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2023年夏旅⑥(福島・長野・新潟)


6月22日
弱い雨だけど朝からずっと降り続いてる中とりあえず福島県の只見湖の石伏公園って所まで運転してきた。

浅草岳の登山口まであと20㎞くらいだけど、あと3㎞くらい進むとそこから電波なくなるからここで車中泊。

明日の天気はやっぱり雨で変わらなそうだから土曜日に登ることになるかも。
夕方気温の変化によるものなのか川霧が発生してきて綺麗だった。


手前に花でも咲いてればよかったんだけど特になかった。
雨の中ずっと運転してちょっと気分沈み気味だったけど、寝る前にいい風景見れてよかった。


6月23日
朝は雨降ってなかったけど11時から降る予報で浅草岳は明日に延期することにした。

福島県側は近くにスーパーがないから新潟県側に移動してる途中で道路脇のガクアジサイの青がすごいきれいだったから、車停めて近づいてみたら白い野菊も一緒に咲いてた。


梅雨真っただ中なのにあんまり梅雨らしい風景撮ってなかった。
山に登る日は晴れた日しか登らないからなかなか梅雨らしい風景を撮れてない。

雨の中のアジサイも撮りたいと思って探してみたけど、まだあんまりなかった。

魚沼市のスーパーでご飯買って神湯温泉入ってから道の駅入広瀬近くの空き地まで戻って車中泊。

夕方雨予報だったけど星空広がってきて、今年初のホタルも見れて夏の夜の気分を味わえた。


6月24日
昨日の寝る直前に見た蛍と星空で絶対晴れるはずってほぼ確信してたけど、朝起きたら天気予報通り完全に曇ってて雨も降ってきた。

今日がだめならもう浅草岳は諦めるって決めてたから、今回はすっぱり諦めて26日登る予定の火打山のために長野まで移動することにした。
長野県の飯山市のベイシアで買い物して、火打山近くまで移動しとくか迷ったけどせっかく志賀高原が近いから志賀高原に行ってみた。

蓮池近くまで来た時に道路脇の草むらで黒い子犬がいると思ったら子熊だった。
2頭の子熊が遊んでて、しばらく見てたら親熊も現れてのんびりしてた。

夕方久しぶりに発哺温泉に行って入ってみたら今回も誰もいなくて貸し切り状態だった。でも1500円もして割高過ぎた…。こんな高かったっけ?

清水名水公園に行って志賀源流の水でラーメン作ってそのままそこの駐車場で車中泊。


6月25日
朝から快晴無風で今日はどこの山登っても絶景見れそうだけど、日曜だから人多いだろうし我慢。

朝の散歩がてら一沼行ってみたら水鏡になっててアヤメも咲いてた。


紅葉時期には何回か撮ったことあるけど、この時期はアヤメが咲くのか。

中々いい感じだった。

遊歩道歩いてると丸池って所まで行けるみたいだからちょっと歩いてみた。


朝一番だからか遊歩道のど真ん中に蜘蛛の巣張られてた。
気づかなければ顔に思いっきりかかってしまう。

逆光気味で見れば蜘蛛の巣の模様がすごいきれいでしばらく撮ってみたけど全部の糸が光り輝くようには撮れなかった。主の蜘蛛もちょっと小さい。


丸池の方がアヤメがたくさん咲いてすごかった。

撮ってる時は知らなかったけどシガアヤメっていうらしく、アヤメとヒオウギアヤメの自然交雑種で志賀高原だけに分布してるらしい。


南方向は水鏡になってない。


半逆光で透き通った青紫色が爽やかだった。水辺に似合う。

アヤメ単体ではなかなか絵にするの難しいけどこんだけ咲けば遠くからでも目立ってた。背景の水鏡がほんときれい。


いい気分で散歩終えて車に戻る50mくらい手前でキバナノヤマオダマキが咲いてた。

淡い黄色だから目立たなくて行きには気づかなかった。
オダマキシリーズコンプリートしたいけどオオヤマオダマキっていうのだけまだ見たことない。

ちょっと早いけど火打山方面に移動して11時くらいにアルペンブリックス日帰り温泉に入って、火打山の笹ヶ峰登山口に行く道中に水場がある駐車場があったからそこで夕方まで小説読んでそのまま車中泊した。

貴志祐介の罪人の選択も読み終わって暇つぶしがなくなってしまった。またどっかで小説買わないと。


6月26日
0時に目覚ましセットしてたけど23時くらいに目が覚めてしまった。駐車場が微妙に斜めだったからかも。

衛星画像見たら思いっきり雲がかかってきててダメかもと思ったけど、雨は降らなさそうだから準備して登山口向かった。

1時15分に笹ヶ峰登山口から登り始めて最初の内は星空見えてたけど、途中から星が見えなくなって衛星画像で見えてた雲が来てしまったかと思った。
でも途中から雲の中に入った感じで霧に覆われてきて、天狗の庭近くまで登ってきたら雲の上に出れた。

火打山は山頂からの光景よりは天狗の庭からの池塘の水鏡狙いで来てたけど、池塘手前にあるはずのハクサンコザクラがあんまり咲いてなかった。
霧で山も見えてないから山頂に向かった。


雲の上に出ると朝焼けが始まってた…。

途中まで諦めてたけどその分めちゃくちゃ感動した。

夏の朝のこの時間ほんと最高。


21年に登った時の記憶では山頂付近はコバイケイソウとイワカガミとミヤマキンバイくらいしか咲いてなかったと思ってたけど、こんなところにまでサンカヨウが咲いてた。
ちょっと遠くて絵にはできてないけど。


