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201_働きやすい学校、基本を考える

人生に感謝を。シンパクト和 です。学校組織が発展するための考察をします。
 
皆さん、こんなことを感じたことありませんか?
 
- 地域にある学校の特徴ある教育ビジョンが見えない。
- 教員は、営利企業と異なるため業務の効率化に取り組んでいない。
- 教育現場のアナログ度がまだまだ高い。
- 学校が生徒の興味の多様性に対応した教育に取り組んでいない。
 
これらを変えて、「生徒が主体性をもってまなび」、「職員室での職員の働き方が効率的になる」ために必要なことを考察します。

ビジョンの具体化: 

 管理職(校長)のビジョンが各分掌で具体化されていることが重要です。新たな取組の創出と既存の取組の変化、廃止は、実施後の振り返りと並行して短いスパンで行いたいです。

会議のフォーマット:

 会議形態に合わせた会議のフォーマットがあり、それが学校全体でルール化されていることが大事です。事前準備、目的の明確化のない会議は無駄な時間を作ります。
 

データ整理:

 データ整理が体系的に行われる仕組みが必要です。EXCELデータなどを活用し、データベース形式を意識したフォーマットでデータを貯める仕組みが必要です。「あのデータどこだっけ?」の時間はゼロにするデータの整理をしたいです。
 

知識の形式化:

 暗黙知が形式知に変わる仕組みを作ることが大切です。業務のマニュアルがあり、結果に基づいてマニュアルの見直しがこまめに行われる仕組みが必要です。授業のやりかたについても、できる範囲でデータベース的にたまるといいですが・・・
 

技術の進歩:

 技術の進歩に対応し、新しいやり方にチャレンジすることが大事です。特にデジタル技術を活用して教育現場を変革し、社会で活躍できる人材を育てることが重要です。技術がこれだけ進んだのに、教室の授業風景が変わっていないのはおかしいという視点が必要だと思います。
 

マンパワーに頼りすぎない仕組み:

 新たなチャレンジをやる気がある教員ががんばる。それだけでは駄目で、誰がやっても継続していくものに改善しなければ、効果的に長く続く実施案ではありません。そもそも最初の設計から、興味がある先生のやる気に頼るのではなく、誰がやってもできる仕組みを意識しておきたいです。
 

昔、先輩に言われました。「分掌のデータがごちゃごちゃしている。しかし割り当てられた先生は能力が高いので、その分かりづらいデータを見ながら、今年の実施案を作っている。」

ちょっと、民間企業で働く方に紹介するのが恥ずかしい言葉かもしれません。
 
この言葉は今でも公立高校学校現場の現状を表しています。
「これって効率が悪いし、発展性なくない?」という問題意識を持つことが大切だと思います。

「今活用できる技術を生徒の多様な興味に基づく学びに生かす」、「今活用できる技術を教員が積極的に活用し自分たちの仕事を変えていく」
を目指し、少しずつ職場を変えていきたいです。
 
人生の限りある時間を大切に。シンパクト和 でした。


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