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備忘録:ウォレット接続してNFTメタデータを取得する際に使えるプロキシサーバーの作り方


プロキシサーバーのセットアップガイド

概要

このドキュメントでは、Xserver VPSを使用してNode.jsベースのプロキシサーバーを構築する方法について説明します。プロキシサーバーは、NFTメタデータの取得やフロントエンドとのデータ通信など、様々な用途に使用できます。

必要なもの

  • Xserver VPSアカウント

  • SSHクライアント(例: Putty)

  • FTPクライアント(例: FileZilla)

  • Node.jsとnpm(ローカル開発環境)

ステップ1: VPSの設定

  1. Xserver VPSにログイン: Xserverの管理パネルにアクセスして、VPSを選択します。

  2. VPSの設定: 必要に応じてVPSのリソース(CPU、RAMなど)を設定します。

ステップ2: SSHアクセスの設定

  1. Puttyのダウンロードとインストール: 公式サイトからPuttyをダウンロードしてインストールします。

  2. SSH接続情報の取得: Xserverの管理パネルからVPSのIPアドレスとSSHログイン情報を取得します。

  3. Puttyでの接続: Puttyを開き、取得したIPアドレスを使用してVPSにSSH接続します。

ステップ3: Node.jsのインストール

Node.jsのインストール: SSH接続後、以下のコマンドでNode.jsをインストールします。

sudo apt update
sudo apt install nodejs
sudo apt install npm

ステップ4: プロジェクトのセットアップ

1.プロジェクトディレクトリの作成: VPS上で適切な場所にプロジェクトディレクトリを作成します。

mkdir my-proxy-server
cd my-proxy-server

2.プロジェクトの初期化: Node.jsプロジェクトを初期化し、必要なパッケージをインストールします。

npm init -y
npm install express axios cors

ステップ5: サーバーコードの開発

  1. ローカル開発: ローカル環境でサーバーコード(例: `server.js`)を開発します。

  2. テスト: ローカルでサーバーをテストし、動作を確認します。

ステップ6: コードのアップロード

  1. FTPクライアントの設定: FTPクライアント(例: FileZilla)を使用してVPSに接続します。

  2. ファイルのアップロード: 開発したコードをVPSのプロジェクトディレクトリにアップロードします。

ステップ7: サーバーの起動

1.PM2のインストール: VPSでPM2(プロセスマネージャー)をインストールします。

sudo npm install pm2 -g

2.サーバーの起動: PM2を使用してサーバーを起動します。

pm2 start server.js

ステップ8: Apache設定(オプショナル)

  1. Apacheの設定: 必要に応じてApacheをインストールし、リバースプロキシ設定を行います。

ステップ9: メンテナンスと監視

1.ログの確認: PM2のログを定期的に確認して、サーバーの動作状況を監視します。

pm2 logs

プロキシサーバーのセットアップガイド(SSL証明書とDNS設定を含む)

ステップ10: SSL証明書の取得

Let's Encryptのインストール: Let's Encryptを使用して無料のSSL証明書を取得します。

sudo apt install certbot
sudo apt install python3-certbot-apache

SSL証明書の取得: 証明書を取得するためにCertbotを実行します。

sudo certbot --apache

自動更新の設定: SSL証明書の自動更新を設定します。

sudo certbot renew --dry-run

ステップ11: DNS設定

  1. DNSレコードの設定: ドメインプロバイダーの管理パネルで、VPSのIPアドレスに対してAレコードを設定します。

ステップ12: Apache設定ファイルの編集

000-default.confの編集: Apacheのデフォルト設定ファイルを編集して、リバースプロキシ設定を追加します。

sudo nano /etc/apache2/sites-available/000-default.conf

リバースプロキシ設定の追加: 以下のようにProxyPassProxyPassReverseディレクティブを追加します。

<VirtualHost *:80>
    ServerName yourdomain.com

    ProxyPass / http://localhost:3007/
    ProxyPassReverse / http://localhost:3007/

    # その他の設定...
</VirtualHost>

Apacheの再起動: 設定を適用するためにApacheを再起動します。

sudo systemctl restart apache2

ステップ13: SSL証明書の確認

  1. SSL証明書の状態確認: ブラウザでドメインにアクセスし、SSL証明書が適切に設定されていることを確認します。


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