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変わることが怖いのか。

私はいつも、変わることが怖いんだと思ってた。それが嫌なんだって。でも違うことに気付いた。

変わるか、変わらないのか、それを決めきれずにずっとうずくまってる自分が嫌なんだ。


職場の同じ部署の人が辞めて、新しい人が入ってくる、そして誰かが異動になる。

周りはいとも簡単に変わっていく。

ずっと変わらないことなんてないんだってわかってるはずなのに、何も変わらないでいてほしいとどこかで願ってる自分がいる。臆病な自分。

いつも自分に何か都合の悪いことが降り掛かってこないか怯えている。弱いなと思う。

仕事に責任なんて持ちたくなかった。誰かの上に立って指示する側の人間になりたいとも、なれるとも思っていなかった。

でもそんな私が、今初めてその壁を登ろうとしている。そんな気持ちになったことに、自分で自分に驚いている。

ずっと平社員でいい、常に誰かに教えてもらう立ち位置にいたい、それでいいと思ってたのに。。


今の職場に来て2年が過ぎたところに、グループリーダーの募集があった。

グループ内から誰か立候補してほしいとのこと。でも、グループ内でその立ち位置にふさわしい人はそんなにいなかった。

うちのグループには数ヶ月前に入ってきたような暦の浅い人も多いし、機嫌に波がありすぐ感情的になってしまう人、歴は長いけど仕事を覚えようとしない人。。

そこで声をかけられた。私より少し前に入社したリーダーの女性。要領がよく、落ち着いていて感じのいい、仕事のできる人。私のこともよく気にかけてくれる、優しい人。

管理者という立ち位置に立てると認めてくれたのはありがたい。でも、そんな役回りしたことないから無理ですって言った。在宅だったからチャットで。

そしたら「おしゃべりしようか」って言ってくれて、文字通りリモートでおしゃべりした。彼女は私に巻き付いた不安をひとつずつほどいてくれた。

そして私はやっぱりリーダーに応募してみようと思えた。もし、やってみて無理だったら、またその時に考え直そうと思った。


正直今でも不安だ。でも、仕事をやめるか、リーダーになるか、ならないか、そのままでいるかという、どっちつかずの状態を脱することができて清々しい気持ちになっている。

ここ最近はずっと悩んでいて苦しかった。だから決断できたことが凄く嬉しかった。

不安はあるけれど、彼女がいてくれるから大丈夫だと思える。たった2つしか年は離れていないのに、彼女はなんて頼もしいんだろう。私はいつも、誰かに助けられてるなぁ。




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