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好きなバンドのライブに行ったのでおれは感想をぶつけるだけだ

 フレデリックのライブに行ってきた。

 好きなバンドのライブです。ずっと待ち望んでた。で、ライブに行って、いま帰宅したところなので、余韻がMAXのうちに感想を書こうと思うのだ。

 ごぺぇ……

 それに尽きる。まあ、そりゃあ、爆散する。語彙が。

 めちゃくちゃ楽しかったよぉ。

 えー、フレデリックという日本のバンドは、70~80年代ダンスロックと日本の歌謡曲に特に影響を受けつつ作詞作曲のベース・三原康司のセンスにより構築された独自の歌世界と、ボーカル三原健司の飛び抜けた歌唱力、ギター赤頭隆児の飄々としたプレイ、それらを引っ張るドラム高橋武の精密かつパワフルなリズムによって成る。

 バンドの詳細は良いのだ。そのへんは、まず音源なりライブ映像を見聞きしてくれ。好みにハマれば、抜け出せなくなるから。


 ともかく、なんだろう、感情の起伏に乏しい性格だ。ぼくは。でも、こう、ライブに行って、彼らの演奏や全力で楽しむファンの空気感に触れて、感情が爆発した。

 とにかく楽しかった。とにかく楽しかったけど、それは、ふだん乏しいと思ってる感情の起伏が実際には無意識に押さえ込まれたものであり、そのたがが外れた、という感覚があった。

 ただ、この曲ブチあがる!! というだけじゃなくって、テンション爆アゲになりながら、日々のうまくいかないことや悩んでることやしんどい状況にいる知人のことを思い出していた。

 バンドのライブって当たり前ですけど、バンドの人たちやスタッフやライブハウスの裏方さんとか全員で最高にカッコいい瞬間を作る。

 全力で楽しくてカッコいい! を観客にぶつけてくる。それはもう、とてつもなく真っ直ぐに! 破壊されるんだよなぁ。日々の懊悩が。別にそういう歌詞じゃなくっても、勇気をもらえる。

 ひとつのことを真っ直ぐやるって、言うほどシンプルじゃあない。でも腹くくって、それだけをがんばれ。そしたら、思いもしなかった良い景色が見れたりするんだぜ。

 別にそういう歌詞はないし、MCでそんなメッセージを言ったりしない。フレデリックは熱いバンドだけど、根底にあるのは人生訓とかじゃなくてリズムと楽しさだ。

 でも、なんか、彼らの曲を聴くと、ライブに行くと、少しだけ自分の未来が明るいような気がしてくる。

 それは錯覚とか理想じゃあなくって、フレデリックが積み重ねてきたリズムがファンを増やし、今日素晴らしい音楽を奏で、結果最高のタノシイを皆で作り上げたという事実からわかる、めちゃめちゃソリッドな事実や結果だ。

 簡単じゃ無い。けど、不安でもつらくても迷ってても、自分をだましてでも周りに本心みせなくても、心の奥底から昔きこえた今も記憶に残るかすか声に従って、歩き続けてみる。

 結果は間違ってるかもしれないけど、そんなときでも、失敗も、高らかなボーカルと軽妙なフレデリズムに包まれて、体を揺らすビートに変わる。

 とかなんとか言ってますが全てライブにやられた後付けのヘリクツであり、ぼくが言える感想は今はただひとつ。

 ごぺぇ……

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