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【朗報】見た目は大人、頭脳は子供の彼氏と別れました!


冷静に考えると、なんであんなに執着していたんだろうと思う。

彼氏に振られた。年明け早々、軽い口論をきっかけに。
最初はまるで人生が終わったかのように泣いていたけど、むしろ今から楽しいことがたくさん待っているじゃないかと、胸を躍らせている。
とっても狭い世界から解き放たれたみたいに。


彼とは一年くらいの付き合いなのに、まるで昔からの大親友のような気持ちで一緒にいた。
私は催眠術でもかけられてたのか??

私の友達は、ほとんどが10年以上の付き合いになる。つまり私の中で彼は新人のペーペーだった。

私の友達は、いつも私を大切に扱ってくれる。頼んでもいないのに誕生日プレゼントをくれたり、誕生日でもなんでもないのにまたちょっとしたプレゼントをくれたりして、申し訳ないくらいに。でもそれを当たり前だと思ったことは一度もなくて、毎回感動してしまうし、選んでくれたその時間とか考えるとなんて自分は幸せ者なんだろうと本気で思う。私の友達は皆、なぜか友達がいない(少ない)と言う。でもそれが好きだった。友達いないことを隠すでもなく、恥ずかしがるでもなくありのままを話してくれる。それはなぜかというと、自分の時間を持っている人たちで、つまり自由な人たちだからだと思う。承認欲求があまりなくて、人にどう思われるかとかに振り回されない人。私はそんな彼女たちをリスペクトしている。

一方で、私の付き合っていた彼はとにかく八方美人だった。
友達に仲間外れにされるのは、小学生なら怖いと思うけれど、まさにその小学生だった。いつも友達から誘われなくなる恐怖に怯えていた。だからほとんどすべての誘いに乗っていて、なんなら自分からも積極的に誘っていた。「いい人」って言われることにアイデンティティを持っているみたいだった。私にもそういう時期があったかもしれないけど、社会人になってからは友達と群れなくても何の問題もなかったし、会社の人とほどほどに仲良くしていればよかった。環境が変わっても仲良くしたいのは、自分がリスペクトしている人だけでいい。


でもそんな彼にとって、私の存在は邪魔だったらしい。
オブラートに包まず言うと、「友達との誘いを断らざるを得ないのは私のせい」だそうだ。なので仕方ない。私はどうやら、彼のことを不幸にしてしまっていたらしい。ショックだったけど、根本的な価値観が違うのはもうどうしようもない。彼は、私が必要だと思っている友達との時間の何倍も、友達とワイワイ飲んだり、学生時代のように過ごしていたいようだった(付き合っている間も週に2〜3はコンスタントに遊んでいたけど)。

その友達一人ひとりとどれだけ向き合って話しているかは知らない。でもその大勢の中にいる、みんなに必要とされている自分が好きなんだろう。そう思った。

あと、「仕事(だいたい定時上がり)と友達と彼女、その3つを両立するのは無理だった」と泣きながら言われた。皆、普通にやっていると思っていたんだけど彼には難しかったみたい。うーん、それじゃあ結婚なんてとんでもないか。子育てとか親戚付き合いとかも増えるもんね。たぶん、耐えられないよね。

これまで気が付かなかったけど、彼はきっと大人のふりをしていたんだと思う。友達からは「達観している」とか言われていたみたいだけど、それをかっこいいと思っている小学生のような、クラスに1人はいるよねっていうタイプ。でもバカになりきれない人よりも、おバカを演じてる人の方が全然大人だったりするし、人間見かけじゃわかんないね。

私もそういうタイプ(バカだと思われたくない)なので彼の気持ちはわかるけど、客観的に見るとはちゃめちゃに子供だなぁと思った。
なのでこれからはもっとおバカに生きていきたいと思う。人生楽しも〜っと!

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