外資系ITレイオフメモ-3

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[3/4- こっそり活動期]

こっそり、といっても、レイオフメモ-2 で書いたように、LinkedIn で新しいポジションに興味があることを記載したら(会社名とかレイオフとかは書いてなくても)、そこそこ「探してます!!」的なメッセージが世に出ているし。。。
タイミング的にはバレバレだったようで、社内の方が再投稿してくれるなど、そこそこ開けっぴろげではあったものの、対外的にはまだレイオフになったことは伝えていなかった(なぜなら、PeopleOpsとの面談なるものがあって、例えば求人に募集した際などにどの程度まで状況を話していいのかわからなかったので、「こんなことを暴露するやつには、パッケージを出さん!」とでもなったら(はい。チキンですが、それくらいもらえなかったら悲しい額だった、と理解して僕を見逃してください)。。。ということで。

LinkedInだけじゃなく、人差し指立てて「ビズリーチ!!」って言ってみたかったので、そこも登録しましたが、それはまぁ、他に見えるところではないわけで。

結果として
、先ほどフト数えてみると本日までの間に、LinkedInで200名超、BizReachで30名超とのやりとりを行っていたことになる。

ビズリーチはどれくらい人差し指を立てられたか


BizReachはレジュメをBizReachのサイトから作ったので、あまり書きたいことが書けていなかったこともあるのか、年齢か、エージェントからの連絡がほとんど。
あまり、何を進めてきているのかもわからないもの(自社の紹介実績の社名が並んでいるだけで、どの職種でそこに入ったかもわからない)や、経歴を見ずに送っているのでは?というのもあった中で、いくつかはお話しをしてみました。
候補として上がった企業名・ロール名的にいうと、LinkedInが外資中心であったのに対して、国内の企業も含めて、それなりに応募できないこともなさそうなポジションは空いていたと思うし、実のところ、楽器系の企業のクラウドサービスを・・・という職種は少し興味が湧いたりもした。

とはいえ、ある程度希望給与の面などでわがままを言って、実際に書類を通すように依頼をした方は、給与レンジも含めて他とは明らかに異なる案を出してくれた方経由での1件だけだった(記憶が確かなら)

おそらく、「登録したてのユーザは食いつきが良いだろう」と考えるのか、大量にメッセージが届いていたが1ヶ月経った今はそうでもない。

り。。。LinkedInは?

LinkedInも、やはりエージェントは7割くらい。知人と、企業のTAの方が残りの3割というところだと思う。

結論から言うと、できたら企業の採用担当が見つけてくれるか、友人の紹介を待った方が効率が良い。

エージェントと対話することも、英語インタビューに備える上では、悪いことばかりではないものの、効率は悪かった気がします(結果的にインタビューが好調に進んだもので、エージェント経由だったのは、一社のみ。しかも、そのエージェントの方は、過去にお仕事でご一緒していたIT畑出身の知人、ということもあり、純粋なエージェントでいい感じに進んだのは・・・逆にBizReachの一件だけかも)。

最初にエージェントの中で対話した数名が比較的プロフェッショナル感も強く、自分の強みを聞き出した上でサジェスチョンしてくれたことによる印象があったので、3/3- 3/5,6くらいまではお声がけいただいた方とは話をする席をセットするように心がけて応答していた。
だが、何しろまだ現職の仕事は終わっていない。「働かなくても良い」はずなのだが、一人で対応しているプロジェクトをある日突然(事情の説明もなしに)ブッチするというわけにはいかない。
会社として、どのようにメッセージを出して、「というわけで、現担当は一旦離れます」と持っていくのかが決まるまでは。。。

故に、昼休みとか、現職の仕事が比較的スキマとなりそうな夕方や早朝・夜の時間帯にそれらの対話用のスロットを次々に埋める。3月半ば頃までの予定が入社以来みたことないレベルで埋まった(夜も作業はしてましたが、夜にアポイントとる仕事でもないので)。

効率的な対話とは


そのうちに、検討をするために作り始めた、名前が上がったリストの企業名がかなりの数に登ってくる。上記のやりとりを直接 meet やら zoom やらで実施していると。。。

エージェント:「XXXのプリセールスロールなんてどう?」
僕:「そこは今別な方に書類を出してもらっているんだ。でもありがとう。他に何かあるかな?」

的な話も増えてくる。もう、赤紙食らった週の翌週頭くらいの時点でそうなっていたと言っていい。
なので、方針を切り替えて、上記のやりとりは先にメッセージである程度絞ることにした。

少なくとも自分の強みについて理解していそうな人(「クラウドやインフラ周りに幅広く経験持っている人を探しているクライアントがいる」とか、「XXX社がXXXというポジションで人を探していて、マッチしているんじゃないかと思う。JDはこちら」的な申し出のあったかた)に絞って話をするように切り替えました。

ともかく何も提案や、僕の背景についてのコメントをせずに「電話で話そう。その方が効率的だ」「被るのが非効率的だというなら、リストを作って出せ」と言ってきた人がいました。
それは、そのエージェントには効率的だろうけど、僕にとっては全く無駄な作業(まぁ、進捗とか詳細とか、どなたの紹介かを省けば出せなくはない状態のリストではあったけど)だな、と感じたので

