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2021年夏旅⑬(秋田)

7月23日
朝から曇ってて風もあるから窓を開けてれば冷房もいらなくて涼しかった。
夕方までやることないから日高町のイオンマックスバリューで昼ご飯の時間あたりまでゲームとかして暇つぶし。

昼食後13時くらいに「とねっこの湯」って所で温泉入って15時前まで休憩室で寝転んで休憩してた。むかわの道の駅の温泉より人も少なめだし施設もいい感じだった。

休憩室でTVがあって台風8号が発生する見込みってことで、27日あたりに東北・関東甲信あたりに上陸の可能性らしい。
26日はまだ大丈夫そうだからとりあえず登れるかな?

17時半くらいに苫小牧のフェリー乗り場に到着して発券手続き済ませて2階で休憩。
いつもなら駐車場に着いたら係の人が秋田行きとか新潟行きの紙を渡しにきてフロントガラス付近の見える所に置いておくように言われるけど、今回秋田行きってことを伝えたら8番レーンに停めてくださいとしか言われなくてちょっと変だった。

18時40分くらいに車に戻ったら自分の後ろの車に新潟行きの紙が掲げれられてて嫌な予感がしてきた。隣のレーン見ると秋田行きの紙。
自分がレーンを間違えたかなと思ったけど8番レーンで合ってるし、聞き間違えるわけもないし案内した係の人が間違えたみたい。

とりあえず秋田行きの紙をもらいに別の係の人にもらいに行ったら秋田行きはこっちのレーンですよってことでレーンを移動した。
前の車との車間を念のため空けてたのと、意外に車両が少なくて左側のレーンは空いてたから移動ができた。

自分だけだったのかなと思ったら乗船時間になって自分のひとつ前に停まってた車もやっぱりレーンが違ったみたいでちょっとトラブってた。
紙渡すだけじゃなくてレーンごとに行き先書いた看板とか置いとけばいいのに。

なんか今までにないくらい出航時間ギリギリの乗船になった。
多少遅れても自分的には問題ないけど、ちゃんと定刻で出航した。

4日連休ってことでさすがに乗客は多くなってたはずだけど、自分の寝台の部屋は他に誰もいなさそうでよかった。


7月24日
特に揺れることもなく結構寝れて5時前まで寝てた。
買っておいたカボチャのポタージュとレーズンパンを食べながらYouTube見て下船までゆっくりしてた。

7時35分に秋田港到着して早速移動開始。
秋田は快晴でめちゃくちゃ暑い。

登るのは26日だからあんまり早く着いてもしょうがないから、鳥海山に行く途中のイオンスーパーセンターで昼食時間まで涼んでた。
12時くらいに鳥海山が見える所まで来たけど夕立というか、まだ昼だけど山だけ雨だった。

街は晴れてて暑いからちょっと山に行って雨で洗車しといた。
北海道も意外に走ってるだけで埃がついてたから多少汚れが取れた。

15時くらいに象潟(きさかた)町の道の駅の温泉入りに行ったけど案の定めちゃくちゃ多かった。
温泉上がって外出る頃には風も結構あって割と涼しくなってた。

セブンイレブンで夕食買って鳥海山の5合目の登山口駐車場に向かった。


夕立も終わったみたいで雄大な山が見えた。
鳥海山はいつも雲がかかってるところしか見てないイメージだったから見れてよかった。

こんな山だったのか。


奥にはまだ入道雲が大きく聳えててすごくいい。


日本海に沈みゆく夕日。


夕日が沈んでしばらくしたら入道雲が真っ赤に燃えだしてめちゃくちゃきれいだった…。
夏の夕暮れにヒグラシの鳴き声が木霊して心にしみた。

今登りたくなるくらい幻想的だったけど人多いだろうからやっぱり我慢だ。
5合目駐車場は車中泊の車で満車状態で、よく皆あんな状態で寝れるなって感じだった。

駐車場にテント張ってる車とか巨大なアンテナ立ててる車とかやりたい放題な感じで最悪だったから誰もいない駐車場に移動して車中泊。
やっぱ4連休の土曜日なんてカオスだな…。


7月25日
2時くらいに一瞬目が覚めて外を見たら街明かりがはっきり見えてて雲海は全く発生してなさそうで、安心して寝直した。
夕景がきれい過ぎたから万一雲海がすごそうなら日曜日でも登るしかないと思ってたけど大丈夫だった。

5時くらいに起きて爽やかな快晴の朝。
雲海なしでも今日もきれいだろうけど、駐車場の方見ると続々と登りに行く人達を見て明日でよかったと思った。
昼は町に下りるけど夕方また来た時にどれくらい減るかな?

