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「自治体財政」を考える視点を増やそう!~2回目の会議より~

 「2040年の大阪市の自治体財政を考えるゲーム『SIMULATUON2040おおさか』を作ろう!」というプロジェクト、2回目の会議(兼飲み会)が忙しい年度末に開催されました。

 年度またぎの統一地方選、区役所は忙しいんだよね……とも言ってられず、コアメンバーに新たな2人を迎えての会。

飲む前に撮ろうって言ったのに、忘れてしまうのはナゼ。

 最初の4人から、それぞれ声をかけて仲間を増やしています。ロールプレイングゲームのように、仲間が増えればそれだけ「視点」が増えます。

最初の4人の紹介はこちら⇓

 さて、冒険を共にする5人目の仲間。

西川明宏さん(あき)

大学院でまちづくりを学ぶ「二足のわらじ」公務員

氏名:西川明宏
ニックネーム:あき

キャリア: 生野区役所(まちづくり、教育振興)→教育委員会事務局(総務)

得意or好きな仕事: 新たに何かを作る仕事、イメージの資料化

苦手な仕事:細かい仕事、答えがある仕事(決算は大の苦手です)

自治体職員として勤務するなかで、まちづくりの現場から予算や決算の管理をする担当に人事異動をした時がありました。

それまでは「財政」や「予算」に対して、難しそうで、とっつきにくいイメージでしたが、自分がその分野に携わるようになり、少し大きな視点で、社会のニーズや事業の必要性等をみて、施策のバランスをとる財政の意義が少しだけわかった気がしました。

そんななか、社会人大学院の授業で聞いた、「政治とは価値判断の装置である」という言葉が印象に残りました。政治と行政は異なるものの、予算等の資源が限りあるなか、何を重視するか、何を取捨選択するか、行政や公共経営も常に選択や議論が必要とされ、ある種の価値判断に迫られながら実行されていると感じています。

SIMの話を最初に聞いたときに、財政や予算に関わったことがない人にとって、普段の生活だけでは得難い、少し広い視野で行政サービスのあり方を考え、価値判断をする良い練習や経験のツールだと感じました。今回の取組みが様々な立場の方々の気づきや引き出しづくり、また何より交流に繋がる機会になればと期待しています!

 そして、6人目の仲間。

住江直美さん(すみ)

民間・区役所・局の視点を持つ「ストライクゾーンでっかい」公務員

名前:住江直美
ニックネーム:すみ

キャリア:民間(半導体の設計)→あべの市税事務所(固定資産税・家屋)→人事交流で大阪府住宅まちづくり室(府営住宅の集約事業)→天王寺区役所(防犯)→福祉局(管財・保護)

得意(または好き)な仕事:自分が知らない世の中の仕組みを知ることができる仕事ならなんでも

苦手な仕事:経理業務はあんまり

 SIM2030は1度だけしか体験したことがなく、正直細かい内容は忘れているのですが、すごく面白かったと思ったことが記憶に残っていました。

 昨年後半ぐらいになって、コロナも落ち着いてきたし、職場の採用年数浅い人達誘ってもう一度体験してみたいなと思い始めて、ネットで参加できるイベントを探していたところに、大阪版をしかも2040で作ると聞いて、こんな面白いことはないと参加させてもらうことにしました。

 「SIM2040おおさか」を作る過程を、私がこれまでの業務で感じてきた課題や問題点であったり、万博やIR、自治体システムの標準化、DXなんかを経て大阪市がどうなっていくんだろうかと漠然と感じている期待や不安なんかについて、自身でもしっかり勉強して掘り下げて形にしていく機会にしたいと思います。そして、最終的には、私自身がSIM2040を楽しめたらなと。

この日のキーワード「0を1にする」

 ……というメモが残っていたんですが、誰のどんな発言かは忘れてしまいました。すみません。

この「炒麺」が美味しかったことは覚えてます!


 話題は過去のそれぞれの経歴から、福祉・防災・まちづくりと多岐にわたったんですが、ポイントは「チャレンジ」

 「1」のバージョンを上げていく仕事もあると思いますが、これほど変化の激しい中で「0リセットして考える」「0から1を恐れない」チャレンジ精神がないと課題解決はできませんし、そういった人材が活躍できない組織は緩やかにダメになるだけですよね……。

 また、海外に旅行に行く機会の多い「あき」曰く、アジア圏は古い公共空間や産業遺産の保存と利活用の両立により、まちの活性化につながっていて、日本にはないような柔軟な制度の整備や運用がそれを支えている、と指摘がありました。

 柔軟性、これからの行政職員にますます求められますが、過去の経緯や法的な根拠と照らし合わせて進める必要があります。

コレも美味しかったです!

 自治体の課題は「子育て支援」「持続可能な福祉」「DX対応の人材育成」「公共施設の老朽化」など、山ほどあります。

 今後「2040年の大阪市がどうなってるか」を考える上で、コアメンバー+その日のテーマに詳しいオブザーバーという形で、勉強しながらシナリオ作りができればいいね!という話にもなりました。

 次回はまず「SIMULATION2030ふくおか」の体験会をして、その上で大阪市版の作成に向かう予定です!

 後2人、公共施設に強いメンバーが増えるのも、心強いです。

会場は「オオサカチャオメン」さんでした

 大阪市職員的には「なぜそのメンバー?」と思うかもしれませんが、元民間人とか今は民間人とか、過去に何かあったとか今の職責がどうとかは無く「チャレンジする人」が縁あって集まっています。

 体験会で、新たな出会いがあることも楽しみにしています!



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