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イスタンブールとイタリア周遊2023(2)

2023年6月、初めてのトルコ、イスタンブールに滞在した後、イタリアの3都市を周遊しながらミッレミリアを楽しむ、シニア夫婦の自由旅。

いよいよイタリア周遊編のはじまりです。


イスタンブールからイタリアへのフライト

6月11日(日)
イスタンブールでの朝。ホテルを午前7時半にチェックアウトし、食事も摂らずにBooking.comで予約したタクシーにてイスタンブール空港(IST)へ。
実は普通車タクシーを予約したのですが、迎えに来たのは大きなリムジンでとても優雅が気分になりましたね。

リムジンの車内

そして日曜日の朝は旧市街も空いていたので、40分ほどでイスタンブール空港へ到着。

イスタンブール(IST)空港にて

イタリアへのフライト。
実はドーハからイスタンブールに来るときにはカタール航空でアジア側にあるサビハギョクセン空港(SAW)を利用したのですが、ターキッシュエアラインでイタリアのボローニャ・マルコーニ空港(BLQ)へ向かうのは真新しいイスタンブール空港(IST)を利用。

なおイスタンブール空港は、現在も拡張工事中で、完成すれば世界一となるとのことでしたが、今現在でも、とても大きかったですね。

イスタンブール空港内にて

早めに空港に到着したので、チェックインもスムーズ。
ターキッシュエアラインTK1323便は11:55発。

チェックインの機械より搭乗券ゲット

さて、イスタンブール空港で、まずは行きたかったカードラウンジへ。

今回は楽天プレミアムカードでプライオリティパスを入手していたので、妻もゲストとしてラウンジを利用。
この空港のカードラウンジはとにかく大きく綺麗で、軽食やアルコール類も充実していて、朝食抜きで空港に来て十分楽しめる場所でしたね~。

カードラウンジでの遅めの朝食

今回は十分時間があったので、ショッピングゾーンもゆっくりと散策。

やはり空港のお土産物は高い物ばかりでしたね

そして、TK1323便の出発ゲートF6Aまで移動。
いよいよイスタンブールからイタリア、ボローニャ・マルコーニ空港へ向けてのフライトです。

いざ、イタリアに向けてフライトへ

イスタンブールからボローニャへのフライトの乗客はほとんどがイタリア人とトルコ人で、日本人は私たち二人だけ。

ターキッシュエアラインでの機内食

なお、ターキッシュエアラインのイタリア往復の運賃は一人4万円ちょっとだったので「サービスはあまり期待できないかなぁ」と思っていましたが、想像以上に良かったです。
特に機内食。食事も美味しかったし、ワインもボトルでもらえたし・・・。ほんとお奨めのエアラインでしたね。

ボローニャ到着、ほんと間に合うの?

さて、ボローニャへのフライト。
イスタンブール空港の出発が15分遅れ。ボローニャ到着予定は13時30分でしたが、実際の到着は20分以上遅れの13時50分過ぎ。

そして到着後の入国審査。なんと長蛇の列。

実は空港からボローニャ中央駅まで移動して、そこからイタロ(私鉄)を利用してヴェローナまで行く予定なのですが、ボローニャ中央駅の出発は14時46分。
これでは到底乗ることができない・・・と思い、16時過ぎのトレニタリアの普通電車に乗らざるを得ない、とあきらめかけていました。

すると、なんと空港係員が、トルコ人たちのなかにいる私たち日本人を見つけてくれて、「こっちに来なさい!」と、本来イタリア人の審査コーナーに案内してくれ、ファストトラック。

そして14時15分過ぎには入国審査通過して、預けた荷物もすぐに受取ることが出来ました~。

でも、まだまだ難関が。
中央駅に向かうにはマルコーニエクスプレスというモノレールがあるのですが、そちらも案の定、長蛇の列。
なので、一部の望みを期待してタクシー乗り場へ。

なんと、タクシー乗り場はほとんど待っているお客も無く、すぐにタクシーに乗車。

運転手さんに「イタロに乗るためボローニャ中央駅へ向かって欲しい」と伝えたところ、中央駅の地下にある駐車スペースまで連れて行ってもらい、イタロが到着する17番ホームまでスムーズにたどり着くことができました~(14時35分着)。

写真は私たちの乗るイタロの前に出発したトレンタリア特急

ボローニャからヴェローナへ

ボローニャ中央駅14時46分発のItalo8960は定刻どおり到着し、無事にヴェローナに向けて出発。

ItaloのPrimaクラスでサービスされたコーヒーとお菓子

今回の旅、一番懸念していた乗継ぎがなんとかうまく行き、ホッとしました。ほんと、ラッキー!

