外資系ITレイオフメモ-4

これは、何回目まで行くかな。転職後のメモが始まるまで続くのかな。過去履歴を一応貼っておきます。

本日は、3月中旬までの現職の引き渡しの際の悲喜交々(というか淡々と、ですが思ったこと)と、転職活動への段階的なシフトについて、ですかね。

[ 3/7-3/14] 現職の引渡しと、退職合意のサイン

引き渡し・引き継ぎ


前回のノートで書いたように、赤紙(影響受けたよ。早めにサインすればパッケージ弾むよ、のお知らせ)を受け取った時点では一切方向が見えていなかったものの、3/15( 早期サインの期限が、3/16朝までだったので)までには既存のデリバリーは一段落つけることになり、バタバタと対応に追われることに。
赤紙を受け取ったこと自体は、パッケージが手厚かったこともあったのと、外資系で、こういう事態を見るのが初めてではなかったので、ポジティブに受け止めていたものの、この対応はそこそこ気疲れしたかも。

赤紙受け取った時点で、(4月以降の対応予定については一旦省くとして)3つのデリバリー(仮にA社・B社・C社とする)に関与していたが:

お客様のうち、A社宛のデリバリーは、もう1人担当がいたため、どこかのタイミングで顧客に事情を伝え、2名体制から1名体制に変更することに
コチラは、週に2回程度の定例ミーティングをしていたが、3/10 のミーティングで事情を説明し、お詫びとともに、今後のプロジェクトの成功を遠巻きに祈ります、的なご挨拶をしたかな。まぁ、コチラは担当者がいたので、お詫びと言ってもお客様の温度感はさほど高くはなく、ただ、別部門の同じお客様担当のメンバーも影響を受けてしまったことと、残った同チームのメンバーにかかる負担は気掛かりではあった(とはいえ、自己都合でやめる場合と違って、サインせずにゴタゴタする、という選択をしたところで、状況が良くなるとは限らなかったので、本当に「スマン。でも、どうにもならん」という感じでした。

B社は、完全に1人体制で実施していた、中長期のエンゲージだったので、一旦対応をペンディングし、後続が決まってからの対応とすることとし、顧客現場には上司と僕が。顧客の部門長には、上司とさらに上が事情を説明しお詫びすることに。
コチラも、幸い直前まで実施していたリリース予定が諸事情(お客様側の都合)にて4月にずれ込んでいたこともあり、現場では(おそらく、嫌な空気は流れたのでは、とは思いますが)さほど温度感は高くなく、労いの言葉を頂けたと思う。
(その後、上司・・・元上司・・・と対話した際に、お客様の上長層はかなりご立腹だったようだ、という話を耳にしたが、それは・・・まぁ、当然だよね。デリバリー中の人が仕事続けられないように采配する以上仕方ない。気の毒なのは、その判断に全く関与できなかった、日本チームの上層部が頭を下げることになったことかな、と個人的には思いました)

C社は、自分がメインで、もう一人のパートナーから出向してきたメンバーに仕事を振るような形で進めていたものの、「ここから先は僕が」という状況似合ったため、突然その人に振ることも現実的ではなく、結果的に、キリのいいところまでなんとかデリバリー。補助資料として、デモなどの動画を納品した上で、その後の動画では賄えない部分については、一旦スケジュールを見直して、後任をアサインしてからデリバリー再開、とすることとした。

これも・・・どうだろう。長期ならまだしも、3ヶ月程度のデリバリーで途中で線が途切れるような対応にならざるを得ない措置を取らないといけない状況って、その後の取引に影響がありそうなものだけど。。。

結果的に、3/15ギリギリまでこのC社の対応には追われたのかな。とても個人的には面白く、着地点を楽しみにしていた案件でもあったのですが。。。最後のオンラインのワークショップ( Teams)は、多少自分らしくなく、感傷的な気持ちで話していた気がします。。。

ちなみに、赤紙へのサインについては、3/10かな。。。僕にとって最後のチームディナーの翌日の朝に実施した。オフィスへの出勤の可否渡河についての条項があって、「サインしといてオフィスに来たらあかん。。。約束違反なので、パッケージは支払われない・・・」的なことを言われると厳しいな。。。と思った(実際、そんなことする会社ではない、という期待値はあったけど、まぁ同意したらその文面に書いてあることは遵守するべきなので)ので。

オフィス近くで実施したチームディナーも、名残惜しい気持ちと、申し訳ない気持ちと、「とはいえ、どうにもならんから、楽しくおしゃべりしましょ」な気持ちが入り混じっていたし、帰り道は少し寂しい気もしたけど、内心で「よし。あすからは本格的に次探そう」と考え始めていた・・・気がする。

[3/10 - 転職活動に本気になる]

書類選考に進める際に考えていたこと

転職、なのか、就職なのかはさておき。。。
もう、サインして去ることは3/2時点で決めていたものの、サインするまでは「サインしないでいたらどうなるかをドキドキしながらまつ」という選択肢もあったのですが、サインしたので、本格的に書類選考に進めることに。
そこまでも、エージェントやTA経由で企業当てにレジュメを出したりはしたことはあるんだけど、あくまで「カジュアルに、会社やロールの説明を受けたりする」という目的で、応募には至っていなかったのですが、辞める意思表示(やめることへの合意??)をしたので、徐々に正式に応募することに。
応募先を考える際の基準としては:

