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【折り畳みスマホ】 Galaxy Z Foldをメイン機にできない3つの理由

Googleが発表した折り畳みスマホ「Pixel Fold」が話題になっている。

僕も気になっている一人で、Pixel Foldが話題になったことで今まで眼中になかった「折り畳みスマホ」に対して急上昇で興味が湧いてきた。

Google Pixel Fold

色々調べると折り畳みスマホ界では現状Galaxy一強の様相で、僕はZ Fold3と4を吟味して、性能的には大差ないのに中古美品でも10万円程度で買えてしまうZ Fold3を使い始めた。定価は25万円前後。

基本的にiPhoneばかり使ってきたが、時々気になるAndroid端末が出たときは買ってみることがある。
過去には価格の割に万能だという触れ込みでGoogle Pixel 5aを買ってみて、苦い思いをしたことも。。

でも今回は大当たりで、Galaxy Z Fold3には大満足している。使う人は選ぶかもしれないが、個人的には超オススメ。
UIや動作などの基本性能が良く、正確には折り畳み云々の前に「Galaxyが良い!」と言った方が適切かもしれない。
Appleのエコシステムにどっぷり浸かってる僕が、それを少し犠牲にしてでもGalaxyを使い続けたいと思ってしまっている。

前置きが長くなったが、今回は気になっていた折り畳みスマホに挑戦してみてわかった良いトコと悪いトコを紹介する。

価格が高いとか、分厚いとか、そういうよくあるレビューではなく、ニッチなZ Foldのレビューとなっているので、参考になる人がいれば幸いだ。

Galaxy Z Foldの話にはなるが、Google Pixel Foldが気になっている人にも参考になるかもしれない。


Galaxy Z Foldをメイン機にできない3つの理由

これを書いている2023年7月現在、「もうすぐ『Galaxy Z Fold5』が出る!」ということで界隈は賑わっている。
Galaxyの良さを体感してしまったので、この賑わいには納得だ。

でも今出ている情報を見る限りでは、僕がZ Fold5を買うことはない
それはなぜか?

ここから先を読んでもらえればその理由がわかるだろう。

▼ メイン機に出来ないポイント

①|QWERTY配列との相性が悪い

親指で2つ以上のキーが隠れるサイズ感のキーボード

僕はスマホでもQWERTY配列のキーボードを使っている。フリック入力は出来ない。PCのキーボード配列が染み付いているし、英語の文字打ちをすることが多いので、QWERTY配列が使いやすい。

そんな僕がZ Foldで困ったのは、サブ画面の横幅が狭いことによるQWERTY配列の強烈な打ちにくさ。絶対に誤字る。
ましてやカバーをつけたものなら、その厚みで画面隅の文字が押せなくなることもしばしば。

ちなみにサブ画面とは閉じた状態で使う画面。普通のスマホで言えばメイン画面だ。
普段使いでいちいちパカっと開いてるようじゃ機動力が落ちるし何より面倒なので、僕はこのサブ画面をよく使う。
メールやSlackの返信はサブ画面でさっとやりたいのに、文字打ちで誤字を連発するのはストレス以外の何者でもない。

Z Fold5でもサブ画面幅はほとんど変わらないようなので、ここに買い替えるメリットが生まれない。

②|重さの弊害


重さは272g

重くて手が疲れるとかそういうよくある話ではない。

まず、ポケットに入れたら確実にズボンが下がってしまう。なのでベルトは必須だが、ベルトがないパンツが多い僕にはちょっと不便。
かと言って胸ポケットに入れるとその重さでシャツがよじれる。そのうえ長さもあるのでちょっと前傾になると落下する。

なので必然的にバックが必要になるのだ。
僕のような手ぶら大好き人間には結構大きな負担。

次に、車載マウント問題。

車移動が多い僕は車載スマホマウントが必需品。
MagSafe対応マウントで充電しながらマップや音楽をiPhoneに任せるという使い方が習慣になっている。

Z Fold3にもMagSafe用マグネットリングを背面に貼り付けているものの、その重さゆえに車載マウントには不向き。停止時にこそくっついたとしても走行の振動で絶対に落ちる。
外的衝撃に弱い機種であるからして、この落下は精神衛生上よろしくない。

かと言って挟み込むタイプのマウントも好ましくなさそう。なぜなら閉じた状態だとヒンジに挟み込みの負荷がかかるから。Samsung公式の情報が見つからないので絶対にダメとは言えないが、たとえ大丈夫だとしてもあまりやりたくない。

言わずもがな、開いた状態での車載は絶対にNG。万一落下したら貧弱なメインディスプレイが死亡する確率が飛躍的に高まるだろう。

③|収納できないSペン

Apple Pencilと違って充電不要なのは嬉しいのだけど。

これは欲張りなポイントだが、折角タブレット的な使い方ができるのに、ペンの持ち運びに一手間が必要っていうのは、わかって購入したとは言え使い込むほどに惜しすぎる課題だと思わざるを得ない。

Sペンの出来というか、メモ書きのしやすさがとてもいいからこその悩みでもある。

Galaxyを知らない方のために補足すると、GalaxyのハイエンドであるSシリーズや以前のNoteシリーズに付属するSペンは、スマホ本体に収納できる機構が備わっている。なぜかそれ以上にペンを使う需要が高いであろうFoldにはその機構がないのだ。

