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竜王山の紅葉(2022年11月2日記)

昨日曇り予報で今日晴れ予報だったから3時に起きたけど、起きてから天気予報見たら今日一日曇りに変わってた。
曇りならあんまり早く出発する必要もないけど、もう目が覚めてしまったから4時半くらいに家を出て竜王山登ってきた。

霧島連山の中で名前は一番かっこいいけど全然目立たなくて先週まで存在を認知してなかった。
先週大幡山に登った時に見た感じ、矢岳の隣の山あたりで紅葉が綺麗っぽかったから名前がある山なのか調べてみたら竜王山だった。
小学生がつけたような名前ではあるけど気になってきた。

宮崎側からしか行けないかと思って調べてみたら普通に高千穂河原から行けるみたいで驚いた。鹿ヶ原に行く道を更にずっと進むだけみたい。
鹿ヶ原にもまだ行ったことなかったけど…。

霧島歴20年近くなのに今更新たなルートを知ることになるとは…。なんか情けないような、でも新鮮で楽しみだ。
まだ暗いうちに鹿ヶ原は通り過ぎたけどシルエットの感じでもいい雰囲気で今まで来なかったのがもったいないくらいだった。

色が見えるくらいの時間になると紅葉がめちゃくちゃたくさんあることが分かってほんと驚いた。


ごちゃごちゃしてるけど歩いて見てる分にはほんとずっと綺麗で霧島で一番紅葉がたくさんあるルートな気がする。

竜王山直前までほぼずっと平坦な道だから登山って感じではないけど、草を掻き分けて進む道だから朝は草が濡れててどうやっても服が濡れる。

ルートもピンクのテープを見逃すと迷いやすい感じでさすがに一筋縄ではいかない感はある。何回かYAMAPでルートを確認して軌道修正した。

登山道っぽく見える獣道とか空の沢が多くて初めての人は迷いやすいかも。ピンクテープさえずっと集中して追ってれば大丈夫ではあるけど。


竜王山中腹にあった真っ赤な紅葉。
カエデでもドウダンツツジでもないのにこんな真っ赤になる紅葉があるのが驚いた。

何の木なんだろ?


晴れてれば新燃岳あたりをバックに撮れただろうけど今日は晴れそうにない。


広い風景は今日は無理かな…。

来週まで紅葉もたないだろうし…。


何時だったか見てなかったけど竜王山山頂到着。標高1175m。


山頂付近からの眺め。

紅葉はあるけどごちゃごちゃし過ぎて撮りづらい。
木に登って撮ろうかと思ったけどそこまでするほどの紅葉も風景もなかった。


山頂付近はススキの背の高いのが多くてちょっと景色は見づらい。矢岳は何年か前に登ってそんなに大した光景じゃ無かった記憶があるからどうしようか迷ったけど、矢岳に行くまでの道に何かあるかもしれないからちょっと行ってみる。


矢岳山頂の手前200mくらいの所に山肌が全体的に真っ赤になってるところがあった。見る分にはすごかったけど、ここもごちゃごちゃしててやっぱり撮りづらい。

写真は引き算ってやつか…。ちょっと違うかもだけど。


山頂近くに何かの花の散ったあとの群生があった。

どんな花だったんだろ…。こんだけあればすごかったかも。


矢岳到着。標高1131m。


記憶通り景色はやっぱりパッとしない。

雨降ってきそうだからすぐ引き返す。


さっきまでいた竜王山にもいつの間にか雲がかかってきてた。
ちょっと霧雨もぱらついてきた。


道中の草の紅葉がきれいで何度も立ち止まってしまうけど、なかなか感じた通りの印象に撮れない。肉眼では色がもっと鮮やかに見えてるんだけどな…。


竜王山中腹の紅葉の所まで戻ってきた。

ちょうどいいくらいに霧が画面の半分まできて幻想的になってた。
左下の黄葉も入れようと欲張ってしまってちょっと中途半端になってしまった。

紅葉だけアップで撮ろうとしたときには紅葉も霧で白っぽくなって間に合わなかった。
霧雨が強くなってきた気がするからもう待たずに帰る。


ほんとこのルート絵としてまとめるのは難しいけど紅葉がすごい。

今年当たり年なのかな?


晴れてたらめっちゃ探検したいくらい風景の宝庫のような気がする。

今日はもう靴が靴下までビチャビチャに濡れてしまってるから登山道沿いの風景だけ撮りながら帰る。
雨のせいとか川を渡ったとかじゃなく単純に草が濡れてるから掻き分けて進んでるうちにズボンが濡れていって段々とそれが靴下までしみ込んでいった。

長靴はいてこない限り防ぎようがない。10時過ぎて草が乾いてから来るべき場所かも。


雰囲気はほんといい。

晴れてたらここでかなりの時間ゆっくり休憩してたと思う。


行きにも気になってたけどちょっとまだ暗かったから帰りに撮ろうと思ってた楓。

めちゃくちゃ真っ赤で枝ぶりもいいけど周りの朽ちた白い樹がなんかやけにマッチしてる。


手前のカエデもいれて縦構図で撮ってみた。

いいけどなんか違う…。


画面いっぱいに散りばめて縦構図で。

これかも。朽ちた白木の感じも現場で感じた雰囲気が出てると思う。


横構図もいいかもしれない。
墓標のようにそびえる朽木の真っ白な世界に鮮烈な赤い紅葉…。

何とも言えない不思議な空間にいるみたいだった。


最後に満足いく写真撮れたからここからはもう足早に帰る。

登りでも下りでもないからすぐだろうと思ったけど意外に結構長い。

行きは新鮮だったからあっという間に感じたけど靴びちょびちょの状態じゃ道間違えてループしてるんじゃないかってくらい長く感じた。


お茶飲んで休憩してる時に、行きは邪魔でしかなかった蜘蛛の巣が紅葉を背景にきれいに見えたから撮ってみた。これも霧雨のおかげで見れた光景かな。

写真のバリエーションが増えるからもっと雨の日も撮りに行かないとかも。
もっと昔から知っときたかった場所だったなって思いながら歩いてた。

霧島を探検しまくってた気になってた昔の自分にここを教えてやりたい…。

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