無題

昨日、仲間が死にました。
非常に真面目なフィリピン人。
絵にかいたような、大家族研修生。
毎月の仕送りは給料の約六割。
それでも、仲間たちと助け合い、真面目に生きてきたし仕事もできる。

あっけなく死んだ。水難事故。

凶相があったので出来る事は全部やった。

案の定若干喰らってこっちが死にかけたりもしたが、逆に効いてんだなと安心した矢先だった。

太陽のような笑顔。
風神のような作業スピード。
家族想い。
若干スケベ。

少し、自信過剰だったのかも知れない。

私は単純に、四十過ぎのバツイチのおっさんでしかなく、彼を救うにはあまりにも未熟過ぎた。

残念でならない。

残念でたまらない。

私の体調は回復しつつある。

しかし完全に心が折れた。

他に何か良い術はなかったのか。
出来る事はなかったのか。
私と過ごした短い時間は、彼にとって良い時間だっただろうか。

苦しくなかっただろうか。

暫く。

ゆっくりしたい。

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筆者∴宗揖 魔術師・真経霊籤占術師

天下泰平福禄寿
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宗揖

訳あって 詩人
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