遊佐町のイオンに行って古いイオンだったけど本屋も入ってたから小説買っといた。
酒田市の「八森温泉ゆりんこ」ってところで温泉入って休憩室で14時くらいまで読書。
まだ暑いけど山の方の日影で休憩しようと思って鳥海ブルーラインにまた戻って、日陰でしばらく涼んでから5合目駐車場へ。

18時過ぎてさすがに昨日よりはだいぶ車少なくて安心したけど、既に車中泊でスタンバってる車が何台かいた。
昨日と同じ駐車場で車中泊。

23時に目覚ましセットしてたけど22時くらいに起きてゆっくり準備。
もう登り始めてもいいんだけどあんまり早く着いても結構待つことになるし0時まで待つ。


7月26日
0時15分に鉾立登山口出発。
満月近くの明るい夜の登山道を歩いて、ようやく鳥海山を登れるなと思ってすごい気分が良かった。

登り始めてしばらくは思った以上に整備された広い登山道で楽に登れた。

登山口付近では少し風がある程度だったけど、高度が上がるにつれてだんだん風が強くなって結構寒くなってきた。


月が明るいから山の感じが肉眼でも何となく見えてここはきれいそうだから撮ってみた。
これが鳥海山か…。いい山だな…。

気分はいいんだけど風が強くて思ったよりも寒かったせいか何となく頭がフラフラしながらしばらく登ってた。
七高山ってピークに着いたのが3時17分。その頃にはフラツキもなくなってた。


七高山から鳥海山の山頂である新山を見る。
山頂直下にすごい残雪があるけどあれを登るんじゃないだろうなってちょっと不安になった。


月明りで幻想的だな…。

もう少し写真撮りたい気もしたけど夜明けが迫ってるから山頂に向かう。


3時52分鳥海山山頂到着。
心配してた残雪地帯は岩場で迂回して登れた。
でも通常は残雪の上を歩くみたいで、早朝だとガチガチに固まってるからアイゼン必須だった。


大きな岩だらけの山頂で思ってた感じと違った。

花はないからちょっとだけ眺めて七高山に戻る。


まだ朝日も出てないのに山頂に雲がかかりだしてる…。


七高山に戻る頃には霧に覆われてた。

朝日は昇ってきたけどきちんと撮れなかった。


花は意外にイワギキョウとか羊蹄山で見た花と同じのが多かった。

イワブクロも咲いてたけど風も強いしあんまり絵にもできそうになかったから撮らなかった。


雲に覆われたりスッと急に晴れたりの繰り返し。

昨日もだいぶ早い時間から山は雲に覆われてたから、今日も一旦雲がかかりだすと夕方までとれないかもしれない。

晴れたり曇ったりをまだ繰り返してるうちに少しでも撮らないと。


と言ってもこのあたり撮りづらい。

ニッコウキスゲを期待してたけどこの辺りは全くなかった。


ピンクのはヨツバシオガマでいいのかな?ハクサンチドリなのかもだけどよくわかんない。

けっこう花畑なんだけど写真にするとなかなか難しい。


ここがいい気がするんだけど朝日方向が雲がかかって時間かかりそう。

待つべきか他を探しに行くか迷ったけど今回はニッコウキスゲを見に来てるから他を探しに行くことにした。


少し歩いたところで振り返るともうすぐ光が差しそうでやっぱり戻って撮っておくことにした。

戻ってみたけどまだ時間ありそうだったから、ちょうどいいしパンを食べて花を眺めながら待ってたら光が差して青空も見えだした。


戻ってきといてよかった…。
あとになって分かったけどやっぱりここが今日一番の風景だった。

縦位置がいいと思ったけど横位置でも念のため撮っておこうと思ったらもう雲の中になってしまった。数分待ってみたけど雲の濃さから多分もう無理と判断して諦めた。
ニッコウキスゲは登ってる途中でちょっとだけ咲いてるの見かけたけど大群生してる感じの所はなかった。

