■いけないfool logic(NP next)ラジオ出演まとめ

敬称略 SOL10/4以外あると思っている


school of lock

9/13 きみのもとへ
Q: どうやったらギターが上達しますか
A: 上達するというか、人を動かすのは人となり。なるべくギターを触っている時間を長くする。熱が冷めないうちに打てるように、例えばソファに座ってテレビを見る習慣があるならばソファから3歩以内くらいのところにギタースタンドを置いておく。ギターがきみのもとへ行きたがっていると思って聴いてください

9/20 きみはともだち
Q: 親知らずが痛くてご飯も食べられない
A: 大人になると細かいことに詳しい人がいて、人から好かれたり仕事になったりすることがある。歯が痛い人がいる時に話題を提供できるように歯が痛くても食べられるものとか、柔らかいご飯と合うおかずを追求して友達を増やそう

9/27 シャンデリア・ワルツ
Q: 夢を追って韓国に留学してしまう友達がいて寂しいです
A: 美しい友情だと思います。友達って何なんだろう。貴重な時間を一緒に過ごした友達って会わなくなる人の方が多い。貴重な時間を一緒に過ごした経験があれば、何年経っても再開した時にその時の気持ちに戻れる。今後出会いと別れを繰り返す中で一生ものの、濃密な時間を過ごせる友達との出会いをしていってほしい。

10/3 fm青森 ラジmott!(斎藤)

(いけない fool logic)
去年ツアーで青森クォーターでライブをやったんですけどライブ公演が終わってご飯食べるところないかなって一人で探してふらふらしているときにものすごい眩しい流れ星を見まして、物心ついてから一番はっきりと流れ星を見たかもしれないと思って、それだけで一、二曲書けそうなくらい感動したのを覚えています。
新曲リリースしました。非常にハッピーでにぎやかでアニメの作品としては割とシリアスだったりもするんですけど、明るい気持ちでまずマインドセットしてもらって作品を楽しんで欲しいという思いで。UNISON SQUARE GARDENらしいっちゃらしいけど、今まであまりやってこなかった、大団円感が楽しめる曲になっています。

10/3 fm福岡 あにぺろ(斎藤コメント)
思い出の漫画:HUNTER×HUNTER。中学生の頃にHUNTER×HUNTERと出会ってから僕の中のナンバーワン漫画はずっと揺るがないんですけど。いまだに飲食店で水が出るとそこに手を探して水見式と呼ばれる自分の念動力を確かめるのをこっそりやってますね。今年で38になるんですけど、それで水の味が変わるんじゃないかとか、水が増えるんじゃないかと。ちょっと甘くなったような気がするなんて言う遊びを普段から一人でやっているくらいにはHUNTER×HUNTERで育ってきました。
新曲リリース。バンド史上一番と言っていいくらいにハッピーな楽曲になっています。3人以外の楽器もふんだんに、3人の楽器もしっかり鳴っている。すごく気に入っている楽曲です。
ツアー、折り返し公演と言えばいいんですかね、2周目です。

10/4 STVラジオ 午後のSラジ(仮) (斎藤)

北海道で訪れたい場所、ありすぎて悩んでしょうがないんですが、今の気分だと帯広で豚丼を食べたいですかね。豚丼本当になんであんなに美味しいのか。次点は函館とか小樽でお寿司を食べたい。さらに3位はロケーションの綺麗なところでサウナに入りたいです。北海道は本当に魅力的な場所が多くて大好きな街です。
UNISON SQUARE GARDEN流午後を元気にスタートする方法。大きい声を出すと元気に鳴るのは歌ってると思う。何か思い思いのことを人目を気にせず「今日は5時に帰るぞー!」とか、「夜ご飯はカレーを食べたい!」とか言ってみるといいんじゃないですかね。意外と周りの人も笑ってくれるかもしれない。
新曲。バンド史上最高にハッピー、華やか。その楽器たちもお互いに譲り合うのではなくてせめぎ合う感じで鳴っていて、UNISON SQUARE GARDENらしくバチバチな、でもハッピーな不思議な曲です。

10/4 fm山形 rhythm station レコメンド!(斎藤)

ライブのリハーサルの時に山形に親族がいる人が「山形からさくらんぼが送られてきた」と言ってケータリングにさくらんぼを大量に置いてくれたんですけどびっくりするくらい美味しかったです。山形以外のさくらんぼを食べたことがないかもしれないけど、とっても美味しいので胸を張ってください。
新曲。管楽器、カルテットの弦楽器が3人と拮抗した音の作り方となっていてそのわちゃわちゃ感が楽曲の華やかさを引き立てている。メロディーもハッピーで歌詞もちょっと土臭くもすごくハッピーで洗練されている僕も気に入っている曲です。

10/5 IBCラジオ 音楽のハコ(斎藤)

僕割と物心ついたときくらいから音楽とお笑いが好きで、お笑いはラーメンズっていうコンビがすごく好きだったんですけど。岩で出来た手の岩手というネタがあるんですけど、それがめちゃくちゃに好きで、岩手ってその面白いやつだってイメージが強いですね。是非YouTubeなどで見てみてはいかがでしょうか。
とにかく楽しい楽曲。3人以外の楽器も華やかにキワキワに攻めてくれて、衝突しているのにピースフルになっていて、不思議な曲になったなと思っています。
いけないfool logic
シュガーソングとビターステップ

10/5 fm FUJI Bumpy(斎藤)

(シュガー)
夕方17時過ぎ、仕事や家事勉強などもう少し頑張りたいときに僕がよくすること。先に言っておくとあまり参考にしない方がいいと思いますが、僕はギリギリまでサボって今やらないと本当に終わるというところまでサボって、締切の力を使って何かをするっていう風に自分の中でスケジュールを組むことが多いかもしれないですね。これをやらないと明日誰かに怒られるとか、これをやらないと社会的に信用を失うという恐怖が自分の中でパワーになることが多いので何となく自分でこの日にこれをならないと終わると頭の中で決めておくと、もうどうしよっかなやるかなやらないかなではなくてやらないとダメというシチュエーションが自分を奮い立たせてくれると思うので。あまり参考にならないかもしれないですが僕のルーティーンでした。
音数も多いですし、誰かを思って譲るというよりは主張し合うことで自分も輝くし楽曲が彩られる。そういう成り立ちの曲になっています。そういう雰囲気が歌詞やメロディーを強調してくれています。

10/5 FM滋賀 キャッチ!(斎藤)

