シングル_シンプルマーケティング

反省文から始まる!? #シングルシンプルマーケティング 本間充 @rupurupu さん著 読みました。

宣伝会議さんから出版された新刊「シンプル&シンプルマーケティング」(本間充さん著)をお送りいただきまして、早速読みました。

2〜3日間くらいで読めます。(集中していれば1日で読めてしまうかもです)

目次はこちら。

第1章 経験と勘は通用しない 多様化する日本市場
第2章 新たなマーケティングが求められる理由
第3章 シェア拡大より利益の維持へ マーケティング再考
第4章 デジタル・データで個客を理解 長期の関係を築く
第5章 シングル&シンプル マーケティングのすすめ
第6章 多様化するお客様との向き合い方
第7章 個客を捉えるデジタル活用
第8章 シングル&シンプル・マーケティングの実践

本間さんの事業会社での長年の(いわゆる)デジタルマーケティングキャリアと、昨今のコンサル事業者でのノウハウを余すところなく記し、かつ、これからの時代への提言を含めた、マーケティング・宣伝広告などに関わる方々全ての方に学びのある1冊です。

2013年からこの業界(WEB/デジタルマーケティング)に関わり始めた小職にとっては、憧れ、雲の上の存在でした。(あ、今でもです。)
本間さんに影響されたマーケターは、とても多いのではないでしょうか。

タイトルにも書きましたとおり、1章冒頭には、業界・自身に対する本間さんの反省文(?!)も。

これまで必死に挑戦してきたデジタル・マーケティングの取り組みも、今にして思えば、お客様に向き合えていなかった、愚行だったと反省することもあります。(本書 P.3)

「なぜ今のタイミングで、このような振り返りなのか?」は、本書を読むと明らかになります。
もし、今現在の自身の職務の、マーケティング(デジタルマーケティング)に違和感を少しでもお持ちの方は、その「もやもや」が、晴れるかもしれません。

どんな方に向いている本か?

事業会社に務める宣伝広告・マーケティングに関わる方だけでなく、それを共に造っている、広告代理店様、メディア様、サプライヤー様、ベンダー様など、あらゆる方に、おすすめできます。

もし、自身が事業会社の担当で、この書籍の内容に共感したならば、パートナー企業の担当さんに読んでいただき、イデア・概念の共有化を図るの、有機的に機能するかと思います。

年齢としても、新入社員からアラフォー、アラフィフ、それ以上でも、読む方を選ばない書籍です。

ただし、読む方のバックボーン(キャリア背景)により、「少共感<共感<大共感」の度合いが異なるかもしれません。

僕は、現職でたまたまメーカーにいますが、前職までの知見や視野だけでは、こちらの書籍の内容の「腑に落ち感」は得られなかったと思います。メーカー勤務の経験者(職務は問わず)にとっては、共感度が強くなりそうな書籍です。

テクニカルタームは?

前述のとおり、内容はとても平易な表現を選んでおり、デジタルマーケティング界隈にありがちな、専門用語羅列による「全然頭に入ってこない感」は、ほとんどありません。

「データ」の活用について

ちょうど先日、「データコネクト」というマーケセミナーが開催されていましたが、そちらの内容を抑えた上で、読むと、さらに理解が進むかも。当日の内容は #データコネクト2018  にて。


余談ですけど、この結果はn少ないけど、興味深い。


明日から使えるノウハウ・ナレッジか?

速攻力のある自己啓発本ではありません。半歩先の、これからの時代のマーケットを創っていくうえでの、マインドセットをインプットする、脳内OSをupグレードするための書籍です。(個人的理解です)

マクロ・ミクロ環境などの解説から、現在のマーケット(の限界)に対する示唆を提示していただいている書籍なので、有形無形「ものづくり」「サービス」のNEXT STEPのコンパス的な。

で、読むべき?読まなくてもいい?

もちろん読むべき。

そして、本間さんのナレッジは、日々にupdateされていくのでフォローしていきましょう。

Twitter /News Picks / COMEMO など


本間さん、宣伝会議さん、ありがとうございました。


余談

1.タイトル

本noteタイトル を本の正式タイトル
#シングル &シンプルマーケティング
ではなく、
#シングルシンプルマーケティング
としたのは、Twitterでシェアされた再に、「&」記号がハッシュタグ化されないからです。タイプミスではありませんのであしからず。

2.献本って?

よく出版社や著者から書籍を無償提供いただくことを「献本いただく」と表現されるのを目にしますが、どうやら、日本語的に誤用のようなので、今回は使わないでみました。でも、日本語って、ナマモノなので、そのうち誤用じゃなくなるかもですね。

3.意外だったこと

あれだけ数学・数字ホリックな(失礼w)本間さんが、ここまで「エモい」方向に、論調が変わった(!?)のは、何がターニングポイントだったのか、少々気になります。うむ。

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