コーヒーにフォーカスしたスタバの英断
フォーカス(絞り込むこと)が重要であることは、ドラッカーの以下の言葉からも理解できるだろう。
「集中の決定とは戦場の決定である。この決定なくしては、戦闘はあっても戦争にはならない。集中の目標は、基本中の基本というべき重大な意思決定である。資源は限られている。集中することなくして成果をあげることはできない。」
さらに、「集中こそ成功のカギである。経済的成果を上げたいなら、経営者は、最大の収益をもたらす少数の活動に集中せねばならない」と。
フォーカスすることなしに成果はあげられないとまで言っている。
では、実際に成果をあげたブランドにはどのようなものがあるのだろうか?
スターバックスはコーヒーだけを売ることにフォーカスして成功した
スターバックスからは様々なブランディングの戦略が学べるが、彼らの最も重要なイノベーションは、コーヒーにフォーカスしたことに他ならない。
スターバックスが登場するまでは、町のコーヒーショップといえばハンバーガーやアップルパイなど様々なメニューを提供する店のことを指していた。
そこに颯爽と現れた「コーヒーのスペシャリストであり、コーヒーだけで勝負する専門店」はまさに革命そのもの。
誰もが商品やサービスを増やすことが企業の成長につながると思いがちで、製品ラインを狭めることが正しいとは直感的に思えないかもしれない。
しかし、結果的にスターバックスは世界最大のコーヒーショップの座を欲しいままにしているのだ。
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