質問をいただいています。この秋にキャッチしたいものやこと。ものでも情報でもOKです。今年で38歳になってバンドもUNISON SQUARE GARDEN始めて19年目になって中堅に腰までどっしり浸かり始めている。年上の立場としていろんな現場やライブにお邪魔させてもらうことが増えて、ちょっとやらしい話ですけど、差し入れを持って行ったほうがいいだろうな大人としてという機会が出てきていつも悩むんですよね。何を持って行ったらいいかな、これは自分はあげたいけど相手にとっては荷物が増えるだけかもしれないな、この食べ物あの人嫌いかもしれないなと色々考えてしまう。最強のこれ買っておけば大丈夫という差し入れを知りたいなとそういうことを考えています。
主張し合っていることで逆に調和している不思議なバランスの曲。

10/6 SOUND SPLASH(斎藤)

(シュガー)
新潟といえば度々話しているんですけどうちの父の地元なので結構ゆかりがあって、子供の頃に笹団子食べてこれ美味しいと言ったら親戚が毎年鬼のように笹団子を送りつけてきたり、お米も美味しいと言ったら家に大量に届くようになったり。いい意味で言えばすごく暖かい人柄の親戚に恵まれて新潟は思い入れの深い街ですね。
質問、最近一番笑ったこと。お笑い芸人のキュウという二人組がいるんですけど、先日公演に行かせてもらった時に涙が出ました。笑いすぎて。単純に面白かったのもそうですし、一度笑い始めると箸が転げるだけで面白いぐらいな体にさせられてしまって、そこからすごく笑って笑って、込み上げてくるような笑いが続きましたね。力技ではなく緻密な計算で成り立ったお笑いだったので、後から思い返してもあれすごく面白かったなと思う素晴らしいライブでした。M1ももう直ぐ始まりますけど、キュウの二人を心から応援しています。
ハッピーでにぎやかで、でもよく読み解いてみるとちょっと土臭さや切なさもあって、そこのいいバランスの不思議な感じがこの曲の魅力だと思います。

10/6 文化放送 内田理央のレコメン!FRIDAY(斎藤)

(オリオン→いけロジ→カオス)
新曲リリースいたしました。バンド史上一番ハッピー、賑やか。どれもすごく躍動していて自己主張が激しくて、でもどの楽器も負けていない。早速リスナーの皆様にもお聞きいただきたいのですが、内田さんはゾンビが好きでゾンビが現れた時の対処方法を考えているそうですが、僕もどちらかというとゾンビが好きです。街中の人がみんなゾンビになったらどうしようかという妄想を何度かしたことがあるんですけど、対処法って言えるかどうかわからないですけど、結局理性を持ったまま逃げても逃げても終わりがないと思うんですよね。いかにかっこよく散るかということで、僕の一番の理想は親友なり家族なりがゾンビになってしまって、その人に追い詰められて、親友もしくは家族をやっつけないと自分がゾンビになってしまうという瀬戸際でそっと目を閉じて命を差し出すのが一番かっこいいと思っていますがいかがでしょうか。今度内田さんの理想を聞かせてください。

10/6 RAB青森放送 らじ丸にっち!(斎藤)

いけないfool logic
新曲リリースしました。楽しいだけじゃなくて楽器同士も渦巻いているし、楽曲もいわゆるジェットコースターみたいなあっち行ってこっち行ってどこ行っちゃうんだろうみたいなスリルも含めていい曲ができたと思っているのでぜひ聴いてみてください。
小学生のころだったかな、社会の勉強で青森でねぶた祭りって結びつける時に先生が上の尖ってるところ、UFOキャッチャーみたいな形をしているじゃないですか。尖っているところの間で豚が寝れるようになってるんだよって教えてくれたことがいまだに記憶に残っているんですが地元の方もそういう風に考えるんですかね、是非わかる方教えてください。

10/9 FM沖縄 オキアニ!(斎藤)

(いけないfool logic)
今年の甲子園を見ておりました。沖縄商学の皆さんの活躍が胸を打ったんですけど特にピッチャーの〜さんすごいですね、しかもプロになるということで今後も見守りたいです。親心じゃないですけど、甲子園の頃からこの人いいなと思っている選手のことは贔屓目に見てしまいますね。今後ファンたちにどんな感動を与えていくのかこれからも見守っていきたいなと思います。
新曲。3人以外の楽器も入ってバチバチにせめぎ合って、お互いがお互いを不思議に引き立て合う楽曲になっています。
沖縄はちょっと特別な気持ちになりますね。開放的になれるというか、日本ではあるんだけど旅行に行った気持ちになったりとか、UNISON SQUARE GARDENの音楽を楽しみにしてくれている人たちに時間をかけていく分届けに行きがいがあると言うと烏滸がましいですけど、思いながら演奏できるのは特別な思いがあります。

10/9 広島FM SUNMALL LIKE ON RADIO(斎藤)

オリオンをなぞる
(カオスが極まる)
テーマ・流れ星見たことある?
僕はあります。ほとんどの人見たことあるんじゃないですかね。僕の中で一番うわぁと思った流れ星は去年のツアーで青森県のライブを終えてなんかご飯食べようと思ってうろうろしていたときに、暗かったのもあるし海の上の方がしっかり見えるのかな?流れ星が擬音で言うとゴゴゴゴゴゴみたいな感じでものすごい輝きを持って衝撃感があって。燃え尽きるところまではっきり肉眼で見えて、願い事言ってるどころじゃなくてびっくりしちゃって、また見たいなと思いました。
新曲、ハッピーで新婚にもぴったり。結婚式ってもうやったのかな?もしまだだったら流してもらったらいかがでしょう。歌ってもらっても大丈夫です。

10/9 FM802 HOLIDAY SPECIAL(斎藤)

2023年秋を楽しく健やかに楽しむためのハートフルボイスをお届けします。
秋といえば食欲の秋ですのでまず食について。僕が一番好きな秋の味覚は銀杏ですね。よく歳をとると味覚が変わると言われていますけれども、僕小さい頃から銀杏とか茗荷とかお寿司だったらこはだとかおっさんくさいものがずっと好きで。子供の頃は銀杏食べすぎると逆によくない、パワフルすぎるからなんて言われて、母親からは歳の数までしか銀杏食べちゃいけないなんて言われて制限されてましたけど、今は38粒食べられるから大人ってサイコーだなと思いますけど。
心と体を元気に日々の生活で実践していることなんですけど、まさか自分がハマるとはと思っていたんですけど、サウナ。熱高く色んな人に勧められてなんか怖いと思っていたんですけど、本当に毎日と言っていいくらい行っていますね。なんか、すごくその日深く眠れるとか、肌艶が良くなるとか、あとは汗かくって無条件に気持ちいいですからね。うん。実はサウナにハマったきっかけっていうのも、大阪のフェスの日に泊まったホテルにサウナがついてた。とりあえず行かないのも勿体無いから行ってみるか、って行って、2セットくらいしてからライブに出たら気持ちよくて調子が良かったのでそれから行き始めて、そこからどっぷりハマりました。

