190107 悲しくも楽しい

昨日は大学の先輩であり、友人の妻である方が昨年亡くなったので、そのお別れ会ということで、全国から彼女とのお別れのために総勢200人近くが集まる盛大なお見送り式だった。

もちろんみんな一様に悲しいんだけど、彼女がそういうしんみりしたのは嫌うだろうということで、笑いもありの悲しくも楽しい愛に溢れた集まりだった。友人の気丈な振る舞いや彼女が今まで残してきた膨大な量の仕事の一端が垣間見れたりと本当に心を震わされた。

建築学科の先輩でもあるが、彼女のグループが行ってきた活動の初期のイベントを学生時分に聞きに行けたことは、もしかしたら僕がいろんなジャンルに触れるような仕事をしていることに少なからず影響を及ぼしているかもしれない。建築学科ということで、それに縛られていたけど、もっと自由にいろんなことをしても良いんだ、という勇気をあの当時もらった。吉田寮の食堂の怪しい雰囲気満載の会場で人のごった返す熱気の中、こたつに入って夜通し建築にかかわりながらも当時異端であった人を招いて飄々と話す姿は今も記憶に鮮明に残っている。

その後もあまり深くお話したことはなかったけど、ずっと尊敬の念を持っていたし、お仕事を見させてもらっていた。

今回日本に帰ってきた大きな目的は、この会に出席することだった。たくさんの旧知の方々にも再開できたのもあり、これは彼女が作ってくれた縁なんだと思う。

長い闘病生活お疲れ様でした。またどこかで会いましょう。

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