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近年の児童書その他

 僕は書店に行くと、児童書のコーナーに行くのが好きだったりする。何故かというと、小学生の頃に『西遊記』を読み、簡略化されたものではなくしっかりした分厚い「本物」へと導かれたからだ。中学時代は翻訳されたものを児童書含め、あらゆる『西遊記』と関連研究の書物へ読みふけった。中国文学者の某氏へファンレターを書いて、絶版になった研究の文庫をいただいたりもした。そのために文学で博士課程まで進んだのだが、閑話休題。

 古典作品を読みやすくしたものだけではなく、最近ではライトノベルを子供向けにしたものなども出ている。元々、「ぼくら」シリーズや「ズッコケ三人組」など、主に子供向けとされた作品群も多い。しかし今回言いたいのはそこではなく、How toなどの書籍だ。

 今になってやっと復刊されつつある、「よりみちパン!セ」シリーズを見かけたときには胸躍ったものである。Wikipediaには「ヤングアダルト向けのサブカルチャー的な『教養書』の叢書」とあり、2004年から発刊されていた。『いのちの食べかた』『日本という国』『おばあちゃんが、ぼけた。』『前略、離婚を決めました』など、タイトルを見ていただければ分かるように、新書をよりライトにしたものだと思っていいだろう。こういった書籍のシリーズが出ることは、子供にとってだけでなく、大人のためにもなる。新書よりも分かりやすく説明されているので、児童書から知識を得る手段ができたという喜びがあった。

 どういったタイトルかは忘れてしまったが、「友達との付き合い方」といった本も書店で手にした。「友達との距離感」「喧嘩してしまったとき」「意見が違うときはどうしたらいいか」など、学校に通う前に読ませて全く損はないものであり、また喧嘩っ早い大人にも読ませたいものであった。もし題名の分かる方がいらっしゃったら教えてください。

 「ちくまプリマー」の新書のシリーズも、割とそれにちかしい存在ではないかと思う。インプットとアウトプットを均等にするためにも、他にも児童書で知らない分野の本があれば、是非買って読み漁りたいものである。おすすめのシリーズや出版社などがあればお伝えくださると幸いです。

♡やサポートなどして頂けたら欣喜猫躍します。リアクションへのお礼画像は時々、不定期に入れ替える予定です。(/ΦωΦ)/