登ってきたルート上にはないってことかもだから帰りは鳥海湖の南側を通って帰るルートを歩く。


かなり久しぶりのハクサンイチゲ。

まだこんなに咲いてるのが不思議。残雪の多い地帯だったのかな。


チョウカイアザミ。たくさん咲いてたけどどう撮ればいいか分からず。


ハクサンシャジンかな?この花もほんとたくさん咲いてた。

晴れれば色々撮りたかったけど全然晴れなくなってきた。


チングルマの群生地帯だけどもう穂が出てる。

ハクサンイチゲは同じところでまだ花が咲いてたからチングルマの方が花期は早いみたい。

似たような花なのに面白いな…。


ようやくニッコウキスゲがまとまって咲いてた。

でもどこかで見た写真ではもっと一面黄色に染まってたはずなんだけどな…。


どこに群落があるんだろ…。

調べてから来るべきだったかな。鳥海山全体に咲いてると思い込んでた。


ハクサンシャジンがずっときれいで、後から考えるとさっさと気持ちを切り替えて今ある花をもっと撮っておけばよかった。


この木道が意外と危険で朝は濡れてるから異常に滑りやすくて傾斜のきつい木道で一回滑って転んだ。

気を付けてたけどどうしようもないくらい滑った。初見殺しの木道。


鳥海湖とニッコウキスゲ。

花は裏年かタイミングが悪かったかもしれないからもうしょうがないけどせめて晴れてくれたらな…。


あとで調べても何の花か分からなかった。


奥にうっすら青空が見えてきた。少し見えるだけでも爽やかな気分になる。


ここ凄かった。いろんな花がたくさん咲いてて楽園状態だけど写真では良さが引き出しきれない。


しばらく眺めてたらようやく念願の青空が広がってくれた。
真夏の真っ白な雲のおかげか平地で見るよりものすごい濃い青空に見えた。

花畑とも撮れてよかった。
でもほんと1分もないくらいの短い青空で、また曇ってしまった。

ただ青空が見れるだけのありがたみを感じた。


そろそろ帰るか。こんなにたくさん咲いてるのにもったいないけど、どうしようもないかな。


ニッコウキスゲに過度に期待し過ぎてしまったな…。


だいぶ戻ってきた。登山口近くは結構青空見えやすい。
山の方は厚い雲に覆われてるから下から見ると山頂だけ雲がかかってる感じなのかな。

この草原と青空見てると帰るの名残惜しい。


青空とニッコウキスゲ。

標高は低くなってるはずなのにこのあたりの登山道沿いのニッコウキスゲは今が見頃で、上の方はなぜか枯れてるのが多かった。雪解けのタイミングの影響だろうけど。


登山口近くまで来るとクルマユリもたくさん咲いてた。

10時24分に駐車場到着。
花はたくさん見れて山も大体は見れた気もするけど、まだまだどんな山なのかはっきりは分かってない感じで終わった。

凄い山なのが分かるだけに見足りない気もするけど、すごい風景も見させてもらえたしとりあえず充分だ。

29日に飯豊山を登るつもりだったけど、鳥海山でニッコウキスゲが終盤だったのなら飯豊山にせっかく登っても微妙なことになってしまうかな?
あんまり調べたくはなかったけどどんな感じで咲くのか過去に登った人の写真調べてみたけど、なんか思ってた感じじゃなく撮りづらく感じた。

登るとなるとかなりの長時間登山の山だし、そこまでして見るほどでもない気がしてきた。

しかも台風8号の影響でしばらく雨と曇りになってるし、飯豊山は止めてもう長野に行くことにした。
羽黒町の「やまぶし温泉ゆぽか」って所で温泉入って休憩室でアイス食べて14時くらいまで休憩して、水を汲み替えに月山沢の湧き水に移動。

やっぱりめちゃくちゃ冷たくておいしかった。
道路脇で流れてるから車も洗ってすっきりした。

道の駅「にしかわ」で車中泊。


7月27日
台風8号が東北に進路を決定したらしい。昨日登っておいてよかった。
休日の人混みを考えれば昨日しか登れる日はなかったな。

朝は小雨が降ったり止んだりで台風が迫ってる感じではなかったけど、とりあえず今日のうちに長野県まで移動しておく。

真夏に新潟平野を走るのは避けたかったけど今回はずっと曇りと雨で風も涼しい中かなり快適に通り抜けられた。

16時くらいに新潟県十日町市の「千手温泉 千年の湯」で入浴して、近くのイオンで夕食食べて長野入り。
野沢温泉村の道の駅で車中泊。


7月28日
朝からなんか結構晴れて青空がきれい。でも週間天気では台風の影響かしばらく雨と曇り予報。

残りの登る予定の山は燕岳と白馬岳のみだから晴れるまで待つつもりではあるけど、だいぶ時間かかりそう…。

天気予報が全然当たらないから明日もし晴れるならいつでも登れるように準備しておこう。
出来れば明日白馬岳登りたいけど雨予報。

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