Italoに乗って50分ほどで、ヴェローナ・ポルタ・ヌオーヴァ駅に無事到着。
駅のキヨスクでバスのチケットを購入し、バス停B1からバスに乗って「PIAZZA BRA ARENA B」で下車。そして歩いて宿泊先へ。

ヴェローナで3泊する宿泊先はアレーナの至近にあるアパートタイプの『Arena Luxury Rooms』。

http://www.arenaluxuryroom.it/

アパートの玄関前にて

アパートと言ってもキッチン設備はなく、またスーツケース置き台も無かったので、ちょっと不便な感じを受けましたね。

私たちが宿泊したArena Luxury Roomsのツインルーム

さて、アパートに入るには、事前にメールで案内をもらった、建物玄関のドアと室内ドアの暗証番号でロック解除により、セルフ・チェックイン。

ちなみに、セルフ・チェックインでの注意点。
やはり、宿泊先とのメールなど事前のやり取りはしっかり行っておくことかな。
そして、入室してから何か問題を見つけたら、すぐにメールや電話で連絡すること。

それはさてと。
ちょっと休憩したあと、まずは近くのスーパーへ出かけて、飲み物やおつまみなどを買い出し。
やはり、異国のスーパーを訪れるのって、品揃えとか日本では見たことがないものがほとんどで、楽しいですよね~。

スーパー「ALDI」の店内

中世にタイムスリップ?

ヴェローナの旧市街。
私たちが宿泊したアパートは、歴史的建造物のアレーナに隣接していて、まるで中世にタイムスリップしたような感じでしたね。

アレーナでは週末に行われるオベラ「アイーダ」の舞台準備が行われていました
アレーナは過去の作品をスクリーンにしてフェンス囲いがされていました

まずはヴェローナ・プチ観光

ちょっと買い物をしてアパートに戻ったのが午後6時過ぎ。
まだまだ日が明るいので、ヴェローナの街をぶらぶら歩き。

ジュゼッペ・マッジーニ通りにあるZARAのお店前にて
ジュゼッペ・マッジーニ通りにあったジェラートのお店
エルベ広場( Piazza delle Erbe)にて
エルベ広場の一角で佇むひとたち

ヴェローナの旧市街は、よくヨーロッパのまちで見られるごみなども散乱していなくて、とても上品というか、ほんと綺麗で歩いていて気持ち良かったですね。

私の場合、シェパードを見かけるとすぐ写真を撮りたくなります。
ジュリエットの家にて

1日目の夕食タイム

まちをのんびり散策した後は、アレーナが見えるブラ広場のピッツェリア「 La Costa in Bra」にて夕食。

まずはビールで
マルゲリータ
海鮮リゾット

アレーナを見ながらの夕食は、とても気持ち良いひとときでしたね。

ところで、ここヴェローナはイタリアでも観光客の多い都市と言われますが、私たちがまちなかを歩いていても、他の日本人に全く遭遇なかったです。
シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」の舞台となった町として有名だと思うのですが、実際に訪れる日本人観光客はあまり多くないのかもしれませんね。

ヴェローナの朝

6月12日(月)
この日はちょっと頑張って、朝早くから散歩。

ヴェローナの旧市街が一望できる丘の上、カステル・サン・ピエトロ広場「Piazzale Castel S. Pietro」まで歩きました。

朝のアレーナ、ブラ広場にて
郵便ポスト、こんな落書きなら許せるかな
ボルサリ門( Porta Borsari)にて
コルソ・ポルタ・ボルサリ(Corso Porta Borsari)通りにて
私たち夫婦そろって、わんこに出会うとつい写真を撮りたくなっちゃいます
ピエトラ橋( Ponte Pietra)にて

余談、ちょっと驚いたこと

さて、旧市街からアディジェ川にかかるピエトラ橋を渡って対岸の広い通りに出たときのことです。

そこには横断歩道があって、歩行者用の信号があるのですが、クルマが行き交わないのに、信号の押しボタンを押して、当然のように地元のイタリア人たちが信号待ちしていました。

え、イタリアの他都市だったらクルマが来ていないなら、ボタンも押さずにすっと横断歩道を渡ってしまうというか、歩道ないのに横断するのが普通だと思っていたので、ルールをしっかり守る人たちを目の当たりにして、とてもいい気持ちになりました。

ほんとヴェローナの人たちは、上品というか、心に余裕があるのでしょうね。
私たちも、見習わなければと改めて思いました。

丘の上からの絶景

それはさておき、私たちも信号待ちして通りを渡り、カステル・サン・ピエトロのハイキングコースとなっているキツい石段を登り、丘の上へ。

対岸の丘の上から見たヴェローナの旧市街
金属フェンスには恋人たちの願いが
澄んだ青い空と、朝日を浴びた旧市街

カステル・サン・ピエトロ広場(Piazzale Castel S. Pietro)からの朝の眺めは、特に旧市街が朝日を浴びて綺麗に見えるので、早起きしてここまで歩いて登った甲斐がありました。

