見出し画像

ひとつの節目〜つぎの扉を開くとき

 昨日、ひとつの大きな節目となることがあった。
シンガーソングライター川嶋あいさんか、2003年から続けてこられた8月20日のライブ、その最終回だったのだ。
 天使の歌声と称された彼女は、近年喉の不調に見舞われ、手術に踏み切った。
 しかし、彼女自身が満足してファンに届けられないから、との決断だった。

 20年分の想いに溢れた昨日のライブは、いつにもまして素晴らしく我々ファンも万感の想いでその美声に浸った。
 素人の耳には以前と変わらず素敵だったが、彼女の意志を尊重し温かく見守る、そんな空気も良かった。

 MCでこんな言葉があった。

 「始まりがあれば必ず終りが来る。出会いがあれば別れがある。でも終わりがあるから、次が始まるんです。」

 私自身、来年定年退職を迎える。当然それは避けられない。その後にどうするか、まだ漠然としているけれど、なにか新しく始めてみよう!
 終演後の会場を後に、そんな思いを強くした、そんな日だった。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?