見出し画像

結局パズルみたいな関係が一番強い

(りん)

この夏で彼と付き合って3年になる。

付き合う前の半年ちょいは、「お互い好きとは言わないけど分かってるよね?」みたいなだらだらした関係だったけれど、
「しっかりお付き合いしましょう」となった日からはこの夏で3年。


最近のある朝。
「りんちゃんと他の友達が喋ってるところを遠目で見るだけで話しかけられずにいた。」
そんな夢を見て落ち込んでるしーちゃん。この3年で見慣れた光景。

しーちゃんは私が出てくる夢を結構見るけど、7割くらいがそういう悪夢だとか。笑
しかも3割の「幸せだった」って夢は、
りんちゃんと仲良くお話しできた、とか、デートしてたみたいな、いつもの日常にもありそうなこと。

しーちゃんにとっては、私が一緒にいてくれなくなったり、手の届かないところに行ってしまう恐怖がずっとあるらしい。
3年間ずっと一緒にいたのに。いや、一緒にいすぎたからなのかもしれない。

家にいる時、しーちゃんにずっとひっつくのは私からで、だからこそしーちゃんは受け身ばかり。それが当たり前になっちゃって。だからこそ、そういう受け身な自分に不安があるのかもしれないと思った。


思い返しても、二人の大事なことの多くは、私が無理やり推し進めて来た。友達から一歩踏み込んだ時も、お泊まりも、キスも、…全部初めては私からだった。
恋愛に臆病だったしーちゃんが、壁を作ってくるように感じて、でも本当に好きだったから、絶対に一緒にいたくて、色々なことを私が強引に推し進めてしまった。そこは少し罪悪感。


でも結局しーちゃんは、私が隣にいることを、「それだけでいい」と言ってくれる。強引に隣にくっついてくる私を、「幸せ」と言ってくれてる。罪悪感は無くなって来たけど、今はまた別の問題で、そういう強引さが彼を受け身にし過ぎてるのかもしれない。

だけど、だけど、
「りんちゃんが大好きです。付き合ってください。」って言ってくれたのはしーちゃんだ。
私がずっと言えずにいた言葉を口にしてくれて、「付き合い初めた日」を作ってくれたのはしーちゃんだ。
あの日しーちゃんがそれを言ってくれなかったら、
「この夏で付き合って3年」なんて言えなくて、
「私達いつから一緒にいるんだっけ。」ってなってたかもしれない。
あの頃の私が、その言葉を、そのきっかけを、どれだけ欲していたか。

私は強引に行動するのは得意だけど、言葉にするのはすごく苦手だ。
彼に抱きつけても、目を見て「好き」が言えない。本当に恥ずかしくて。
その点、彼は、私の目を見て、優しく頭を撫でながら、「好き」って言ってくれる。ほぼ毎日。
私がその言葉にどれだけ救われてるか。
それをどれだけ求めているか。
その言葉をどれだけ反芻するか。


だから、“私に話しかけられなくて落ち込んでる”しーちゃんに、教えてあげた。
「好きって毎日言ってくれてるよ。」って。
「それ言われたいから隣に来てるよ。」って。
「聞いたら一日幸せだよ。」って。
しーちゃんは笑って「そんなの当たり前なんだからいくらでも言えるよ。」って返してくれた。

私にはそれができないから、しーちゃんがしてくれる。
しーちゃんができないことは、私がするから大丈夫だよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?