絶妙に歯痒いのは、Sペンは普通のボールペンよりちょっと細く、汎用のペンホルダーが使えない。なので専用のホルダーが必要になるが、ペンが収納できるZ fold用カバーは端末が一回り以上大きくなるし、何より不恰好なものが多い。

Sペンホルダー付きカバーははっきり言ってダサいのばかり

ヒンジに収納スペースがつくカバーは、それのせいで開いて直置きしにくくなるので、ペンを使うという用途に対して本末転倒感すらある。

そしてSシリーズのように端末内にペンを収納できる進化を最新のZ Fold 5に期待していたが、それも叶わない。

余談までに、現状Google Pixel Foldにペンが使える情報はないので、iPadのようにちゃんとペンを使いたいと思っている人はGalaxy Z Foldを検討した方が良い。

ーーー

以上がGalaxy Z Foldをメイン機に昇格しきれない3つの理由だ。

Sペンはともかく、文字打ちが難しいのと重さゆえに機動力が損なわれるのは物理的に解消しきれない。

日本語入力に関してはフリック入力を練習して、持ち運びにはバッグを準備、車にはZ Fold用にスマホマウントを探すなどといった、「使う側がスマホに合わせていく」というスタンスを取ることができる人なら無問題だろう。

僕は長年のiPhone生活で染み付いた運用方法を突然変えなければならないというところにどうしても抵抗を感じてしまっている。

現状はメイン機にできないとはいえ、家の中ではほぼメインで使っていて、屋外に持ち出さないってだけで素晴らしい点は山ほどある。

冒頭に書いた通り、次に買う端末もGalaxyにしたいと思っているほどだ。

最後にその一例を数個書いて締めようと思う。

▼ iPhoneから替えてよかったポイント

①|画面サイズを切り替えられる快適さ

ヒンジの硬さ的にガラケーのように片手でサッとは開けれない

僕はiPadも持っているので、大画面で使うSlackやメール、YouTubeやゲームはスマホで見るそれらより圧倒的に快適なのは十分に知っている。

でも、別に全てのアプリを大画面で見たいわけではないし、例に挙げたそれらのアプリだってスマホサイズで利用した方が良い場面もある。

皆の想像通り、タブレットが使いたい場面とスマホが使いたい場面はそれぞれあって、2つの端末は使い分けてこそ快適なのだ。ただし、タブレットは大きいので持ち運ぶには嵩張るし、なによりいくらエコシステムが整っていても同じ情報を見るために2つの端末を行き来するのはそれなりに手間がかかる。

Galaxy Z Foldの場合がそれが完璧にシームレスで、サブ画面(一般的なスマホ画面)で見ていたアプリは、パカッと端末を開くだけで即座にメイン画面(タブレットサイズ画面)に表示される。逆も然り。

iPad同様に対応してないアプリは単なる拡大表示になることもあるが、対応していればタブレット版UIになる。これは折り畳みスマホならではのメリットで、単にiPhoneとiPadを持っている状態とは明らかに快適度が違う。

②|マルチタスクで仕事が捗る

こんな利便性の高いスマホは他にない

Galaxy Z Foldはメイン画面に最大4つのアプリを同時起動できる(3つの画面分割と1つのポップアップ表示)。

iPadで言うところのスプリッドビューやステージマネージャーのような状態だ。

iPhoneしか使ったことがない人には衝撃かもしれないが、そもそもAndroid端末の多くは2画面程度のマルチタスクに対応しているものが多い。iPadがスプリッドビューに対応したとき、Android端末では”スマホで”それが普通にできていた。

参考文献を見ながらノートを取ったり、計算機や翻訳アプリを開きながら設計図を書いたり動画編集をできたりもする。
iPhoneであれば何度もアプリを切り替えて作業するようなことも、スッと2画面ならべてサッと作業を終えられる。この体験は本当に感動もの。

ちなみに僕はやらないが、キーボードを繋ぐことも可能なので、大画面でがっつり原稿作成などもイケちゃう。

③|Sペンでブレストが捗る

iPadでやっていたブレストがスマホでできちゃうなんて本当に素晴らしい。
「いやいやメモ帳に文字を打てばいいやん」と思った人は勘違いしている。メモ帳は所詮ワードのように文字を上から下に並べていくことしかできない。
手書きであれば自由なフォーマットで考えをまとめられる。吹き出しや矢印を引っ張ることも、文字以外の情報を書くことも、なんでもOKだ。

もし仮にiPhoneにスタイラスペンで手書きしたとて、それはそれで画面サイズ的に無理があるだろう。手書きにはある程度画面サイズが必要だ。

動画を見ながらメモだって可能。窮屈だけどね

一応補足だが、注意が必要な点が2つある。
まず、ペンが使えるのはメイン画面だけ。
閉じた状態のサブ画面でペンを使うことはできない。

次に、同じSペンでもFold用のペンを使わなければならない。
昔使ってたSペンを引っ張り出してきても、適合しなければ使用NG。おそらくだが専用のSペンは柔軟性のあるメインディスプレイが傷つかないようになっていると思う。

ーーー

というわけで今回はおしまい。
ハッピーデザイニング!🦉

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