昨日、友人のSNS投稿で知って、今日行って来ました。（で、会期は、明日までですｗ）

あたりまえをこわしたら何が見えてくるだろう。
かつてないほどにテクノロジーは発展し、浸透しています。
今までにはなかったような便利さや、想像もしなかったような面白さ。
テクノロジーの浸透は、日常にたくさんの「あたりまえ」をつくってきました。
一方で、ときにその変化はめまぐるしく、人間が生み出し操っていたはずのテクノロジーがつくりだした「あたりまえ」に、いつの間にか人間が操られているように感じることもあります。
そんな「あたりまえ」を一度壊してみたら、何が見えてくるでしょうか。
本展では、今までの「あたりまえ」について立ち止まって考える機会となることを目指して、テクノロジーを用いたアート作品を展示します。

先月、駒場で開催されていた #動きをうごかす展 もそうなんですけど、最近、民間企業の展示会よりも、アカデミックな機関が開催しているエキシビジョンの方が、ユニークです。（と言っても、先月のも今回のも両方とも東大ですけど。。）

民間のソリューション展示会って面白い？

民間企業の展示会は、プロダクト・サービスがすでにあって、「さぁ、これを買ってください、導入してください、使ってください」という、企業側のマーケターの思考を停止させるものばかり。

お金で課題解決することは、悪いことでないと思いますけど、テクノロジーやアート・デザインの源泉から、マーケティングの課題解決を行うことって、他には変えがたい、自分の力量を試されている、感覚になります。そういった「掛け算」を行える「ハブ」になることって、日頃から人とリアルに会い、SNSでのコミュニケーションがあるからできるんだろうな、って。

僕はエンジニアではないけど、WWDCやCES、SXSWのコンテンツに興味関心を惹かれるのは、その「源流」に触れたい、そして、それを世の中に具現化するにはどうすればいいのか？生活者にwowを届けるには？それを推し進めるパートナーさんとの出会いから、共創していくことに魅力を感じます。

今回の展示会は？

内容は、こちらのロボスタさんのサイトが、全ての展示コンテンツを取材レポート、網羅いただいており、丁寧です、はい。

ただし、これらの展示物、すべて自身の目で見て、肌で感じて、耳で聞いて見たほうが、当然いいです。（サイトをみて、わかったつもり、になることが、一番危険かと。）

もし明日の平日に、幸いにも、まだ予定が埋まってないそこのあなた。
会社のオフィスに出勤してパソコン開いてるより、こちらの会場にきて１つでも、体験・体感されることをおすすめします。

僕は、僕なりの視点でのレビューを。

僕は各展示物に順位をつけるつもりもありませんが、一番メタファーが深いなぁ、とシニカルだなぁ、思ったのは、こちらです。

＊このTweet、深津さんにReteetされて、めっちゃ伸びてる、、

A drone in search for the four-leaf clover Work in Progress

こちら、ドローンの実機の展示やデモがあったわけでもないのですが、概念や取り組みが、「エモいなぁ」と思いました。

（最近、四葉のクローバーって、探したことあります？）

「コアラのマーチの眉毛」的なイースターエッグの価値って、今後どうなっていくんでしょうね。

この展示。未来では、AIやロボットが、人間の工数を奪って、仕事がなくなる、的な話題がでてきますけど、そのベクトルと近似していると思いました。

建築やミステリィ小説で有名な森博嗣さんのなにかの著書で（曖昧な記憶ですが）「経済の最大の損失は、物質エネルギィの移動に関わること」と述べていた記憶があります。

公共交通機関や自動車などでの「人間の移動」に関しても、食べ物、ファッション、書籍、など、全て「ロジスティクスありき」な世界。

「物理的・物質的移動のエネルギィコスト」よりも、「情報移動のコスト」が、ゼロに近く、格段に低くなった今、付加価値の作り方は、後者に移行していく？

＊最近このあたりの研究をANA津田さんのチームがめっちゃやってます。

＊「航空」という「移動」手段にとらわれないアプローチです。この組織、ほんとにすごいです。

VRでいいのか？

先般noteに書いた「レディプレイヤー1」のレビューでも書きましたけど、食事とトイレと睡眠　の話。

冒頭の主張、この展示会をリアルに体感せよ、と僕がいうのは、まだ実体験をバーチャルが超えられないから、な、だけです。

この展示会の目玉は、おそらく、「派手さ」でいうと、Robot Loveとかなんでしょうけど、僕がぐっときたのは、「ドローンde四葉のクローバー」でした。

ぜひ、皆様が一番ぐっと来たコンテンツを教えてくださいね。

＊最近はFBよりもTwitterにおります。

マーケ界隈の人もめっちゃTwitterやってますので、ぜひこちら。