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最初の一歩が踏み出せない。

最初の一歩が踏み出せない

僕はこれまで他人に口にしたことのない夢をたくさん持ってきた。しかし、どれも叶えられてはいない。
それは、上手くいっていない云々、一歩も動いていないのだ。
 
徒競走のスタートの白線に立ち、ゴールテープを眺めている。なぜ僕は足を動かせないのか。

それは、負の感情が、血液が身体中に流れているように、足の先から頭まで、負の感情が巡り巡っている。

白線の向こうには、砂利道なのか、茨の道、況してや湖かもしれない。
どのような道が待っているのかわからないのだ。だから怖いのだ。
妄想で満足してしまっていては、この先、何も変わらず、皺が増えることだろう。

人生に焦りを感じるが、何が原因で、焦っているかもわからない。

スタートに永遠に立ち尽くすよりかは、焦って、どのような道かわからない先に飛び込んだ方が、よっぽどいいんだろうな。

僕も何かの白線を超えたい。

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