見出し画像

SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO | Art を試してみました

SIGMA社員が独断と偏見でSIGMA製品への思いを語るコーナーです。
今回はプロサポート担当が、10月23日(金)に発売となった新製品、SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO | Artを試してみました。

今日の当番|TK

こんにちは。プロサポートを担当しているTKです。今回はミラーレス専用マクロレンズSIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO | Artのテスト撮影をしてきましたのでご紹介します。

SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO | Art とは

このSIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO | Artは、SIGMAのミラーレス専用レンズとしてはじめてのマクロレンズです。105mmのマクロレンズは定番中の定番で、程よい距離感と立体感で使いやすく、マクロだけでなく中望遠レンズとして普段の撮影にもご使用いただける万能レンズです。光学性能はもちろんのこと、ボケの美しさや形状にまでこだわるなど最新技術がふんだんに盛り込まれた最高峰のマクロレンズに仕上がっています。

画像01_FP000102

レンズの詳細については、弊社社長の山木がプレゼンテーションをしておりますので、ぜひこちらもご覧ください。


円形のきれいなボケ

ボケの美しさや形状にこだわったレンズがどのように描写するのか、木漏れ日が綺麗に写りそうな木をみつけたのでテストしてみることにしました。ちなみにこの木は6m離れたところに立っています。

画像02_SDIM1198

画像03_SDIM1205

ポートレートなどで使われそうなピント位置を想定し、約1.7mにピントを合わせて撮影したところ、見事にキラキラしてくれました。ボケも柔らかく、画面の中心はもちろん周辺まで円の形状を保っているので、ポートレートでも積極的に活用できそうです。

ボケ描写や収差といったものはMTF曲線図などのデータからではわからないことが多いので、新しいレンズが開発されると実際に撮影して製品のキャラクターを理解するようにしています。
ただ、せっかく外に出ているのにボケや収差ばかり撮っていてもつまらないので、普通に撮影を楽しんでみることにしました。

見渡すとこの木の奥の方にエノコログサが咲いていたので、早速撮ってみました。

画像04_SDIM1319

天気も良く光がとても綺麗だったので、ややオーバー目に撮影し日差しを表現してみました。

画像05_FP000129

撮影風景はこんな感じです。手持ち撮影では画面内の被写体が大きく動いてしまいフレーミングとピント合わせが困難なので三脚を使用しました。カメラが固定できるだけでもぐっと撮影がしやすくなるので、ぜひこういったアイテムも活用してみてください。

この一枚を撮ったことでスイッチが入ってしまい、色々な被写体を汗だくになって撮影をしてしまいました。

画像06_SDIM1056

光が綺麗だったので、サボテンの花の裏側から撮影してみました。こういった撮影は光を味方につけると楽しくなりますね。

画像07_SDIM1704

道端にコスモスがいっぱい咲いていたので、近づいてアップ目で撮ってみました。最短撮影距離を気にせず被写体に近づけるのもマクロレンズの良さですね。

画像08_SDIM1789

その横でキバナコスモスも群生していて、その美しさにも惹かれたので撮ってみました。こういった引きの撮影でも105mmの切り取り効果と圧縮効果、F2.8の開放のボケを生かすことで、実際よりもさらに沢山咲いてる感じを出すことができました。

画像09_SDIM3165

ぽつんと咲いていたラベンダーも背景にきらきらを入れてさわやかな感じを表現してみました。

10月16日(金)に配信したSIGMA Stationライブで山口規子さんが葉っぱについた水滴にピントを合わせた作品を紹介されていたので、さっそくまねっこしてみました。

放送を見逃がしてしまった方はこちらからご覧ください。


画像10_SDIM3660spp

バラの花についた水滴が綺麗だったのでそこにピントを合わせました。この水滴をよく見るとバラの葉がいっぱい映りこんでいることが分かります。水滴を狙うのはやっぱり難しいですが、こういった写真が撮れると嬉しいですね。

画像11_SDIM1967

収穫前の稲穂を見つけたのでこれも撮影しました。こういった撮影も広角レンズだと広すぎて余計なものが写り込んでしまうので、一部を切り取れる望遠レンズは重宝します。

日常さえも想像以上

外に出かけ花や昆虫を狙うことばかりではなく、家の中にあるものでも近づくことで普段見慣れたものとは違う世界を見せてくれます。

画像13SDIM2967spp

早速、夕飯で食べた味噌汁のあさりの貝殻を撮影してみました。
いつも、あさりはもぐもぐ食べるだけで気にもしていませんでしたが、じっくりと見るとこんなきれいな模様だったのかと感動しました。

画像14_SDIM3619

食べたい衝動をグッとこらえてケーキの切り口に迫ってみるとこんな感じに撮れました。ケーキと言われなければわからない写真ですが、鍾乳洞のような雰囲気が気に入って、しばらく夢中で撮影してしまいました。

身近にある皆さんご存知の〇〇にも迫ってみました。これはなんだと思いますか?

画像15_SDIM2936spp

一見、お菓子みたいに見えますが、答えはつまようじの頭です。
このように家の中にある身近なものでもマクロで迫ってみると色々な発見があって面白いですよ。

今まで気づかずに見過ごしていた日常も目を凝らすと新らたな発見と感動があり、マクロの目で観察することで新しい世界が広がります。まさに日常さえも想像以上でした。

そんなSIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO | Artは現在好評発売中です。で、皆様もぜひマクロ撮影を楽しんでみてください。

今回紹介したレンズ



この記事が参加している募集

カメラのたのしみ方