日記_2023/6/10香川

画像1 事の発端はバンドの新ツアーの最速先行の当落発表日。一番欲しかったチケットは取れたので以降どこを狙うか相談。四国土曜日、少し興味がある。「香川はコリちゃん迷いぽかったから出しました。当たってます」「ほんと?行く!!!」決まり。
画像2 「今後どれだけ生きることになっても四国への用事は自然発生しない気がする」との謎理論のもと、「ふぬ!」とやる気を出して四国の土地を踏もうと長らく思っていた。きっかけは自分で作るしかない。海辺のカフカの主人公が家出して図書館で暮らすようになった土地であったことも、四国へ行きたいと思ったきっかけの一つだったかもしれない。9番乗り場までの駅は、その地方の主要な駅にしては小ぶりに感じた。
画像3 【朝食】バターうどん、好きな天ぷらはナス、理由は油を吸うので。美味しい。壁3面にここを訪れた方のサインが飾ってあった、多分有名店。並んでいたけれども回転率がよくスムーズにいただきます。ごちそうさまでした。
画像4 後の予定が決まっており、到着時点で出発予定時刻まで15分もなかった景勝地。じゃんけんして私が勝ったら10分で回る、同行者が勝ったら入るのを諦めて去る。私が勝って、ギリギリ滞在時間10分程度で見てきた橋。
画像5 10:00乗船。楽園は近いぞ。離島に行くのは初めての経験。このあと離島の定義とは何か考えることになる。『国土交通省は、北海道・本州・四国・九州を除く島を「離島」としている』らしい。一日に数本の船によってしか出入りできない文字通りの孤島。
画像6 猫のいる島。ここが楽園?
画像7 猫可愛い。という気持ちの反面、どこへ行くにも狭く険しい坂を一歩ずつ進むしかない土地柄も相まって、ぐったりしているようにも見えてしまった。
画像8 島民が「ちょび髭」という名前を教えてくれた猫。
画像9 お手元がとても上品。
画像10 日頃家から出ない私には苦しい高低差だらけの土地。階段を上って
画像11 後ろをつけていくよ
画像12 欠伸。こんな路地を歩きながら、この島の人々はここでどのように時間を過ごしているのだろう、私たちが大好きな「音楽を楽しむ時間」はあるだろうか、ゲームやインターネットやら、ないわけはなかろうがどうにも垣間見た暮らしに紐づかなかった。中学校の隣には小さな「教員用宿舎」があった。一体何人の生徒に教えているのだろう。
画像13 時間内に回れそうな場所は歩ききって港。開いているのかいないのかわからないような飲食店はいくつか見かけたが、何もない。コンビニもない。帰りの船までの過ごし方がどうにも難しい。とりあえず、一度地面について猫をなで回した手を公民館みたいな、ここでは数少ない公共の建物で洗わせてもらった。
画像14 が、再び猫を見つけたので
画像15 すぐに座り込んでしまう。猫可愛い~!!!やはり少し覇気が足りないのよ。なので、覇気がない猫にはアンチ・トレンディ・クラブを聴かせてあげました。美しいこそがトレンディ。逃げないのがすごい。君たち聴覚が発達しているのではなかったの?別の曲を聴かせたらするっと逃げていった。曲目は伏せておきます。
画像16 逃げられたので別の猫。肉球。とても愛らしい。この猫は、左側面にハートの模様があったのに、素敵な模様を隠し込んで横になるのが好きみたいだった。
画像17 12:57船に乗り込む。ばいばい。もう少しただの景色の写真も撮っておけばよかったな。
画像18 【昼食】本島に帰着。おろしうどん。朝もそうだったけれども、うどんをオーダーすると汁なしのうどんと一緒に醤油さしを渡されるスタイル。初経験、そもそもうどんに醤油の発想がなかった。美味しい。コシがあって噛み切れないので一度に複数本の麺を口に入れてはいけない、学び。
画像19 【おやつ】肉うどん。昼食のお店を出て、「もう一玉食べたくない?」とお店を調べる。3食合わせても昨日食べたミルフィーユ1個より安いよ。コスパがすごい。けれども味も良い。ヤッター!
画像20 駅に帰る道中。高松には、日本に8箇所しかない高等裁判所がある。東名阪、仙台、札幌、福岡、広島、そして高松。小学生か中学生の頃に教わってなぜか心に残っていた都市。私の中では、数少ない機関が設置されている香川県は、この一帯では一番偉い土地だ。
画像21 さようなら高松市。2両編成に乗り込む。座席が窓際に張り付いているのではなくボックス席っぽくなっている電車って自分の住んでいるところではあまり馴染みがない。でも田舎電車というわけではないのだよね。関西の都市圏でも乗ったことがある。
画像22 そんなこんなで電車に揺られて1時間半弱。通路側の席に座って話し込んでいたのであまり窓の外は眺めまわさなかったが、普遍的な田舎風景が広がっていたはず。ずっとかんのんじと読んでいたかんおんじに到着。愛媛まで行けるのね。なるほど。
画像23 目的地。この前に見たのが10倍くらいのお客さんを収容できるアリーナだったので、小さく感じた。小さなステージから光が溢れる、熱が迸る。演者が楽しそうで、楽しい公演でした。ユニゾンとれもちゃん、私をこんなところまで連れてきてくれてありがとう。来てよかったです。散々猫が可愛いと言いましたが、この一日に見かけた数多ある命の中で一番かわいかったのは可愛い曲を歌う田淵智也さん。(終)

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