みなさんも、ヴェローナに宿泊する機会があれば、是非とも朝イチにここを訪れることをお奨めします。

月曜日の観光は・・・

丘を下り、アディジェ川を渡り、再び旧市街地へ。
実は、この日は月曜日。月曜日は博物館などの公共施設はお休みだったので、まずはヴェローナのドゥオモへ。

正面横の扉が開いていたので、ドゥオモに入ると、祭壇の前で司祭がお祈りを捧げている最中だったので、静かに最後列のイスに座り、私たちもその様子をしばし見守り。

Complesso del Duomo di Veronaにて

シスターが献金を集めに参加した信者の方々のところを周り、私たちの所にも来たので、小銭入れにあったお金を献上。

Complesso del Duomo di Verona

荘厳な雰囲気のなか、ちょっとだけ清らかな気持ちになれたと思います。

 ヴェスコヴァド広場から見たドゥオモ

引き続き、ヴェローナのまちをぶらぶらと散策。

教会ばかりの観光だとちょっと飽きてしまうのが、私たち夫婦。
なので、ちょっとウィンドウショッピングしながら、エルベ広場へ。

やはり、ショッピング・タイム

乾物とワインを扱うお店の店先にて

現地時間午前10時前、エルベ広場の中央には、昨日の日曜日には無かったお店が建ち並び、路上マーケットとなっていました~。

観光客向けのお土産物屋さん
こうなると妻は買い物に夢中で~す
フルーツや生ジュースを扱うお店も
そして、やはりジェラートのお店へ
こうゆうお店もあると、男性としてはとにかく待つだけ

そして、エルベ広場から南東にカッペイロ通りを進んだところで量り売りのキャンディ屋さんを見つけて、いろいろ物色。

キャプテン・キャンディのお店
キャプテン・キャンディの店内

やはり、こうゆうお店があると、妻にとっては買い物するだけでも楽しいようですね。

妻はショッピング真っしぐら、良さげなお店

女性にとっては観光よりもショッピング。
私はショッピングには特に興味が無いので、まちかど風景を写真に収めていましたね。

まちかどの良さげな雰囲気を撮影
ジュゼッペ・マッジーニ通り(Via Giuseppe Mazzini)にて
やはり、ワンコたちも気になります

賑わいを増すヴェローナのまち

午前10時を過ぎて、なんだか観光客も増えてきたみたい。
そう、ヴェローナは観光客にとっては半日コースで立ち寄る感じが多いところのようで、日中は旗を持ったガイドさんに先導された団体さんが一気に増える感じなんですね。

ブラ広場にて

それから、翌日はMille Miglia開催初日で出発地のブレシア(Brescia)から、ヴェローナに立ち寄りセルビアーミラノ・マルティナ(Cervia-Milano Maritima)へ向かうことになっていて、ヴェローナでは通過ポイントの拠点としての準備が行われていました。

ミッレミリアのゲート準備が進むブラ広場の一角

午後からの部

ちょっと朝から動き回ったので、一度、アパートメントに戻り、ちょっと休憩。
午後1時過ぎ、観光再開。

ちょっと意外な組み合わせ、電話機と電動キックボード
やはりこの乗り物は観光客にとってはやはり乗りたくなりますよね
通りに突き出るこんなオブジェも
午後になり、かなり観光客も増えてきました
カステルヴェッキオ橋(Ponte di Castelvecchio)

ヴェローナの旧市街は観光客でいっぱい。
私たちは混雑を避けて、アディジェ川周辺をのんびりと歩きながら写真撮影。

カステルヴェッキオ博物館(Museo di Castelvecchio)、残念ながら月曜休館
ミュゼーリ宮殿(Palazzo Muselli)、ここも月曜休館

歩いていて、やはり月曜日休館の場所が多くて、ちょっと残念でしたが、特にじっくりと見学することが苦手な私たち夫婦にとっては、まちを歩くだけで満足できたかなっと思いますね。

ベッキオ市場の中庭(Courtyard Of The Old Market)

再びエルバ広場まで行き、遅めの軽食。というか、ビール休憩。

「Caffè Barbarani」にて

そして、またちょっとまちなかをぶらぶら散策した後は、ケンタッキーのお店があるのを発見。
すかさず、妻が「ケンタッキーが食べたい!」とのことでケンタッキーへ。

ケンタッキー入り口はこの建物の横から入ったところ
ケンタッキー2階の商品受取コーナー

1階に入ってディスプレイのタッチパネルで注文。
残念ながら、妻が欲しかったコールスローサラダはなくて、ボックスメニューのセットを注文。
2階に上がって商品の受け取りを待って、通りに面した席で飲食。

BM DK Medioのセット
チキンバーガー

この日は朝から結構動き回ったので、ケンタッキーでちょっとお腹を膨らめてから、アパートメントへ戻って初日に買い出ししたワインとおつまみで晩酌。

そう、60歳過ぎの私たち夫婦にとっては、夜はレストランでフルコースなんてお腹がいっぱいになり過ぎてしまうし、そもそもそんなに食費にお金をかける余裕はないし、こんな感じがちょうどいいかなって思います。

さて、翌日はいよいよミッレミリア観戦。次回に続きま~す。

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