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僕の849(caran D'ache)はeasyFLOW(G2規格)が使える。

この1年ほどは、Jotter(Parker)から849(caran D'ache)へ移行する期間になった。
去年の年末は、JotterにeasyFLOW 9000Mをセットして、書類にテキストを書き殴っていた。
あまり乱暴に扱っていたもんだから、Jotterの塗装が剥げてしまって、まだらになってしまった。
それではと塗装をすべて剥いでしまったら、今度はなんだかみすぼらしくなってしまい、easyFLOWのインクがなくなった時に849へ移行した。
849も良いペンで、ペンを構成しているパーツが少ないので故障も少ないことが想像できるが、実際に使って見るとそのとおりで手頃なサイズ感でJotterの後をしっかりと引き継いでいる。
まぁ、欲を言えば書き味がもう少しスムーズだったらなぁと思わないでもないが、文字のカスレをeasyFLOWと較べるとGoliathははるかにカスレが少ない。
スムーズだけどカスレてしまうeasyFLOWと、やや重たいがカスレ知らずのGoliath、なかなか、思うようにはいかないものだなぁ。
ふたつのリフィルを並べてみると、長さも形状もほぼ同じ。
これでどうして使えないのかと、試しに849にeasyFLOWを差してみたら、なんのことはない、ちゃんと使える。

リフィルを完全に収納できない

使い終わってリフィルをしまった時に、ペン先から1mm弱リフィルのチップが出てしまうが、これはリフィルの後ろを削るか、気にしなければそれで解決しそうだ。
しかし、どうして、今までこのことを知らなかったのだろう?
それどころか、849と同じくらいジェットストリームの好きな人たちは、わざわざアダプタを購入して、D1規格のジェットストリームを使っているのか?
ジェットストリームにはG2規格の、つまりeasyFLOWと同じG2規格のSXR-600というリフィルがあるのに、どうしてアダプタを介さずに直接、大容量のSXR-600を使わないのか?
手元にはSXR-600がないので、実際に使えるかははっきりしないがG2企画を謳っているのであれば、おそらく使えるはず。
念の為に他の849でも使えるか試してみると、リフィルをセットした時にペン先からリフィルが出ている状態だとそのまま出たままの状態でノックをしても収納できず、リフィルが収納された状態だとリフィルを出すことができない。
どうも個体差があるらしい。
他のコレクション用の849も引っ張り出して、どこかにパターンがないかと調べてみると、古い849(848含む)だとG2規格のリフィルが使えるが、新しい849だと使えないことがわかった。
古い849と新しい849の違いはというと、クリップの形状とノックの刻印の違いで、古い849のクリップは取り付け部に近いところの形状が緩い四角形で、新しい849はくっきりとした五角形をしている。

上:古い849(クリップのみ)
下:新しい849(軸にセットしてある方)

ノック部の刻印は古い849は小さなフォントで「CARAN D'ACHE + SWISS MADE +」、新しい849は大きめの白抜きフォントで「CARAN D'ACHE」と刻印されている。

左:古い849
右:新しい849

もしお手元に古い849があって、たっぷりサイズのジェットストリーム(製品番号:SXR-600)が使いたいなぁと思われた方は、ぜひ試されてはどうだろう?
字幅も0.38mm 0.5mm 0.7mmとあるようだ。
インクの色は黒のみなのがちょと残念。

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