10/9 TBCラジオ GoGoはみみこい ラジオな気分(斎藤)

シュガーソングとビターステップ
『透明感に溢れながらも個性的なトゲを持つ』
この秋やりたいことなんですけど、やっぱり旬のものを食べるっていつでもできるし来年でいいやと先延ばしにしているとずっとできないので、秋刀魚を食べたいですね。ここ数年食べていないので。あとですね、僕6月末が誕生日で蟹座なんですけど、その時に蟹座の友達と蟹を食べる、クラブ・クラブと名乗って蟹を食べたんです。蟹も季節によって結構違うみたいで、夏の蟹はもう食べたのでまたクラブ・クラブで秋の蟹を食べに行きたいと思っています。
新曲。これまでのUNISON SQUARE GARDENがやってこなかったような、3人以外の楽器もキワキワな。ツアー2周目、アルバム曲中心になるけれども、恐らく新曲もやりますのでぜひ来てください。年末は夢メッセ宮城にも来ます。

10/9 FM NORTH WAVE KAT'S IN THE MORNING(斎藤)

19枚目のシングルをリリースしました。非常にバンド史上一番と言っていいくらいにハッピーな曲になりました。弦楽器、管楽器、ピアノ、オルガンが3人に音を当てに行く感じで楽曲の華やかさを引き立ててくれています。もちろん3人の演奏も〜していますし、そういう華やかさによって核となるメロディー、言葉っていうのがまた輝くというバランスの曲になっています。ツアー北海道は11/9。
以上、UNISON SQUARE GARDEN斎藤宏介でした。いってらっしゃい。

10/10 北海道 ラジグル(田淵)

(kaleido proud fiesta)
学生に向けた番組、学生時代の話。文化祭実行委員をやっていて高三のときに運営補佐、タイムテーブルを作る人をやっていた。バンドのライブのタイムテーブルを取り仕切ってその年バンドが多くて、俺がやってるハイロウズのコピバンを学校が開く前にやるっていうイベントがありました。斎藤くんも来てくれました。斎藤くんは客としてね。凄く楽しかったです。
いけない fool logic

(カオスが極まる)
テレビアニメのop主題歌になっているんですけど、話はサスペンスだけどハッピーな楽曲でいいぜと話をもらった。僕らのバイオグラフィー的にバンドの曲はギターとベースとドラムが鳴っていればOKというセオリーがあるが、それをなしにしてブラス、ストリングス、何でもいいことにして楽しい曲になりました。
2023年の活動計画の全国ツアー2周目。新旧差はつけずいろんな曲をセレクトしてやっているので、楽しいライブになっていると思います。ライブハウスに来てください。
先生を舐める方がかっこいいという感性はダサいのでやめた方がいいと思います。先生は尊敬した方がいいと思います。
あまりに写実的な

10/10 fm秋田 MIX(田淵)

(スペースシャトル・ララバイ)
秋田はライブツアーで行くことが頻度的に少なく、非常に悔しい思いをしておりますが、私が好きなポッドキャストのオーバーザ・サンのパーソナリティー堀井美香さんというtbsアナウンサーが秋田出身で、秋田県人しか出ない番組が面白いですという、秋田のことを知ってるアピールをしました。いけないfool logic出ました。サブスクで配信、YouTubeで見られます。
秋田club swindleで久しぶりにやります。全国ツアー2周目、僕らは全国ツアーをやるだけの生き物なのでやっているんですけど、仙台に行くから秋田に行けない、青森に行くから秋田に行けないという、住んでいる人に貴賤はないのに非常に悔しい思いをして。久しぶりなので楽しみにしています。大変気合いは入っています。ロックバンドに来る人は少ないかもしれないけど、スマホから流れている音楽に限らずライブは行った方がいいと思います。UNISON SQUARE GARDENに限らず秋田club swindleにいっぱいかっこいいロックバンド来ていると思うので。
いけない fool logic

10/12 fm山形 RAMP.(田淵)

(夜な夜な)
UNISON SQUARE GARDENベーシストの田淵智也と申します。そろそろツアーが始まるんですけど、ライブやりますってラジオにお邪魔しているのに山形でライブをやらないっていう感じになってしまっていて今合わせる顔がない状態になっています。ラジオなんで顔を合わせないんでよかったです。よくはないですね。山形いつか行けたらいいなと思ってますね。番組テーマがみんなで作るプレイリストということで、プレイリストって誰でも作ることができますけど、僕らの20年前くらいのMDとかでマイベストを作る感覚なのかなって思ったりするんですけど。あとサブスクのいいところって大体の曲がある。作るんだったら売れなかったのがおかしい曲たちっていうマイベスト、自分の趣味全振りでこれ普通にもっとたくさんの人たちに聴かれたら指示されただろうという曲を。次から次へと新曲が世に送り出される中サブスクが出てきたことによりいつでも触れられるようになったのでそこにアクセスできるプレイリストがあったりするといいなと思っています。もちろん個人の趣味はみんなの趣味になるわけでもないのでやったところで広がるのかって話ではありますけど、そういうテーマで選ぶのは楽しいかなと思いました。
新曲。アニメもぜひ面白いので見てください。山形には行けないので申し訳ないんですけど、宮城、秋田と東北には行くので。バンド好きになったら絶対生で見た方がいいので。山形には昭和セッションってライブハウスがあるので、そこにロックバンドが来た際には必ず聴きに行くというのを趣味にしたらいいんじゃないですかね。

10/13 fm高知Hi-Six RADIO JAM(田淵)

(あまりに写実的な)
UNISON SQUARE GARDENは高知県でライブするのがめっちゃ好きってことで、何年か前のツアーなんですけど高知から始めさせてくださいとお願いしたらライブハウスの店長が等身大パネルを作ってくれました。UNISON SQUARE GARDENは高知が大好きです。
新曲。UNISON SQUARE GARDENのシングルの中では一番非常によくわからない楽器がいっぱい入っている。まあブラスだったりストリングスだったりロックバンドらしからぬ音がたくさん入って、それが綺麗にしていくのではなくかき混ぜていく感がある仕上がりになっていまして、アレンジとかインストがとてもかっこいいのでメロディーを作っている私としても非常に楽しかったなという制作でした。めちゃくちゃポップでいい曲なんで聴いてください。
ネクスト、2周目となる今年2回目の全国ツアーです。来ていただければ僕らがいかに高知が好きかわかっていただけると思います。ライブハウスの人に会うのも楽しみです。
高知に初めて行った時にいい街だなと思って、四国の中で本州と繋がっているところと一番遠いので元気がないのかなと思っていたら、めちゃくちゃ元気がある。酒飲むのも楽しいし感動するなと思っていたら僕が尊敬する南海キャンディーズの山里さんも高知が大好きで毎年イベントで行っていると知って嬉しかったですシンパシーを感じました。

