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物語たちは永遠に、何処かへ

易セントリック雨男さんの【本好きへの100の質問】第三十五問に答えていたら、子どものころに読んだ物語を2つ思い出しました。
両方とも海外の児童文学で、作家名・書名がわかりません。
絵本ではなく、ある程度ページ数のある単行本で、1980年代以前の作品です。
どなたか、作家名などわかる方がいたら教えていただけるかなぁと思って、わずかな手がかりしかないのですが書いてみます。

■ひとつは、ガラスのお城が出てくる物語です。
主人公がガラスのお城に行くのですが、そのお城が透明で、まわりの空間が青っぽくて、たいそう美しい描写でした。
・・・ということしか覚えてません・・!
リンドグレーンの作品ではと思って、一時期さがしてみたことがあるのですが、どうも該当する作品が見つかりません。

■もうひとつは、十代の少女とピアノの話。
主人公は、学校生活があまりうまくいっていないピアノ好きの少女。
寄宿生だったような気もします。
孤立しながらもピアノに生きる意味を見出し、その道を目指していく、といったお話だったかと思います。
少女が、孤高に強く生きていこうとする姿がよかったのです。

あぁ、でもこれだけではほんとうに手がかりにもなりませんよね・・・

また、これを書いているうちに、もし見つかったとしても大人になったいまの自分が読みかえして、がっかりしたり色あせて見えたりするのも嫌だなぁと思えてきました。

いっそのこと、この物語たちは永遠にどこかに行ってしまったままの方がよいのかもしれません。

いつか私が地上を離れたときに、あの頃の自分まで時間がどんどん巻き戻って、そうして天上で物語たちと再会する・・・そんな日を夢見ていてもよいかもしれません。


#児童文学 #探し物



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