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【夏休み10日目】月経がコントロールできる幸せ

ピルを服用し始めて半年ぐらい経つ。
もちろん副作用のリスクもあるが、私はピルで人生いい方に変わったと思う。

月経とは私にとって、体調も感情も生活リズムも何もかもを最悪にする吐血モンスターである。腹は痛むし頭痛もするし、眠いし食欲も増す上に超イライラする。
特に眠気がすごくて、一日中横になっていたいという日が2、3日続く。
自分は肉体を持つ動物なのだと思い知らされる感じがする。

月に一度必ず大風邪をひくと約束されているみたいな感覚で、だいたい普通の生活に戻るまで一週間こいつに捧げることになる。
一度来れば終わるまで意識は月経で支配されるし、多かれ少なかれ痛みで絶対に苦しむことになる。
それがいつ来るか正確に分からないなんて恐怖でしかない。

このモンスターをコントロールできるというのは思った以上に快適である。

ピルのおかげで旅行や大事な予定にかぶらなくなったし、週末に来るようにしてゆっくり過ごそうとか予定が組めるのが嬉しい。
一週間捧げることになるのに変わりはないが、計画立てぞうの異名(自称)を持つ私にとって、”イレギュラーにペースを乱されない”というのは精神衛生上ものすごく良い。

あと経血の量と痛みが少し減って、”軽くなった”。
これもすごく嬉しい。手があんまり血まみれにならない。それでもなお二日目は家で寝ていたいのだが、身体が楽になってほんとうに助かる。

ドイツの病院ははちゃめちゃに待たされるので行くのが億劫だが、少なくとも行きつけの婦人科を持っておくのもいいことだと思う。ピルはすんなり出してもらえる。


日本でもピルを1ヶ月服用してみたことがあるが、「生理を管理したいし軽くなるならいいなと思って」みたいな理由を述べたら、妙齢の女医に「もっと重い人だっている」とか説教されたし(知ったこっちゃねえ) 、副作用で吐き気が止まらなくて最悪だったのも覚えている。

日本で婦人科に行く場合はある程度大きい、若い女医がいるところをオススメする。あとピルの服用は、空腹である可能性が低いので夜がいいと思う。寝る前とか。

副作用もあるし合わない人はマジで合わないと聞くので、軽々しく服用を勧めることはできないが、煩わしさを感じている人には一度検討してみてほしいと思う。

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