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東京アラートの灯いたその日 かつての日常だった

自粛明けから約1週間
久々に出る東京はかつての日常が戻ってきていた

嬉しい意味で書いてない
喉元過ぎれば熱さも忘れるとはよく言ったもので
あれだけお金をかけた自粛とはなんだったのだろうと思わせる日常がそこにあった

お金かけるとは
経済的損失、の意味。念のため補足

満員電車は時差通勤で避けたので目にはしてないが
Twitter等で見る限りかつての日常のようだ

駅のエスカレーター
間隔をあける新しい生活習慣はどこにいった
僕は間隔を開けたが
後ろには人がぴたりとついた

電車
1週間前は隣に人など座ってこなかったが
今日は普通にぎゅうぎゅうに座っている
自粛前との違いはマスクをしているだけ

お昼に
弁当を買いに行った
テレビでよく見る
間隔を開けたりアクリル板で囲った飲食店は
少なくとも弊社の周りには見当たらない

弁当を注文しようとすると
普通に店内に入れられそうになる

店内は
ガハハと唾を飛ばしながら
狭い席で向かい合って話すおじさまばかり
絶対に入りたくない
弁当だけをサッとテイクアウトして
会社に戻る

夕方にニュースが飛び込んでくる

今日は東京の感染者が30人を超えたらしい
まあそうなるだろうなという結果
追記:どうやら49人らしい

東京アラートを出すことを決定とか
都庁やレインボーブリッジの禍々しい赤色を
撮ろうと人々が群れないことを切に願う

世界は変わり
これから長くウィルスと付き合っていくしかない
かつての日常は戻らず
新しい生活様式での日常を送るのだ

安倍さん言ってなかったっけ?
好き嫌いは置いといて
みんな聞いてたはずなのにね

かつての日常は『戻らない』のだ

それを無視して
過去に戻ろうとした結果
また自粛という話になったら
給付と自粛はセットとか言い出すのか

少なくとも国は
「収束した」とは一言も言ってない

むしろ
行動様式を変えるよう提言されてるのに
自分たちのしたことに
自分たちで責任取れないのは誰なのか

自らの行動を変えられず
自らが出してしまった当然の結果

自宅への帰り道
マスクをしないランナーとすれ違いながら
自分の身は自分で守るしかないと改めて思う

昔は良かったと振り返ることが苦手

時間も歴史も不可逆的だ
過ぎ去ったものは戻らない
過去を反省材料にしても
昔は良かったと思ったところで戻れるわけがない

望もうが望まなかろうが
新しい世界になる

環境の変化に適応することで
我々人類は生き延びてきたはず

顔を合わせて話すことも激減するし
ご飯を食べるという方法自体が変わろうとしている
ビジネスはリアルからよりバーチャルなものへ
残念ながら廃れるものもあればこれから伸びるものもある
そうやって新陳代謝が進むのに
抗って無理をしてどうなるっていうの

「再開」じゃない
「開始」なんだ

新しい世界の開始
かつての生活習慣に囚われずにみんなで適応しよう




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