10/13 NHK FM ミュージックライン(斎藤・田淵)

■今年4月にお越しいただいてから半年ぶりです。斎藤さんは今年3度目です。短いスパンでお迎えできて光栄です。
今年は全国ツアーを2本。1回のアルバムツアーで全部の曲を入れようとすると過去の曲を入れられないのでかっこいいセットリストにできないとのことでした。4月から7月のライブの手応えはいかがでしたか。
斎藤「気づけばですけどずっとUNISON SQUARE GARDENはUNISON SQUARE GARDENらしくみたいな型を意地になって守ってきていたのが、意地の部分が少しずつ取れてきて、普通にやれば普通にUNISON SQUARE GARDENのライブになって、観に来た人が爆発的に喜んでいる。普通感がいいツアーだったなと思います。自分達の音楽に浸れる感じもあって、楽しかったです。
■何が外れたんですかね
斎藤「経験値が増えてきたこととか、あまり意識はしていなかったですけど、コロナの中でお客さんが発声できない中でも何ら変わらずに普通にできちゃったことがプラスに働いているかなと思います」
田淵「ライブってとにかく最初の頃からライブやりたいって言って組んだのもあって、ただ楽しいだけであってほしいと思ってやって来ていて。キャリアというか10年前は1本のワンマンをやる時の肩肘の張り方とか使うエネルギーとか、too muchというか一本でへろへろだった。使命感とか責任感とかをセットで抱えていたからなのかなと振り返ると思うことがあって。そうなるとただ楽しいのとはずれてくる。期待を背負ってやる分仕方ない、責任があるけれども、今は使命感責任感でやるというよりも、ただ楽しいよねっていうをやるためにどうセットリストを組み立てるのかとか、どういうライブの展開にするかとか、どれくらいに終わらせるか、こっちの方がこっちに行けるのでは?という仮説が思いつきやすくなったし、実際にやってみた時の手応え、ただ楽しかったな、これでいいんだ、これのやり方ならいくらでもできますよという力の入りようがいい感じになってきたという実感があって。楽曲が育ってきたことと、僕らのキャリア、スキル的にも問題なくできるようになったのが大きいなと思っています。
■心身共に健やかにできているんですね
田淵「健やかですね。この年になるといかに健やかにできるかを考えてしまう」
斎藤「怪我をしないように演奏してね。昔のライブDVD見てたら田淵がベースを宙に放り投げたりしていてこんなことしてたんだってヒヤヒヤしちゃった」
田淵「危ないよ、暴力は良くない」
■5月のぴあアリーナ拝見させていただきました。めちゃかっこよくてバチバチで達人たちの妙技を見ているようでした。こんな素晴らしいものを見ないで生きてきたのマジでもったいなかったなって思いました。
田淵「嬉しいこと言ってくれるじゃない。公共の電波に乗せて。ありがとうございます」
斎藤「アリーナって正直言うとちょっとだけ苦手意識があったんですけど、ワンマンライブをやるには会場が大きすぎて音がぼわーッとしてしまって。いつものキュッとしてガッとしたUNISON SQUARE GARDENを作るのが難しいなと思っていたんですけど、今回のツアーは全くそれを感じなかったな」
■健やか具合が影響してたんですかね
斎藤「影響してたのかな、でも、個人的なこと言うと俺あの5日前くらいに風邪ひいちゃって。これ絶対治さなきゃいけないと思ってめちゃくちゃストイックに、大好きなお酒もやめたら、めちゃくちゃ健康になっちゃって。声が出る出る、ギターが吸い付く吸い付く。
■絶好調だったんですね。ライブで演奏してみてアルバムの曲への印象に変化はありました?
田淵「これどう化けるんだろうというのをあまり考えず、期待せずに曲を作っていたので。やっている感じもまあこんな感じだよなと。でも、それはバンドとしてやりたかったことなので。ライブでどう化けるとか聴いている人にどう届くかを考えて曲を作る時期でもなくなってきたというか、それこそただ好きで作っていたらライブでできちゃったみたいな方がいいなと思っていて。曲が育つのはどちらかというと1年、2年後くらい。最新アルバムだから当然やるよねという印象に今は収まっていると思うので。2年後、3年後になると「なんで今それやるの?」という使い方ができて、どういうはまり方ができるかとかをその時に実感できると思う。なのであまりライブでやるとどうなるかなというワクワクを持って作っていなかった。ネガティブな意味ではなくて。アルバムの作り方がそういう感じだったので、想定内かな」
■予告通りレアな曲も盛り込まれていましたが、セットリストを決めるのは田淵さんの担当ですか
田淵「はい。すいません」
斎藤「すいません、ハハハ」
田淵「前に出過ぎるのもと思いながら、照れがありますね、はい。『なんで今これやるの?』というのをどれだけプラスに転じるように仕掛けられるか。『何でこれやるの』ってイントロで思うと思うんですよ。それが大してプラスに転じなかったら失敗で、繋ぎ方とか置き方とか客が予想していない瞬間にそれをやる、並べ方の妙があって、それを考えるのが僕は結構好きなので。
他人のライブに来ている時も意外な曲がきた時の感動と、最後までこの曲なんだったのかわからないまま終わることが結構明確に分かれているんですね。これはその曲を覚えていないからではなくて、その曲にミラクルがないからだと思っている。昔の曲を使う時にはミラクルがないよりあった方が、曲の再評価に繋がる。その使い方をできるのは200曲くらい作っている我々だからかなと思っている。ライブ終わった後でタイトル思い出せないけどあの真ん中の曲なんだっけ、その曲のCD買ってみようかなとかサブスクで聴いてみようかなとなると『次のライブ見たい』となると思う。次のライブを見たいかどうかがそのライブの評価だと思っていて。やっぱりその日にいかに盛り上げるかとかメッセージを伝えられるかを大事にしている人がすごく多くて、『いや違くない?』と思っていて。どのくらいの温度感で仕掛けると次のライブも行ってみようと思うのか。供給が多くてお腹一杯になると、次のライブが発表された時に『前のライブ長かったからな』って思って、チケット買わないんですよね。「次も行かねば」ということをするのが音楽でエンターテインメントをやる人として、自分はワクワクするポイントなので。セットリストでどの並べ方をするのか、どこでどの曲を使うかは自分が自信を持って、人より考える時間が長くできるところなので純度が上がってきているはずなので、次はどんな並べ方をしてくれるんだろうっていうのが、次のチケットを買ってくれる理由にもなったりするのかな」
■尺感も絶妙でしたもんね。かっこよかったですもん、風のように
田淵「我々もは喋りもないから。喋りがあると集中が切れるリスクも上がるので。喋りを入れるなら余程面白いか余程すごいメッセージじゃないとダメだなと思うんですけど、そこに僕らは注力していないから、だったら喋らなければ集中が切れるリスクが上がらないよねってところに自然に行き着いた。曲が、繋ぎがカッコよかった、これくらいの時間で終わっておけば、最新アルバム以外の曲をやっても、MCがないライブでも、悪い感じになるわけがないという自信はある」
■勉強になります
斎藤「ふふふ」
田淵「いえいえ、あくまで個人の意見なので」
■MCって休憩にもなるじゃないですか、それがないってことですもんね
