サモ・ハン・キンポー・ゲーム


 サモ・ハン・キンポー。ちょっとコミカルな風貌から繰り出されるキレのあるカンフーで一世を風靡した、往年のスター俳優ですね。

 それにしても「サモ・ハン・キンポー」というのはいい響きで、われわれにはこの名前を見るとダジャレを言いたくなる性質があります。その証拠として、Twitterで「サモハン〇〇」を検索するといろいろなサモハンが出てきます。たとえば:

など。

 人々がもつこの性質を利用して、サモ・ハン・キンポー・ゲームを開催することができます。ルールは明快。思いついた「サモハン〇〇」をTwitterで検索して、検索結果が0件なら勝ち、それ以外は負けです。
 それは何に対して勝っているのか、という疑問をいだく方もいると思いますが、生きるとはつまりはそういうことです。日本語の単語は有限なので、人生とは限られたサモハン資源を互いに奪い合う競争なのです。サモハン金鉱を掘って掘って掘りまくらなければいけないわけです。本当にそうかな?

 このゲームにおいては、0件のサモハンが思いついたときのうれしさもありますが、自分が考えたサモハンがすでに誰かに言われていたときのスモールワールド感、「自分以外にもこんなことを考えるひとがいるんだ」という気持ちもまたいいです。2009年とかに既出だと、かなりの敗北感があってくせになります。

 山手線ゲームのように脱落者を出していく形式にすれば多人数でも遊べると思います。みなさんもぜひ遊んでみてください。それではまた。






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