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一人で仕事をすること

この仕事について

かれこれ13年ほどたちますが

会社勤めというものをやめてからは15年くらいになります

空白の2年間はバイトしたり資格をとるような学校通ったりもしていましたが


会社組織というものを離れ

はじめて街に出たときの背中がスーッとうすら寒くなる感じは

今でも覚えています

足取りも弱弱しく気持ちの面でも弱気でした


仕事がすごく嫌でやめたわけでも

結婚などの節目でやめたわけでも

すごくやりたいことがあって勢い込んでやめたわけでも

転職でやめたわけでもなく

何もなかった

かつ、若かったからでしょうけれど


背負うべき肩書が何もない


というのは自由を通り越して

自分の味方が一切いなくなったような不安を覚えました


そのうすら寒い不安は徐々になくなって

背負うべき肩書がないことの自由さが

最近ではありがたくさえ思うのですが

最初はやはり何もない自分が寂しく怖かった気がします


勿論今は

一人で仕事をするということの責任はすごく重いですし

代わりのいない仕事の大変さもありますし

なおかつすべて自分で決めて進んでいく孤独もあります

たまに仲間も欲しくなります

時々は、寂しくてひよります

作業が嫌になることもあります


お客様がいてくれるからこそ

お店を開け作りお届けしているのだなぁとしみじみ

いつまで、この形でのお店ができるのか、分かりませんが

皆様の灯台になりますようにと
思っています


身内に不幸があって
身体も心も重くバタバタもしているので
今少しお店閉めておりますが

春の石は机の上でキラキラしています

まだかまだかとざわめいています

そんな可愛い色に朝、少しホッとしました

今しばらくお待ちくださいね