4月5日 だったもの

朝、何時に起きただろうか。そういえばと思ってインカメラで自分の顔を見てみたら四角い。抜いたのは1本だけなので、片側だけ四角い。バンもんの汐りんが腫れてたのと同じように四角い。

朝ごはん。今日からご飯も復活。フタを開けるとペースト状のおかずたち。柔らか食事と聞いていたので、原型を留めてるイメージだったけど、そりゃそうか。食べ始めると、口内の腫れのせいで歯と歯が当たらないから噛まずに飲み込むしかない。そりゃこのペースト上のしか食べれんわ。
食べ物はなんでも楽しむぞという気持ちだったけど、結構キツい。要因は3つくらいある気がする。書いてみたものの、3つの分け方がしっくりきてないけどまぁいいや。
1つ目、味そのもの。ペースト状になっていると、えぐみが強調される。緑黄色野菜系が結構ワイルドな味になる。
2つ目、形状。結構食感が好きなタイプなので食感がないのはつらい。あと、全体が均一になっていることで、変化がないこともしんどい。逆に、晩ごはんのふろふき大根が、大根ペーストと味噌ペーストが分かれていたのはホントに嬉しかった。(しかも味噌から柚子の風味!)
3つ目、心理的なもの。かぼちゃみたいに、通常時も裏漉しされたものを食べる機会があるものはそんなに抵抗感がない。でも、そうでないものは料理名のあとに(だったもの)と読めてしまう。キャベツのお浸し(だったもの)のように。料理名がポタージュとかだったら、また違って食べれる気がする。料理のバリエーションはいいから、ペースト状でも違和感がないものがいいなと思った。
朝ごはんが結構キツかったので、昼ごはんが運ばれてくる時にテンションが下がった。ごはんでテンション下がるなんて。でも昼ごはんに入っていた、焼き魚はまぁまぁ美味しかった。味がしっかりしていたからと、ペーストではなく身の舌触りが残っていたからだと思う。夜ご飯の煮魚も舌触りが残っていたのでよかった。
あと、何年ぶりかに牛乳飲んだけど、牛乳美味いな。

朝イチに検診。全然血が止まらないことを伝える。血が溜まらないようにチューブを入れているからそういうもんらしい。そういうもんと知ると安心する一方で、血を吐き続けてる不快さは変わらない。
その後X線を撮って、今日やることは大体完了。時間はたくさんあるけど、やる気が起きない。熱もちょっとある。ラジオを聴いて過ごす。玉さんと外山さんの軽妙なやりとりが今はちょうどいい。
こだまさんの塩で揉むを少し読んだ。吹き出しそうになる。こだまさんの病室に比べれば、自分がいる病室なんてかわいいもんだ。

日記を書く気にもならず、9時の消灯の前から寝た。

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