  • 現在までのキャリアをひろげる(職種であったり、IT業界の中でもインフラ技術中心立ったところから、コンサル中心の企業、SaaSや自動化などへの展開)

  • 企業としても、強みを持ちつつ、それを拡張していくことを積極的に実施しており、その拡張に自分の能力を評価してもらえそうな企業

  • 給与レンジが著しく乖離していないポジション(ここは、カジュアルディスカッションとかで割とオープンに教えてもらえた)

幸い、3月1週目から実施したカジュアルディスカッション行脚にて、そこそこ情報も集まっていたし、企業のTA様からもお声がけがあったので、その中から条件に当てはまりそうな企業・ポジションを中心に書類を出していった。


どんな感じだったかの大まかな所感(途中経過ではありつつ)

ちなみに、現在エージェントとして活動されている、かつての上司とも相談して、並行で進める数も調整した。

「現職での対応に追われながらだと、面接のために使える時間も限られるので、3-X社(一桁)くらいに絞りながら、NGだったら次にいく、という対応がよい」(年齢的に、書類で落とされることもあるかもしれないしね・・と釘を刺されました)

という話もあったものの

「とはいえ、今回は時間はある程度あるので、興味のあるところには書類を出して、話を聞いてみるのも良いかもしれないね(書類で落とされることもあるかもしれないし・・・アゲイン)。」


的な話もいただき、「せっかくだから、色々な縁を辿りに行こう」と思うに至りました。結果

行ってみたいところ、声を早くにかけていただいたところを中心に 3/10 -3/14くらいまでに書類を出していくことになります。

その間にエージェントの方から別の切り口の提案を受けて少し追加したのと、翌週にビズリーチ枠からも一個書類は出したかな。。。

直接お声がけいただいたものは、明らかに僕の特性と合っていないものはのぞいて検討しつつ、上の「選択の際のポイント」となるフィルターをかけ

最終的に(3月中全体で)書類選考にトライしたのは十数社(10社を同時並行の上限として、リジェクトされたり、面接で「違うな」と感じて応募を引き下げたものなどが出てきたら追加していった感じです)で、

  • 書類選考でNGとなった:3社(うち2社は、特定のエージェントが「先方も興味を持ったようなので、どうですか?」と言われて、少し畑違いな業界に手を出した結果、NGとなったような次第で、「…だよね~??レジュメ見せて興味持ったと言われたのに、同じレジュメで書類選考で落ちるって、どういう状況??」としか思えなかったのですが、選考落ちには違いない。)

  • 面接手配、スケジュール調整に手間が係り、いまだに最終面接に至れていない: 2社(うち1社は4次面接まであるから、というのもありますが)

  • コチラから応募を引き下げたもの:2社

  • 面接で落ちた:3社

  • 残り(X社)が内定・もしくは最終の結果待ち

別途、どこかでそれぞれのエントリについて(社名は伏せつつ)書けたら、と思いますが、傾向として、僕が「マッチ度高いかな?」と思ったところはやはり軒並み反応が早く、面接のセットもスムースに行ったのだが、一番最初に書類を提出したA社はかなりモタついたりもした。
こういう状況はもう、「巡り合わせやタイミングの問題もあるわいな」とは思いつつ、書類選考が2週間も終わらないとそこそこ「うーん。先に進んでも難しいかもな」とも思うし、精神的にもラブレターの返事がなかなかもらえないようなもんで、ちょっとメゲタ(繊細アピール)し、応募した各社の予定の調整も難しかったです

まぁ、そこは最初から「一番にオファーくれた企業に10 pts、2番目を<X-1>…」(例)「待遇面で、一番良かったオファーに 5 pts…次点…」「ワークスタイルが一番あっている企業に…」的に確認して、最初にオファーくれた企業を最優先にしつつ、他の要素も含めて選べたら後悔がないかな。。。とか思っていたので、精神的なところは割り切るしかなかったものの、企業によって傾向があって面白かったです。
傾向として、「書類選考後のご連絡が早めに来ている企業は、進みは早い」というのは事実でした。少なくとも今回の活動では。

すでに、本エントリーを書いている今週は、いくつかはオファーがテーブルに乗ってくる予定ではあり、多分、次のエントリを書く頃にはある程度条件が出揃って選択しているか、次のウェーブに移る(もう少し別の会社を探す)という結論になってると思うんですが、一旦、退職することが確定して、就職活動が本格化した頃を、記憶が劣化する前に書いて、エントリを閉じたいと思います。
ちなみに、明日もオファー面談があるので、ワクワクしながらオファーを待ちますが、ガッカリしたら、触れないかも。。。しれません(条件とか、新しい材料が出てきちゃって、思ってたのと違った・・・とか)。
さてさて。どうなりますかね。


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