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動物撮影の人馴れに関すること

動物を撮影するということは少なからずその個体の人馴れを促してしまうという点は確かに問題だ。 

しかし私は別の観点で考えている。 

これはただの写真家の言い訳かもしれないし、あくまで個人的な意見だということを先に言っておく。  

私は先日、世界自然保護基金のWWFからホッキョクグマに関する問い合わせで、写真を提供した。 

絶滅危惧種を保護するために、WWFが写真展の開催などを催すらしい。 

WWFは動物写真が好きな人なら誰しもが知っている機関ではあると思う。 

一応知らない方はwikから→ https://ja.wikipedia.org/wiki/世界自然保護基金

ホッキョクグマだって、もちろん近づいて撮っているわけである。 

これが人馴れすると言われればそうかもしれない。

でも撮る事によって、より大きくそれを保護しようっていう試みや世間にそういう絶滅しそうだって言う現状をより知ってもらえる事になる。 

撮ることにとって実際にWWFなどそういう機関から声がかかり、個人では不可能な範囲で現状を広めてくれる。

何も絶滅する動物ばかりじゃない。 

その土地に生きつく素晴らしい生物がいるのだと、そう知ってもらえれば良いと思う。 

だから、撮る事にしている。 

もちろんそれがいいとは思わないが、何もせずに批判ばかりするよりかは絶対にマシだと思う。 

何もしなければ現状を知る由がない。 

まずは『知る』事が大事で、それを伝えるために私たち写真家がいるのだ。 



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