「リストは今の時点でXX社くらいに膨らんできているので、僕にとって効率的ではないんだけど、何か念頭にあるフィットしそうな企業があれば先に知らせてほしい」

と伝えたところ

「今、XX社も求人が空いているはずがない。」

と(もっと色々書いてあったけど)応答を受けたので、「それなら、話してもあまり新しい案は出てこなそうですね」とお断りした。その後も何かと連絡をしてきたのですが、唯一出てきた社名は、BizReachで名前の出てきた企業さまでした。

ジョブマーケットにおけるエージェントの仕事とは


まぁ、考えてみれば当然なんだけど、紹介して、採用されると彼らの実入が成立する。

深く寄り添って、「君の強みはなんだろう?」から入ってくれるプロフェッショナルや、「LinkedInのプロフィールを見る限り、実はこの辺りの企業からも魅力的に移るのでは?」という気づきをくれる方もそれなりに居た。

でも、ともかく年収の高そうな仕事に「可能性がゼロではない」人の書類をたくさん送り込んで、成立したらラッキー・・・と言う人もたくさん居たのだろうと思う。これをやる人がたくさんいると、エージェント経由で人をとる会社も減るだろうし、職探しする人もエージェントを信じていいものかどうかわからなくなると思うけど。。。

その意味では、企業の人事や、知人(知人の場合、リファラルボーナス、っていうものもありつつ、さすがにあまりにかけ離れたところにリファーしても会社にも応募者にも気まずいだろうし)のコメントの方が有効な場合が多かったと感じています。

と、就職活動の話に少し逸れてしまいましたが・・・。

[3/6: 会社の方針と部門の方針」

会社の方針:


会社の方針は、まぁもう出ているんだけど、色々もやっとした状態でメールと、その条件を記した Docusignだけが手元にある状態だった。とりあえず、外注の方とはいえ、PeopleOps(Extended) なるチームの人と、今回の会社からのオファーについて説明する席がもたれました。

30分時間を取ってくれたんだけど、結論から言うと「説明したと言う事実を残すための読み合わせ」であって、文面に記載がある以上の情報は出てこなかった。質問のほとんどは、「えっと、それはこのリンクに言って質問していただくしかないと思います」と言う内容でした。
唯一わかったのは、今回転職活動中に、レイオフの影響を受けたと言っても差し支えない、という点のみ。
別途、サインした後、赤紙から2週間経つと社内リソースへのアクセスができなくなる、という話も出たな。「サインしなくても2週間でアクセスできない」と、その人は言ってた記憶があるけど、後で聞いた話ではそうでもないのでは??と思われる節もあったが、結果2週間経つ前にサインしたので、わからない。

多分、この「説明の席」が設けられた理由は、影響を受けた人の疑問を解決しよう、というよりは、説明もしないでメール一本で・・・という事実を回避するためなのかな。。。とは思いました。

そんなことしなくても、個人的には突っ込んだりする気はないですが、まぁ、会社としてはやっておかないと、後で突っ込まれたらまずいですもんね。

で、日本では、その慣例に従ったので「自分、仕事したいんですけどアクセスできないので無理です。どうにもなりません」という状態にはならず、やろうと思えば一定時期まで仕事ができてしまう、という状況だったわけで。
まぁ、どちらが良かったかはわからないけども。

部門の方針

上司とその上司・・・と関連する部門の同じ層・・・で話して、「僕も含めて、影響を受ける人の既存プロジェクトをどうするのか」が話し合われたようで、結果発表。
状況的に、全て丸く収まる策があるはずもなく。

  • 少なくともサインすると赤紙から2週間で社内リソースにアクセスできなくなる(3/16の朝か)ので、最長でも仕事はそこまで

    • 引き渡せるもの(プライマリが2名体制で実施しているなど)は早期に引き渡す。

    • 引き渡せないものは、できるところまで実施するが、一旦デリバリを中断し、体制が整ってから再開することにしてお客様にごめんなさいする

というのが結論だったようで、まぁ、そうなるよね。100%越えて稼働しているチームで、分散してカバーっつっても複数人影響受けてるし。。。無理に回しても、「切っても大丈夫だった」という結論に見えかねないだろうし、第二波で同じようなことがないようにするには・・・お客様には申し訳ないけど。

一応、提供予定だったワークショップは動画にして残すなど、自分もできることはやりますが、その後は、ファイルにアクセスできなくなるので・・・仕方ない、残った人、ごめんなさい。。。と思いながら
涙を堪えながら(嘘です。泣くほど感極まった感じでもないですが、名残惜しく感じながら)作業をしてましたね。この時期。

そんなことになった様子。じゃぁ、そろそろステータスもちゃんと変えて、本格的に転職活動しましょうかね。。。転職活動は、ITレイオフメモに入れても大丈夫かな。。。

あ、ちなみにこれを書いている時点で、一応オファーもらえそうな状況にはなってきています。
継続の転職活動日記は、また別途次回に。。。







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