田淵「あることで効果的になる瞬間とかエンタメになる場合ももちろんあるけれども、僕らのライブの場合はこれくらいが一番いいかなってとこに行き着いて」
斎藤「意外と間奏とかではあ、はあ、ってなる」
田淵「かわいそう」
斎藤「意外と喋りの方が喉使ったりすることありません?抑揚つけなきゃいけないし、MCも終盤になって『こっから上げてくぜ!』みたいながなりが」
田淵「やらないでしょう、あなた」
斎藤「結構喉しんどいって思うから意外と理に適ってはいると思うんですけどね」
田淵「間とかがあっても全く喋らないでシーンとする瞬間が3分とか4分あってもいいと思っていて。その間を埋めるために喋るとやっぱり喉は使うわけで。喉を休めたいなら3分シーンというのがあっても全然いいと思っているので」
斎藤「最近のUNISON SQUARE GARDENのライブってブロックごとにというか、4、5曲やって、チューニングして、8曲くらいやって、チューニングしてというのがあって、チューニングをしだすとお客さんもみんな水を飲むようになった。ハハハ。今だ!みたいな。その辺もよく教育できているなと思いますけど」
■今年の夏フェスはいかがでしたか
斎藤「楽しかったね」
田淵「いっぱい出ましたね」
■フェスのセットリストはどうやって決めているんですか
田淵「自分達の役割は何か、土地柄は何か。どういう目的で立ち上げられたイベントなのか、横並びのバンド、同じ時間というわけではなくラインナップを総合的に見て、一番は土地柄が大きいかもしれないですね。東京で得ている情報とちょっと都心ではないところで行われるフェスの近辺に住んでいる人たちの情報量ってインターネットが進んだ時代ではあれどちょっと差があるのかなと思っていて。有名な人がいるから行ってみようかなという人も、今年も酒飲んで音楽聴ける野外ライブの時期がやってきたぜというイベントもあるだろうし。今までの経験からこの土地でこういうフェスだからこういう役割なんでしょう我々に求められているのは、っていうのでやるんですけど、本当はただライブをやるのが楽しいところに収まっていてほしいので、ああいう大型イベントにとって僕がまず思うのは責任を負いたくない。主役になりたい人たちがトリやってくれるから、メンバーがどうかはわからないけど僕はあまり主役になりたくないんですよね。これくらいの位置でこれくらいの温度感でしっかり役目を果たして帰るというのが一番楽というか、ただ楽しくライブをやるところに収まるのがある。そのためには、ただ好きなことやればいいのではなくて役割が大事になってくるので。ある程度知名度ある曲を外していい理由はないし、そこはヒット曲だからやれよ、という制約を自分の中に課していて。色々混ぜ返してどこは王道で、どこは外してよくて、どのくらいの時間で終わると役割を果たせるというのと、いい意味で違和感を残せる感じ、『なんだったんだ今のバンドは』ってなれば帰りに検索したりするかもしれないし。例えばイベントでもあまり喋らないけど、他のバンドがいっぱい喋るもので、喋らない方が目立つんですよね。狙ってやっているのではなくて必要ないから喋らないんですけど。違和感が残るじゃないですか、いい意味で。盛り上げようと思ってやっていないのが大きいですけど、終わった時に『なんだったんだ今の、でもヒット曲あったな』、くらいの温度感で終わるのが我々的にはちょうどいいと俯瞰的に考えてやっています」
■田淵さん的に理想の、ちょうどいい出番は
田淵「イベントによりますけどとにかく主役になりたくないですね、一番大きいところじゃない方ですかね。責任が発生してくるんで」
■出演の時間帯によって前日や朝の過ごし方がだいぶ変わってきそうですね
田淵「歌う人は何時間前に起きなきゃとかあって大変そう」
斎藤「5時間って言われているみたいですけど、フェスに関してはルーティーンが決まっているのでみんなに付き合ってもらっていて、粛々と楽屋で声出しして、ギター弾いて、ご飯食べて、声出しして、ギター弾いて、ハイ本番!って2時間、3時間くらいと決めちゃってどのライブもやりました」
■声出しとかギターの間にご飯挟むんですね
斎藤「多分南波さんと僕同じタイプだと思うんですけどギリギリまで寝るんで、ご飯は家で食べずに向こうで食べるとお仕事感も和らぐというか、このフェスでこれ食べたなという思い出も残ってフェスを感じて本番にいい影響が出るかな」
■食べるもののチョイスもこだわりますか?
斎藤「消化にいいものとか辛いものは食べないとかご飯は半分くらいとかありますけど、ご飯食べる方が力が抜けていいなと最近気づき出したかな。体が無意識に頑張ろう、頑張ろうとするのでいつも通りに持って行ったほうが結果うまくいくし間違えないし余計なこと考えないみたいなのは」
田淵「ご飯を食べるとよくないっていう理由は何」
斎藤「緊張感でご飯が喉を通らないとかある」
田淵「食べると声が出にくくなるとかあるんですか」
■私は如実に出ますね。高校生の時に天丼とうどん食べてからレコーディングしたらテンポについていけなくなっちゃったことがある。それからご飯は半分にするようにしたり、あとは油分がいいというので茶色いものを
斎藤「そうなんだ。ここ数年ずっと日常的に歌ったりギター弾いたりしているので、ギター抱えたままご飯食べたりとかもしていて、その感覚に近づきたいのかもなというのも思いましたけどね」
■いずれステージ上にご飯が並んだり
斎藤「そうですね、いずれブロックの間にラーメンずるずるって」
■ステージドリンクみたいな感じで
田淵「スポーツ選手がやるね」
■田淵さんはご飯は気にしないですか?睡眠のプロじゃないですか
田淵「はい。睡眠時間は取らないといけないので、早く起きなければいけない時はそこから逆算して寝る時間の12時間前には日光を浴びて散歩をしておかなければいけない、っていうのは考えていますね。寝る時間をコントロールするのはやる。眠気は来ないです。僕は寝付きめちゃ悪いんで、ありとあらゆる方法を試したけど、この方法ならなんとかなるっていうのに、毎日怯えながら、ああ今日は寝れた、というのを繰り返している感じ」
■今年の夏は特に暑かったですけど、睡眠中の温度管理も徹底していました?
田淵「これはもう科学的にはっきりしている」
斎藤「ハハハ」
田淵「冷房は適温でつけっぱなしにしておいた方が良いのです。寝苦しくて目覚めてしまうくらいなら寝続けたほうがいい。体温変化がない方が睡眠が深くなるので。半袖で寝ちゃうと冷房浴びるとそこ冷えるから長袖の方がいいとか。いろんな掛け合わせですけど、冷房27度で適温にして、体温調整に適した寝具が最近はあるのでそれを着る。肌は露出しない方がいい」
■めっちゃ勉強になりますね
斎藤「なるほど!」
田淵「冷房キンキンにして厚い布団をかけてしまうとそこだけ暑くなったり、逆に剥がした時に温度が変わったり」
■むずかしい〜
田淵「難しくないです、簡単です」
■寝ている時の自分って信用できないからなぁ
田淵「確かに寝返り打つかわからないからね。肌は露出しない方がいいのは間違い無いです」
斎藤「そっか、長袖にしよ〜」
■睡眠って勉強ですね
田淵「知識です、勉強です」
■この後聴いていただく楽曲はアニメ主題歌として書き下ろされました。作品からヒントをもらって作り始めたのでしょうか
田淵「そうですね、作品を読んだのもそうだし、アニメを作るスタッフ、監督と話してどういう楽曲が作品を彩るのに適しているんでしょうというのを意見をもらいながら、リサーチして作り始めました」
いけないfool logic

