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レトロ喫茶で思う事。

おしゃれなカフェや本格紅茶専門店
なるものが大好物な私。

だが、今日は違った。

気がつけば14時。

遅めのランチで
地元の田舎町にある昭和レトロな喫茶店に入った。

以前、朝のモーニングで伺ったお店だ。
(この時は周りに他にお店が無かったこともあるが、この昭和レトロ感を味わうものなかなかいいなぁと思い入店。)

A3が二つ折になった見開きのメニューと、モーニングメニュー、そして数量限定!と高らかに描かれたおすすめ?メニュー。

ん、、、!?

なんじゃこりゃ〜!

“鉄板ナポリタンうどん”

いや、待て。

言うても、パスタがうどんに差し代わっただけではないか。

うん、うん。

これは意外にいけるかもしれないぞ。

と、いう事で鉄板ナポリタンうどんを注文。

熱々の鉄板に柔らかなふんわり卵がしかれ、
その上に盛り盛りにのせられたナポリタンうどん。

マウンテーン!

「すごい量…。」

思わず心の声が漏れ出た。

一緒に運ばれてきたのは、
ナポリタンといえばの
粉チーズ&タバスコの最強コンビだ。


うどんにチーズ?

と、思いつつもトライ。

おっ、
なかなかいけるかも。

にしても、やはり麺はうどん。

熱々の鉄板により
どんどん火が通っていく。

これは、早く食べなくては!

焦る気持ちとは裏腹に
鉄板はものすごい力の保温力を発揮!

まったくもって冷める気配がない。

結局、最後の一口を食べ終わるまで
鉄板は熱々。

うん、
まぁ、
これもいい経験だな。


この昭和レトロにタイムスリップしたかのようなレトロ喫茶にいると、
不思議と一人の世界に浸れる。


コーヒーチケットを定員に渡し
新聞を片手にコーヒーを啜る常連のおじいさんがいようが、
ゆったりとした会話と笑いが混ざり合う老夫婦がいるすぐ隣の席に、
夫はなぜかメニューを熱心に読み
会話なんか皆無でありながらも、
お揃いの靴をはいている老夫婦がいようが。


ちょっとした吐息や心の声

熱々のコーヒーを啜る音


全て私だけの世界で聴こえる音のようだ。


それが、
妙に心地よい。


肩肘張らずとも、
おしゃれな服を着ていなくとも、
ノーメイクだとしても、
表情筋の緩んだ顔をしていなくとも、
全てを許してくれる懐の深さがある。

そう、
全身全霊でオッケーの烙印を押されているかのように
オールオッケーなのだ。


レトロ喫茶。


最高じゃないか。。


さて
ついうたた寝をしてしまう前に
帰路に着こう。



追伸。

カレーやミートソースを食べる時に
何故か毎度
真っ白の服を着ている私。
今日も例に漏れず、
真っ白のトップス。

ミートソースが真っ白の服に飛び跳ねていたことすら
許せる寛容な心持ちにしてくれたレトロ喫茶。

ありがとう。。。







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