中学歴史の教え方/塾&家庭教師

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▼2018年11月19日追記

【第4章】授業前の準備-

4-1.過去問から、データベースを作成

4-2.Evernoteにネタを保存

>>ここからが本文です<<

中学生に『歴史』を教えるのって、大変ですよね?

「教え方が分からない」と悩んでる人も多いと思うのです。

なぜならアナタは講師をするぐらいですから、

暗記が得意だったのではないでしょうか?

「塾や家庭教師なら数学や英語だろ暗記なんて一人でやればいいじゃん」
とさえ、アナタは思ってるかもしれません。


「ここ大事!たぶんテストで」と連呼するだけでは参考書と変わりません。

授業料をいただくのですから、なにかプレミアムなものを。。。。

と考えたあげく、用語1個ずつを丁寧に説明して
気づいたら生徒は爆睡。。。。というオチも珍しくありません。


これから話すのは、私の15年間の塾講師の経験です。
こういうふうに『歴史の授業』を考えるとうまくいくよ~

的な内容です。

考え方だけでは、分かりにくいと思いましたので
具体例も含めました。

対象は家庭教師もしくは個別指導講師を想定してます。

(話の組み立て方、ネタ作りの話は集団授業にも使えます。)


中学生にどのように歴史を教えたら良いのか?

悩んでる人の参考になれば幸いです。


【序章】(1)テキストについて

塾(個別指導)、家庭教師、形式は違っても
生徒にテキストを持たせないといけません。

集団授業ではありませんので
全ての用語を板書、説明はできないからです。

塾なら決められたものがあるでしょう。
iワーク、Keyワーク、ウイニングなど

家庭教師なら、環境に個人差がでます。
テキストがないなら
本屋さんで良さそうなものを準備してください。

選ぶポイントは、要点がのってることです。
問題だけしか掲載されてないものは
授業では使いにくいです。

板書をしないかわりに
テキストの要点を使います。

※部分的な説明はメモさせしますが
全体はしないという意味合いです。

テキストの形式は「要点+問題」

生徒のレベル、目標点、好みに応じて選びましょう。


【序章】(2)授業方法について

テキストをベースに授業をします。

講師が要点の説明を全てすると
時間がかかるうえに、
聞いてる生徒の集中力も続きません。

その授業でポイントになる部分に力をいれます。
あとは生徒に要点をみながら問題を解かせます。

重要なのは

・講師が大事な部分を把握してること

・記憶に残りやすい説明ができること

この2点です。

「大事な部分」というのはテスト、入試にでやすい

用語を暗記させるうえで、核になる部分を指します。

お笑い芸人は、ネタ帳をつねに作ってます。
限られた時間内で、どう話せば笑いがとれるか
日夜研究してます。

ネタ帳をどれだけ充実させられるかで
歴史の授業の9割は決まります。

準備ができてない講師は、
その時点で必要のない説明もします。
時間を浪費して、生徒の集中力をうばいます。

・この話は後からでも大丈夫
・今は、この用語を生徒の記憶に残す

計算された説明(ネタ帳)作りが
歴史の授業には必須です。

どこがでやすいかは、
・期末テストの過去問
・公立高校の過去問

これらを研究すればすぐにわかります。

「ここが去年でたよ」と言えるだけでも
生徒からの信頼はあつくなるものです。

ただし、「ここが出る」という説明だけでは
生徒の記憶に残りません。

これなら、自分で勉強するだけで良い
と思わるのがオチです。

「教えてもらって良かった!」と生徒に思わせる授業をしましょう


なにを目指せばいいの?

・用語の暗記がしやすくなった

これにつきます。

生徒にとって社会科は暗記科目にすぎません。

覚えることがいっぱいあって
勉強に手がつかない生徒が多いわけです。

生徒からみたら、ひとつひとつバラバラの用語。

それをアナタが、整理整頓して生徒に覚えやすく料理する。
これこそが講師の力の見せ所なのです。

これから3章にわけて、ネタ帳の中身を話します。

限られた授業時間でどのように準備し、
説明するかをまとめました。

明日から授業で使えるものばかりです。
ぜひご活用ください。




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