■漂う余裕感と無敵感が最高にクールでめくるめくユーモラスで楽しい世界観にワクワクしましたし、なんだか力をもらいました。とても素敵な曲でした
田淵・斎藤「「ありがとうございます(ささやき)」」
田淵「一言目に余裕感っていうの出すのすごいセンスですね、なんでそう思ったんですか」
斎藤「すごいね、でも言われてみれば確かに」
田淵「感動しています」
■歌詞とか余裕のある感じがクールだなと思って。あと乗りこなしていく感じというか
斎藤「すごいね〜」
田淵「聴いてるなぁ〜。ながらで音楽を聴いていないんですかね、集中して。音楽も喜んでいます」
■集中して聴いています。ホーンやストリングスの音色が盛り込まれた華やかなイメージですが、田淵さんの中で最初からこのイメージがあったんですか
田淵「そうですね、具体的にどういうフレーズというより、何が入っていてもいい曲にしようという作り方にしようと思っていて。新鮮さを出すにはそれしかないという着想もあったので、とにかく自分のコントロールが効かない部分を面白がりながら最高!最高!って言っていく制作でありたい、気持ち的な面で楽しみたい時期でもあったので、アレンジをしてくれる伊藤翼くんに『とにかく何やってもいいからアイデアあったらなんでもください』と割と自由に作ってもらったのが、これまでの中で一番自由度高く渡した部分だったので、こんな曲になりました」
■斎藤さんは聴いてどういう感想を抱きましたか
斎藤「段階を踏んで聴いていたし、ギターとか歌に関しては初期の頃からやっていたので、変わっていく様がすごく刺激的で嬉しかったですね。伊藤翼さんというメンバーではない人が携わる中で、すごくいい意味で彼も主張の強い人だから、譲り合うのではなくてぶつかり合うようにして調和していく感じがUNISON SQUARE GARDENっぽいって思って。レコーディングもずっとニコニコしてすごく楽しそうだったし、レコーディングが終わっても出たくないってなかなかブースから出なかったし。その熱がパッケージされたなと思いますね」
■田淵さんもブログでハッピーな楽曲と言っていました
田淵「ハッピーにしてもらいました。作っている過程も含めてハッピーだったなという記憶がありますね。それもなんか全部大きな話になっちゃいますけど、バンドを続ける工夫だったりするんすよね。変に使命感でとか、責任を負いながらとか。ちょっとやる気が起きづらい時期にもやらなきゃいけないのがプロですけど、そういう時期をどう工夫して乗り切っていくかというか、どう工夫したらモチベーションの低下がなく続けられるかが大事だと思っているので。長く続けてきた我々くらいは言ってもいいんじゃないかな。続けるって本当に難しくて、もういいかとなってきちゃうんですよね。もういいかなとならないためには工夫することをサボってはいけない。今回、曲作りたくない時期だったわけではないですけど、時期的にこれは今楽しむ方に振った方がいいぞと思ったときはそれを許容いく、逆にストイックにやった方がいいぞという時は塞ぎ込んで行きましょうみたいな、常に自分のモチベーションが下がらないように工夫するのは何事においても大事なような気がしています。自分達が飽きてしまったら多分それは儀式的なものになっていってしまう、やらなくてよくなってしまう。客が求めているからやらなきゃいけないんだよな〜となると、それはもう楽しくなくなっちゃうなと思うので。楽しく続けるための考え、答えはちゃんと考えれば出てくるので、そこをサボらないようにしたいなとは、戒めを含めて言っています」
■田淵さんが船長みたいな感じなんですか
田淵「烏滸がましいようですが。具体的に今こういう時期だからとメンバーに言うわけではないけれども、いつでもチーム全体が関わっていて楽しい、現場に行くの楽しいってなるようなチームづくりはあった方がいいと思うし」
■斎藤さんが深くうなづいていらっしゃいます
斎藤「偉いなって思って。毎回ツアーのケータリングにも『田淵さんからパンの差し入れです』とかあって。僕は逆にギリギリまで寝ていい演奏をするのが広い視野で見るとスタッフのためだからギリギリまで寝てたりするんですけど、偉いなって思いますね」
田淵「朝散歩していたらパン屋が見つかるんです。でね、パン食べるために散歩行くんですけど、1、2個くらいしか食えないじゃないですか。とりあえず一回できるだけ買ってみようっていう風に大体なっちゃう」
■パン好きなんですか
田淵「朝散歩するのが好きで、ついでに朝食も食べられた方がエネルギーになるだろうと。東京じゃないところにツアーとか行ったりすると、その土地だからあるパン屋とかあって。そこが賑わっていると嬉しくて、それを見に行きたいのもある。地元の人が朝から通うパン屋を見て、この土地も素敵だなと思う体験をしたい」
■甘いのとしょっぱいのどちらが好きですか
田淵「難しいですよ。あまり砂糖を食べないようにしているのでしょっぱい方がいい、って思っているんですけど、甘いパンって美味そうじゃないですか。この街に俺一年に一回しか来ないのにこれを食べないのはよくない、と買ってしまう。一、一ですね」
■どっち先に食べる派ですか
田淵「あー、いい質問ですね」
斎藤「しょっぱじゃないの?」
田淵「そうですね。あと私ソーセージが入っているのに弱いって気づきました。無条件で甘い一年に一回しか行かないであろうパン屋だから他で食べたことないもの食べたいって思うけど、ソーセージ見えちゃうと」
斎藤「見えちゃうからね。食欲をそそるからあれは」
田淵「そう、いつも手に取っちゃうんだよな。無条件でラインナップに入っちゃうんだよな。そういうのもあって数買って、その中で2個食べるならという。ソーセージ買って、次は何にしよう、甘いのに見せかけてカレーパン行っちゃおう、とできるのがたくさん買うメリットです。残ったっていうと失礼ですけど、他の人のために買って差し入れる」
■斎藤さんは何がお好きですか
斎藤「僕ねそうだな、ちっちゃいやつとか、ライブ前に満腹でステージに立つことがほぼないので、とはいえせっかく田淵が買ってきてくれたから食べたい、って
田淵「気使わなくていい。パンハラスメントになっている、まずいまずい」
斎藤「塩パンみたいなのとか美味しいですよね」
田淵「最近どこも塩パンを出しているから買っちゃうよね」
斎藤「あんこ入っていたり」
田淵「あんバターってずるい」
斎藤「ずるい」
田淵「あれ発明した人悪気ありますよね」
斎藤「悪気?ハハハハ」
田淵「しかもスライスした四角いバター入ってるじゃん、何それ、あんなのパン屋でしか見たことないよって」
■甘いのとしょっぱいのスパイラルですね。まさかのパントーク盛り上がりましたね。私も高校生の時に食べ過ぎて『お前のメールアドレスを菓子パン.comにするぞ』って事務所の人に脅されて、やめました。食べるものから鑑賞物に変えようと、ウィンドウショッピングを始めました。眺めて『うわぁ〜』って言いながら帰る高校生活を送っていたのでパンへの愛は深いです
田淵「パンって間食じゃなくて主食に君臨してきません?太っちゃうのは菓子パンのせいじゃない。主食の中に適切なカロリーとして盛り込む。昼でもいいんですよね。地方でも東京でもそうなんだけど、食事パン、食事として五百円六百円するのを昼飯に置き換えれば、ラーメン食って得ていたであろうカロリーより少なく済むので、パンを食べると太るわけではなくて」
■置き場が良くなかったんですね。確かにしっかりお弁当食べた後に食べちゃってたな
田淵「おやつだと思うとダメですよね」
■菓子パンってフワッとしているから、カロリーすらフワッと消えてしまうのではないかという期待感がね。また気づきがありました。

