて茶葉のものを選びましょう。
 粉砕茶葉(粉状や粒状のもの)はティーバッグ紅茶のような味がするので、「茶葉で淹れる紅茶ならではの味」を楽しみたいなら最初は避けましょう。
 銘柄も最初は無難に有名ドコロで良いと思います。
「Janat」「Twinings」はスーパーやKALDIでも結構売ってます。
 紅茶の専門店でも、「LUPICIA」は店舗も多いしそれほど高くないし種類も多いので、何かと手が出しやすいです。
 LUPICIAから年に2回販売される「お茶の福袋」は、様々な種類のお茶をお手頃価格で試せるのでオススメです。
 よく分からなければ、「アッサム」「ウバ」「ダージリン」あたりがメジャーかつスタンダードなので、まずはこのどれかを選ぶと無難。

★実践内容

A-1.お湯を沸かす

 自宅やオフィスに保温機能付きのポットがある人はそのままそれを使えば良いと思います。最近のは温度設定もありますしね。


アマゾン商品ページより

 自宅にポットがない一人暮らしの人には電気ケトルがオススメ。

アマゾン商品ページより

 コンロにヤカンを掛けるのは手間が掛かるし、忘れて寝落ちする危険も。
 電気ケトルなら作業の合間に水を入れてスイッチをカチッとするだけ。スイッチの切り忘れで無駄遣いする心配も無し。一人ならまずオススメです。
 それから、「水に適度な空気が含まれている方が茶葉がよく回る」という理由で、紅茶には「お湯を作る直前に水道から出した水」が一番良いと勧める人もいます。あまり大きな違いにはならないので無視してもいいですが、この点を考慮するならポットに熱湯を溜めておくよりも、電気ケトルでその都度汲んだ水を沸かす方が良いということになるでしょう。
 電気ケトルだと保温機能付きポットと違って100℃の熱湯しか作れないという欠点はあります。が、例えば「80℃の熱湯」が欲しい時でも、100℃の熱湯を適当な量の水道水で割れば作れるので、それほど不便はありません。
 緑茶など淹れる時も私は電気ケトルで対応しています。


A-2.ポットと茶葉と

 ここが一番の手の抜きどころ
 一人用の紅茶だけ淹れるなら、こういう便利グッズがあります。

アマゾン商品ページより

 「茶こし付きマグカップ」とか呼ばれてます。
 中の黒いネットの部分に茶葉を入れてから、熱湯を注ぐだけ。
 3分経ったら中の茶こし部分だけ抜き取る。
 ゴミも洗い物も少なくできるアイディア商品です。
 ぶっちゃけ最低限「コレと電気ケトルと茶葉だけ」でも十分いけます。
 本当に世紀のアイディア商品だと思ってます私。

 「茶葉を自分で詰めてティーバッグを作れる小袋」というのもあります。

アマゾン商品ページより

 「茶葉がティーバッグ感覚で使える」「洗い物もカップだけで済む」というメリットがありますが、「そこまで手を抜くならティーバッグでいいじゃん」な感もあり、人によって賛否が分かれることでしょう。
 この方式だと狭い空間に茶葉が密集した状態で紅茶が抽出されるので、抽出された茶の味や香りは「普通にポットで淹れた紅茶」よりやや劣ります。(※個人の感想です)

 二人以上なら当然、「ポットを使う」ことになりますが、私は敢えて「一人分を淹れるとしてもポットを使う」ことを推奨します。

 理由は単純で、「座って作業してると何度も立つのが面倒になる」から。
 ポットで3人分作り置きすれば、キッチンに立つ回数は1/3で済むのです。

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 ポットの茶こし部分に茶葉を淹れるタイプなら、抽出時間が過ぎたら茶葉だけ出せるので、苦くなりすぎません。そのために、ポットは茶こし部分を外せるものを選びましょう

アマゾン商品ページより

 ポットがあると客人が来た時にも紅茶を出せますね。


 
A-3.ポットからカップ

 ポットとカップが一体化した一人用マグを使う人は、茶こし部分を外せばいいだけです。中の茶葉は三角コーナーへポイ。

アマゾン商品ページより

 ティーバッグ式の人も、バッグを引っ張り出してポイしましょう。

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 ポットの場合も、葉っぱを泳がせたまま注ぐより、ベストだと思うタイミングで茶葉の入った茶こし部分を引き上げてしまう方がオススメです。そうすればそれ以降ポット内は均質になるので、いつ注いでも同じ味で飲めます。数人分を分注する時でも、カップごとに濃さがバラついたりしません

アマゾン商品ページより

 ティーバッグやポットの場合、カップは自由に選べます
 ここでオシャレなマグカップ推しのグッズを選ぶのも良いと思います。
 特にこだわりがなければ、機能的にはステンレスの断熱マグがオススメ。

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 断熱性能が良いので冷めにくく作業しながらダラダラと長時間かけて飲む人にはぴったりなのです。
 それから、冷たいものを飲む時には外に水滴が付きにくいので、アイスティーの時にも便利ですよ。

