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HARDCORE MECHAのお話

評価:★★★★☆ プレイ時間:10時間弱

はじめてこのタイトルを知ったのはクラウドファンディングで、「スパロボみたいなアクションゲームを作りたい」という名目のプロジェクトで耳目を集めており、自分も当初から注目していました。

に、2016年・・・!?

2019/6/27ついに発売ということで、あ~あれかぁ!やっと出るのか!
と思いながらも、あ~6/27はPS4のこのすばもあるしTheSinkingCityもあるしかぶりすぎてるな~、と思ったのもつかの間、SinkingCityはEpicStoreの決済がなんだかグダグダだったため一旦保留にしていたら突如日本語削除という報が飛び込んできたり、このすばはわずか4日でクリアできてしまったりで図らずも手が空いてしまったため、ちょうどSteamセールと重なったこともあり購入した次第。

前置きが、長い。

紛れもないスパロボ

さて、プロジェクトの目的通り、スパロボの戦闘アニメを作りたいという願いは果たされていました。

普通にステージ攻略している間は自機の表示が小さかったり正直忙しくてモーションをじっくり見ている余裕はないものの、覚醒武器発動時のアニメやイベントシーンは見慣れたスパロボそのものであって、本当にワクワクさせてくれる。
そして主題歌が影山ヒロノブ。誰がそこまでやれと言った。(多分バッカー

▼ゲシュペンストキックが嫌いな男子などいない。

▼本編とは直接関係ない冒頭のTV番組、やりたい放題すぎて笑ってしまう。

加えてステージ開始前のブリーフィング画面もまたスパロボであり、やりたいことやりきったに違いなく、きっと満足でしょう。知らんけど。

難易度はそこそこ高め

アクションゲームとしての難易度はロックマンよりはやや簡単な部類かなと思います。
というのも、残機が尽きたら最初からという制約がないため諦めずにチャレンジし続ければどうにかこうにかクリアまではこぎつけることができるという点に尽きますが。

ただそれとは別にステージランクで評価されるということもあり、これでSを取るのはなかなか至難、自分の場合はSは一つのみで大抵CかDというおそまつな結果でした。

Steamレビューでは難しいという声が散見されるものの、おそらくは高評価取るのが難しいという話かなと思われます。

操作が独特

左スティックで移動、右スティック(あるいはマウス)でエイムになっており、この独特の操作方法が難易度を跳ね上げているのかなと。

通常のアクションゲームであれば左スティックなり十字キーを左に押せばそちらを向きますが、HARDCORE MECHAでは常にエイムしている方向を向き続けるので、後ろから襲われた際にとっさに方向転換できるようカラダに覚え込ませるまで結構時間がかかりました。

慣れるとブーストで相手の背後に回りながら空中で射撃などができるようになり、俺が操縦してるうううう!という感覚になってくるためこれはこれで快感です。

▼機体のすぐ近くにある◯が右スティック(マウス)に同期し、それに合わせて矢印の方にエイムする

エイムの矢印が自分のすぐ近くにしか出ていない為なかなか狙ったところに飛んでいかなくてこれもまた難しいのですが、オプションパーツとしてエイムアシストがついているため、ある程度は追ってくれます。

パズルボブルくらい伸びてくれねぇかなぁ!!!(ぉ

▼(NintendoSwitch版HPから拝借)

開発・カスタマイズ

もちろん機体改造要素もあり、敵機の撃破やステージクリアによって得られるクレジットを用いて兵装やアイテムの購入ができます。

モジュールというオプションパーツがまぁスキルツリーに相当しますが、装甲やブースト、火力の強化などが主で突拍子もない機能が追加されたりはしません。残念だ。

特殊武器の扱いが残念

出撃時に装備できる武器としては
メイン武器:ビームサブマシンガンなど
サブ武器:バルカン砲など
特殊武器:ショットガン・ロケットランチャー・火炎放射器等々

と特殊武器はバリエーションに富んでおりいつでもメイン武器と切り替えて使用できるものの、メイン武器とは違い弾倉が空になったらそれで終わり、リロード不可という仕様で、道中で倒した敵機も普通に特殊武器を落とすため、「自分で持ってきた特殊武器も敵が落とした武器も同様に使い捨て」なのは変わらないため、わざわざ持たせる武器を吟味するほどの意味はないなぁという感じに。

使える機体の制限

トップの画像には5体のロボットがいますが、実際に使用できる機体は中央の青い機体のみです。
他の機体はストーリーモードで登場はしますが、操作することはできません。

Steamレビューを見るとどうやらマルチプレイでは選択できるようですが、まぁマルチをやる予定はないので・・・

アップデートやDLCで使えるようになるといいなぁ。

コントローラの認識がちょっと怪しい。

開始するといきなりPS4なりXBOXのコントローラなりを使ってくれよな!!と言われるものの、続いて表示されるAボタンを押せの表示に従うもうんともすんとも言わない。

これはまぁ、自分がSteamコントローラを使っているせいもあるかも知れませんが、などと疑っては見るものの、一応検索してみると同様の症例報告が上がっており、XInputの認識がちょっと不安定なのかなと。

幸いというかなんというか、「Steamで出ている以上キーボードとマウス入力には必ず対応している」「Steamコントローラはキーボード入力もマウス入力もエミュレートできる」というアクロバットなんだか本来の使い方なんだかで一応の解決はできました。

おしまい

ちょっとした不満点はあるものの、グラフィックも操作性もボリュームもインディーズのタイトルとしては破格の高水準で、かつ2000円に満たない激安価格で買えることもあって結構満足度高いです。
スパロボ好きなら。(ファミ通クロスレビュー構文


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