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「最強のデータ分析組織」はどのようにして生まれたか

少し前に読んだ本について書きます。

若干記憶が曖昧になってる部分もあるけど。

Amazon Unlimited最強

なんで読んだかっていうと、Amazon Unlimitedで無料で読めたからなんですよね。無料最強。いや、無料じゃねーな。月額多少払ってるんだな多分。

仕事では営業ということで日々活動してる自分ですが、数字とか分析とかデータが超絶苦手なんです。だから、データ分析できる人とか、データサイエンティストとかって呼ばれる人とか、ほんと尊敬しちゃいます。

そんな人たちの思考の一端が覗き見できれば良いなーというスケベ心で読み始めたんですね。はい。

組織づくりのエッセンスが詰まってる

内容はいい意味で期待はずれでした。

「最強のデータ分析組織」、ということでしたが、「最強」の文言が修飾しているのは、

× データ分析

ではなく

○ 組織

の方だったなということ。

が、これが非常に良かった。

自部署とデータ分析の価値を社内に浸透させるプロセス

データ分析?「へ?なにそれおいしいの?」的組織文化の中で、いかにして自分たちの部署(データ分析チーム)の価値を社内に伝えていき、データを使って事業の様々な課題を解決していくのか、という多くの気づきを社員に与えてきたこと。そして、自部署のプレゼンスを社内外で高めてきたこと。

その過程が詳細に記されています。

「データ・ドリブンなー」とか、「データ活用がー」とか世のトレンドに乗って、耳障りの良い言葉に踊らせれて手法だけを取り入れようとする風潮が多い中、地に足つけて長年の丁寧な取り組みでデータ分析の文化を大阪ガス社内に浸透させた筆者の言葉は重いし説得力がある。

筆者の河本さんが大事にしてこられたこと

社内からの依頼に対して、受けるべき仕事を取捨選択して(何でもかんでも依頼を受けるのではなく)データ分析を活用することによって、成果がでそうだ、とある程度見通しが立つ内容に絞って依頼を受けてきたこと。

決して多部署に対して偉そうにするわけでもなく、かと言ってへり下るわけでもなく、一緒に課題解決をしていくのだ、という姿勢を持ち続けて社内コミュニケーションしてきたこと。

「データ分析業務」だけを請け負うのではなく、依頼があった部署の業務内容をしっかりと理解するために、メンバーたちに現場に赴かせて依頼部署の業務課題をしっかりと理解させてきたこと

社内での自部署の価値を高めるために社外を積極的に活用してきたこと(講演会、PR活動による取材対応等)

メンバーのモチベーションを維持、アップさせるための工夫の数々(ルーティンワークをなるべく減らして新しいことにチャレンジできるようにする、学んでほしい分野の情報を積極的に渡していく等)

※上述の「社内外へのPR活動」も実は、「社内外からこんな風に評価される、話題になってるチームで働いているんだ」というメンバーの気持ちを醸成し、自尊心を高め、モチベアップにつながる活動の一環でもある。

いかに戦略的に打算的になれるか

そして、こういう言い方をしていたかは定かではありませんが、(なにせ読んでから2週くらい経っちゃいましたもんでね。記憶がおぼろげに・・)自分や、自分たちのチームが目指すべき目的に向かって、使えるものはうまく使って、成果を出していく、という姿勢は非常にいいなと思いました。

目の前にある自分たちが任された仕事、業務「だけ」をしっかりこなせばいい、という姿勢でなく、自分たちがやったデータ分析業務が、ビジネスの現場で活用されて、なおかつ「成果につながる」、という最終的な結果を得るためには、という視点で自分たちがやるべき業務範囲を考えているところ。

データ分析組織として、どこまでの領域をカバーして、結果に対して責任を負っていくのか、ということをとことん考えてきた。(逆にやらないことも明確に決めている)

それが、社内の「データ分析って使えるぞ」とか「あの部署に相談してみようかな」という実感、腹落ちにつながって、様々な部署と一緒になって会社を変革してきたということなのかなと。

翻って自分の仕事に当てはめてみる

(無理やり)自分たちの「受託事業」という領域で考えた時、

・ここは自社の請け負える範囲ではない

・ここから先はクライアントの領域

と範囲を明確に分けることももちろんビジネスとしては重要。できないことをできると言って受けてしまうのはもちろんただのバカでしかないし。

だけれども、クライアントも血の通った人間であるわけだから、自分たちのビジネスの課題意識に一緒になって寄り添って真剣に考えてくれる人と仕事した方が絶対に気持ちいいはず。(できるかどうかは別として。)

組織づくり、、は自分とはまだ距離がある領域だけれど、クライアントからもらった課題や仕事に対して社内のいろんなチーム、メンバーとより良い関係を築いて、どういう姿勢で臨むか、という部分で勝手に参考にしてアツくなってた私です。

うーん!無理やり自分ごと化!それもいいよね!

デワデワ。


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