■アニメの第一話やサブスク解禁より先にCDを手に入れた人が一番最初に聴けるスタイルでした。このアイデアは以前からやってみたかったのですか?
田淵「CDが出るときに既にフルサイズは聴いているとか、サブスクが出る前はラジオでフルサイズオンエアが出るぞとCDが出る前にコアなファンが楽しむと言うのがあったけれども、今はYouTubeにMVが当たり前にあって、発売日に聴いていてCD買う?と思って。MVが先にネットにあるのが悪いわけではないから。お金を払ってCDを買う人が一番いい思いをするには、買って聴くまでどんな曲かわからない、ある程度期待を持たせた方がいいのでは?と思っていて。CDは時代的に最先端のものではないし、この後衰退していくものだとは思うけれども、ただ衰退しているのを見ているくらいなら何かやってみたい気持ちもあって。さんざん聴いて発売日というより、あまり聴いていない状態でCDではじめて聴くのは嬉しくない?と思ったりしました」
■言われてみればそうですね。お二人はCDをパッケージとして持っていたい方ですか?
斎藤「だんだんそれも薄れていっちゃったな」
田淵「CDラックって限界があるから、コレクションとして持っているくらい。CDを買う喜びって最初の頃に経験した人にとってすごく尊い行為になると思うんですよね。歳をとって買わなくなるのは不思議なことではない、そんなに買わなくなるのはわかる。CDを初めて買った学生の頃って、部屋にあるだけで嬉しい、そこに理由なんてなくてもいいんですよね。自分が今もうやらない行為だとしても、確実に昔あった行為だから、そういうのが体験できる場を用意してもいいかなと思いますね」
■今でも持っている思い出の一枚はありますか
斎藤「うわぁ、何だろう。」
田淵「好きなバンドのやつは一枚たりとて欠けさせられないじゃないですか。引っ越す時にも全部持っていかなきゃ。全部ネットに入っているし、CDを聴くわけではないけれども部屋から動かしようがないと言うのは何バンドかいますね」
■全部バンドなんですか
田淵「そうですね、自分がバンド好きだったので」
■斎藤さんはありますか?
斎藤「僕は憧れてたバンドと対バンした時に楽屋で交換したCDとかそういうのかな。それが捨てられなかったりしますね。裏にサンプルって黄色のマークが入っているのが嬉しくて当時。売ってないやつだって。思い入れあるかな」
■ジャケットとか、歌詞カードとかいいですよね
田淵「持っている時間ってそのことだけ考えるから。サブスクとかで音楽聴くのが悪いとは思っていないけれども、形がないものをタップしてピョーンって聴くよりかは、いや比較しているわけではないですけれども、持っている間はそれだけを考えるので、そっちの方が音楽にのめり込みやすい人もいるのでは?と思う。今時代はCDが衰退してきても買う喜びを持っている人たちをあまり否定したくない。いいじゃん、時代遅れでもそれ好きなんだからいいじゃん、そこ大事にしようぜって思いますね」