山頂まであと50mくらいの所でまさかのハクサンコザクラがいた。

前回絶対なかったはず。21年は6月28日に登ってて見つからなかったってことは多分まだ咲いてなかったんだと思う。
ということは今年相当早いのかな?それか今年は雪が少なかったのかも。

21年が積雪多かっただけかもだけど。
どちらにしろこんないい所に咲いててくれてほんとありがたい。


撮ってたら朝日が当たりだした。めちゃくちゃきれい。

でも風が吹いてて早いシャッター速度で撮れないこの時間は難しい。

山頂からの雲海もどんな感じか見たいから一旦山頂に向かう。


4時47分火打山山頂到着。

ここはさすがに前回同様花は無し。


山頂からの雲海。

夏らしいモクモク流れる雲海。

ここに花畑がほしいけどまぁまぁ背の高いハイマツ的なので景色もちょっと見づらい。


朝日方向。登ってる間は昨日の天気が羨ましかったけどやっぱ今日で最高だった。誰もいないし。


雲の流れが早くて見てて飽きない。
せっかく三脚持ってきたからスローシャッターで流して撮ればよかった。

結局今日も三脚はただの重りだった。


アルプス方向見ると火打山の影が雲海に映ってた。

奥に続く登山道があったから奥には何て山があるんだろと思ったら影火打って山だった。そういうことかって思ったけどそういうことなのかな?

ちょっと行ってみようかなと思って途中まで行ってみたけどガンガン下っていくからやっぱやめた。日影だし。


雲海が消えないうちにハクサンコザクラの所に戻る。

写真じゃ全然伝わらないけどほんとこの眺めよかった。


ハクサンコザクラの所に戻ってきた。
朝日も結構明るくなってやっと撮りやすくなった。

背景に流れる雲海も入れられて最高だ…。

今日のピークは撮れた感じだったから、ようやく落ち着いて音楽聴きながらずっと眺めてた。
6時くらいに雲海は消えてしまったけど、7時半頃まで誰も登ってこなくてこの光景をずっと独占できた。

7時半くらいに山荘泊まりっぽい人達が数人登ってきだして、そろそろ人が増えてきそうな気がしたから写真撮りながらゆっくり下山することにした。


タンポポみたいな黄色の野菊みたいな花があちこち咲いてたけど開き切るまであと1時間くらいはかかるかも。待てなかった。


北側の斜面。


サンカヨウは今回結構いろんな標高帯で咲いてた。

でもこんな山頂近くの高い所に咲くのは意外だった。


イワカガミは花期が長いからか前回と同様の感じだった。


天狗の庭まで戻ってきた。
今回は青空があんまりすっきりしてないのもあるけど、どっちにしろ手前のハクサンコザクラがほとんどいないから今年はどうしようもなかったのかも。

でも雲海を背景にもっといい感じで撮れたから充分満足した。


この幾つもの池塘に映る景色はほんといいんだけどな…。

ここに主役の花がないのは惜し過ぎる。


池塘の反対側にはハクサンコザクラ大群生してた。

こっち側じゃな…。しかもちょっと遠い所にばっかり咲いてるから撮りようがない。


21年に来た時はここの木道はまだ雪の中だったはず。

積雪の量とか開花スピードとか違うから同じ時期を狙っても毎年見れる景色はだいぶ違うんだな…。今回は花が多くていい方向に計算違いだった。


朝露で濡れたサンカヨウを下山時の楽しみにしてたけど、山の上の方で時間使い過ぎてほぼ乾いてた。あと1時間早く切り上げとくべきだった。

ハクサンコザクラと雲海を撮ってから2時間以上眺めてしまってた。


キヌガサソウとサンカヨウ。

キヌガサソウは若干少なめに感じた。列になって咲いてた所があった気がしたけど見当たらなかった。


だいぶ下りてきた登山道沿いの大木に住むイワカガミ達。

他にもたくさん色んな花咲いてて撮りながら下ってきたけど、あとで見返してみたら全然花の良さを引き出せてなかった。
いつかちゃんとそれぞれの花ごとに撮りなおしたい。

11時35分に駐車場に帰り着いて苗名の湯って所で汗を流して、飯山市のベイシアまで移動して洗濯と買い物済ませた。
暑くて昼と夕方でアイス2個食べてしまった。

道の駅野沢温泉で車中泊。


6月27日
4時に起きてとりあえず山形県の米沢に移動。
移動中ほぼずっと雨降ってた。

昼過ぎに鷹山の湯に到着して漫画読んで時間つぶして、夕方いつも通り道の駅米沢に行って車中泊。

天気予報見たらウェザーニュースで10日間ずっと曇りと雨。

予定では29日に朝日連峰登って小朝日岳のヒメサユリ撮ってから7月1日に北海道渡って、7月3日に美瑛岳登るつもりだったけどもしかしたらというか、今のところかなりの確率で朝日連峰は諦めるしかないかもしれない。


6月28日
朝から外にも出れないくらい強い雨で気が滅入った。
予報が変わってること期待したけど、変わらずというか若干悪化したくらい雨マーク増えてた。さすがに納得せざるを得ないくらいの雨が実際に降ってて浅草岳に続いて朝日連峰も諦めるしかなさそう。どっちもヒメサユリの山だったから山を諦めるというかヒメサユリを諦める感じか。

北海道から帰った時に飯豊山にまだ残ってればいいけど。
とりあえず今日は朝日連峰の登山口近くの道の駅あさひまちあたりまで移動しといて万一明日天気急変して晴れそうなら登れるようにしとく。

時間的にはギリギリにはなるけど30日に晴れれば30日でもいい。それでもだめなら諦めて秋田のフェリー乗り場に向かう。

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