 凝った本には「カップもポットも温めておくこと」とか書いてあると思いますが、ぶっちゃけそんな面倒なことしてたら毎回作るのが面倒になるのでスルーでいいと思います。気になった人だけ「本当にそれで味が変わるかどうか」を試してみては如何でしょう。
 ちなみに、ステンレスマグなら陶器のマグカップと違って熱容量が小さく、かつ断熱が良いので、カップを温めておかなくてもそれほど変わらないと私は感じます。


A-4.飲む

 飲みます。おいしい。


B-1.飲み比べる

 抽出時間や茶葉の量は、最初は茶葉の箱とかに書いてある目安に従うのが良いと思いますが、たまに少しずつ増減したりして「自分の好み」を探ってみるのもいいと思います。
 (ちなみに私はダージリンのセカンドフラッシュを少し多めの茶葉で少し短めの抽出時間にして出すのが一番好きです)
 それから、茶葉も色んな種類を買って比べてみましょう。
 ここまでは「最低限のモノだけ」で紹介していましたが、この辺まで来たら本などでチョット「お勉強」してみるのもいいと思います。

世界文化社の『厳選紅茶手帳』はメジャー所を一通り網羅し、ブランドなどにも触れています。コンパクトながら高コスパな1冊。

アマゾン商品ページより

山田栄『紅茶バイブル』は本が厚いだけあってもうちょっと情報量が多いですが、やや知識寄りです。実用的な情報の部分だけならどちらもほぼ同じようなものなので、お好みでどうぞ。

アマゾン商品ページより

 それから、さっきも紹介しましたが、LUPICIAの福袋は色んな種類がお手頃価格で試せるので、「よく分からないけどとりあえず!」的に買ってみるのもオススメです。
 ティールームカフェでも、知っている名前が増えてくると「飲んだことが無いからアレを試してみようかな」とか「ここのお店ではコレを頼むとどんなのが出てくるんだろう」とか、楽しみ方が増えますね。


B-2.さらに広げる

 フレーバーティーハーブティーアレンジティーなどは、あまりに多くの種類があるので、欲張らず少しずつ試してみましょう。

 「フレーバーティー」は茶葉自体に香りを含ませているものを指します。ベースの茶葉はアッサムだったりニルギリだったり、色々です。
 有名すぎるので意外かもしれませんが、「ジャスミン茶」「アールグレイ」もフレーバーティーの一種です。
 フレーバーティーは好き嫌いが分かれるモノも多いと思うので、店頭で試飲したり、ティールームで気に入ったものを覚えたりすると良いですね。

 「フレーバーティー」と混同されやすいのですが、「ハーブティー」の方は実は「茶tea」ではありません。
 一般に「茶」と呼ばれるものは、「緑茶」「紅茶」「烏龍茶」「ジャスミン茶」も、葉の状態が違うだけで、いずれも抽出されるのは「チャノキ」と呼ばれる植物の一部です。
 一方、「ハーブティー」は、あくまで「香りのする植物をお茶のように煮出す」もので、茶葉は「チャノキ」とは限りません
 植物を煮出して抽出していれば何でも「ハーブティー」と呼びます。「ローズヒップ」「カモミール」などが代表的ですね。
 ハーブティーはフランスだと「thé(茶)」には入っておらず、カフェのメニュー等でも「Infusion(アンフィジオン)と呼んで区別されています。

 さて、紅茶の話に戻りますが、味に変化をつけたくなったら、手持ちの茶葉でも「アレンジティー」が試せます。
 フルーツチョコレートなどを使ったアレンジレシピや、お酒を使ったティーカクテルなど、本やネットで探すと色々あります。
 口に合いそうだと思った物があれば是非試してみましょう。
 AHMADの公式ページでは、アレンジレシピを多数公開しています。
 よく分からなければとりあえずここから試してみては如何でしょう。
 基本レシピを組み合わせてアレンジしてみたり、「このアレンジならあっちの茶葉が合いそうだな」なんて差し替えてみたりして、オリジナルの組み合わせも楽しめますね。
 冷蔵庫に牛乳があれば「ロイヤルミルクティー」に挑戦してもても良いかもしれません。
 ……が、私は何度か作って「これはお店で頼むだけでいいや」と思ってしまいました。一人分で作ろうとするとあれは意外と面倒です……

 オマケと言っては何ですが、私がたまに作る「ズボラ版ロイヤルミルクティー」の製法を紹介しておきます。

※注意
 電子レンジにかける都合上、金属が含まれないポットを使います。
 電子レンジ用途も見越して選ぶならこういうのを買いましょう。

★おわりに

 色々書きましたが、「気軽に茶葉の紅茶を買ってきて入れてみましょう」というのが今回の話でした。
 紅茶は「茶葉を数種類取り寄せればホットドリンクがいくらでも作れる」というスゴイヤツです。
 これからの時期、外に出るのも億劫なオタクには「紅茶」が強い味方になると思います。
 手間もお金もあまりかかりません。興味が湧いた方は是非お試しを。

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学ぶ素人

衒学博士の独学研究所

独学者の奮闘のアーカイブ。 私が恥をかくことで誰かの1歩目を後押しできれば幸い。 資格試験から趣味や語学まで、ジャンルフリーで独学します。 リアルタイムで挑戦したものをすぐレポにしたり、過去に攻略したものを備忘録的に記事化したり、時系列はやや乱れています。
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