■次はカップリング曲、作編曲がバンド名義になっています。どういう風に作っていったんですか?
斎藤「とあるリハーサル終わりに片付けているときに」
■とあるから始まるストーリーなんですね
斎藤「シールドを8の字巻きにしながら」
田淵「専門用語が!」
斎藤「田淵が『今度新曲が出るからカップリングも作らなきゃいけないんだよね、こういう系の曲を作ろうと思っているんだけどどうかな』みたいな話をしている、その語り口調が悩んでそうだったんで。手伝えることならなんでもいって、リフくらいならいくらでも作れるから言って、って言ったら『じゃあそれ面白いからやってみよう』と言ってくれて。じゃあ何個か送ります、って家に帰って。僕がリフを何個か作ってバンドに共有したら貴雄がこれいいねって言ったのから広がって行きました。珍しく田淵が最後に乗っかって仕上げた形ですね」
■何個かあるうちで貴雄さんがそれを選ばれたんですね
斎藤「うん。一番バンドで作るのが見えるっていう理由でしたけど」
■田淵さんは聴いてみていかがでしたか
田淵「リフですか?ドラムの鈴木くんがそれにドラムを叩きたいというのを選んでもらいたいなと思って。リフはどれも素敵だなとは思っていたんですけど、曲を作る脳のスイッチを入れるのは全然後でいいなと思っていたので、二人のやりとりを眺めることにしていて。一応こういう曲になればといいなと途中で言ってみたけど、鈴木くんがつけてきたドラムフレーズがそっちには行きづらそうな感じな物がきたので、でもそれも面白がって、これにベースを乗せたらこういうベースになるから、当初の狙いではなくなるけど面白くなるからそれで、と。曲を作るぞスイッチを最後まで入れないで二人がまとめてくれるものを楽しそうに見ている人という役目でこの曲に関してはやっていました」
■田淵さんの想定とはガラッと変わったんですか?
田淵「いや、ガラッと変わってはいないけれども、結構テクニカルな方向に行ったのは最初の予想とはちょっと違くて、例を挙げてもあれですけどthe band apartっていうバンドがいて、最初はそんな感じのゆったりしたチルめの、踊りやすい曲になりそうなリフだと思っていたけれども、もうちょっとプログレインストバンドっぽい方向にドラムが動き出したので。そうなるとプログレインストっぽいベースになった方が一番気持ちいいよな
となって、その曲に対しての体の揺らし方みたいなものが変わってった感じですね。想定していたテンポも変わるし、乗せるべきメロディーも変わるし。一応こっち行くかなと何となくメロディーを考えていったけど、違う方に行ったのでメロディー書き直したり、そういうのやったりして楽しかったです」
あまりに写実的な

■本当にいろんなことが起こる目まぐるしい世界の中で忘れたくない大切なことを思い出させてくれますね。とても刺さってしまいました
斎藤・田淵「「ありがとうございます(ささやき)」」
■ささやきデーってことですか
斎藤「はい。ささやきデー」
■ツアーが始まります。そして来年は20周年。特別なものになりますか
斎藤「やっといろんなことが決まってきたね。
会場が一年前にならないと押さえられないから、ようやく決まってきてふつふつと楽しみに」
田淵「計画は立てられるけど会場が取れないと具体的にならないので。
もう来年に迫っているのに俺これでいいんだっけって上半期は思っていたけれども、最近は数珠繋ぎに色々決まってきて」
■最後にメッセージを
斎藤「そうだな。UNISON SQUARE GARDENを19年続けてずっと3人だけの空間、密室で演奏するのが好きでやってきたことが、最近新しく花開いた感じがしていて。楽曲もそうですし、何よりライブで感じられることなのでライブでお待ちしています」
田淵「喋り終わった後でこんなの喋ってよかったのかなと、南波さんは不思議な魅力があるな。自分のプライベーどな話を出さない気持ちでくるのに色々話してしまう。さっきまでOKじゃないと思っていたものがOKだと気づく素敵な番組です。今日も人間的に成長できて学びになりました。UNISON SQUARE GARDENはいつもこの番組を楽しみに曲を出しているのでサブスクでもCD聴いてもらって、ライブに来てください」

10/16 Date FM SOUND GENIC(田淵)

(シュガーソングとビターステップ)
9/27にニューシングルをリリースしました。原作がサスペンスな感じのものなのでどんな曲がいいかなと思っていたらスタッフさんに暗い感じじゃなくていいと言われたのでハッピーに。バンドメンバーが弾いていない楽器をぐちゃぐちゃに入れまくって楽しんだ
禁断の○○を教えてください。私の禁断の渾名はぶっちーです。何故か小学3年生までしか呼ばれなく、それから使われなくなった禁断の渾名です。
なぜ2周目をやるかというと、新アルバムがあるからと言って

10/17 YBC山形放送 ミュージックブランチ(斎藤過去コメント)

山形といえば山形ミュージック昭和セッションでライブをした記憶が新しい気持ちでいたんですけど、今調べたら2018年10月のことでしたね。だいぶ時間が経っちゃってますね。

10/20 HBCラジオ BACKSTAGE PASS(田淵)

(いけないfool logic)
透明感に溢れながらも〜アンサンブル
裏側を教えてくるということなんですけど、我々非常に地味なバンドなので裏を見れば見るほどガッカリするんじゃないかと思いますが、ボーカルの斎藤くんはずっと練習しています。
明るさ、賑やかさ全振りの新曲。とにかくそのあたりの楽器を遠慮なくガシガシ入れた。コロコロいろんな方向に楽曲が転がっていくのでぜひ聴いてみてください。
ツアー2周目、楽曲いいなと思ったらライブに行かないのは損なので是非きてください。
いけないfool logic

10/23 YBC山形放送 ミュージックブランチ(田淵コメント)

(番組が)40周年おめでとうございます。スゲーですね。我々UNISON SQUARE GARDENは来年20周年なので、まだ20年も先に先輩がいるのはすごいことですね。山形は蔵王スキー場の思い出があるくらいしかなくて申し訳ないです。唯一スキーをやったのが蔵王で、以降スノーボードに転向してしまったので、私は山形の男です。
ポップなんだかプログレなんだかロックなんだかわからない曲に仕上がった。他方からいろんな音があるけれども、歌がしっかりしている面白い曲。
ネクストごめんなさい、山形公演がないのにやるっていうのが申し訳なくて今合わせる顔がないんですけど、東北は仙台と秋田に。ライブはどこかで見てもらった方が絶対にいいというか、我々はライブで見ないとよくわからないので、山形には昭和セッションという素晴らしいライブハウスがあるので予約しておいてください。

10/26 FM岩手 夕刊ラジオ(田淵)

(あまりに写実的な)
最近できるようになったこと。使っていないサブスクの解約ですね。やっぱお金払って満足しちゃって、それでも毎日見るわけでもないし、たまに思い出したように見るけど月一回くらいがいいとこでそこに時間食われるくらいだったらFM岩手を聞いたほうがいいですよね。
リリースします。サブスクもYouTubeもあるので。主人公二人の心にフォーカスして曲を書いたらスーパーハッピーな楽曲が生まれてしまいまして、ハッピーなのをいいことにブラスとかストリングスとかとにかく豪華に入れまくったらよくわからないロックポップミュージックになった。UNISON SQUARE GARDENこんな曲もやるんだと思っていただけると思っています。
ツアー2周目がそろそろ始まります。アルバムの曲を全曲やるわけではなくて、我々19年やっていますので予想だにしない曲が色んなタイミングに降ってくるというロックバンド体験ができるんじゃないかなと。特にこれやらなきゃみたいなお約束も、曲予習しなきゃとかもないので、とにかくデカい音で聴けば何か見つかるものがあるんじゃないかな。

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