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アンダルシア周遊2019(6)グラナダ

還暦を迎えた夫婦で楽しむスペイン、アンダルシア周遊の旅。ちょうどコロナウィルスの世界的感染が起こる直前、2019年11月9日から19日まで11日間の旅したときの私たち夫婦の足跡を書いたものです。

マラガを旅の起点にアンダルシア地方を時計回りに、ロンダ、セビージャ、コルドバ、グラナダと巡り、再びマラダに戻る9泊の、のんびりとした二人旅。

私にとっては22年ぶり2回目のスペイン、そして妻にとっては初めてのスペインです。

アンダルシア周遊2019第6話は、グラナダのまちなか滞在編となります。


グラナダまちなかにあるホテルへ移動

11月16日(土)
パラドール・デ・グラナダをチェックアウトし、タクシーでグラナダ中心地、大聖堂の近く、グラン・ビア通りに面したホテル「ユーロスターズ・グラン・ビア」へ。

グラナダ滞在では、アルハンブラ宮殿を観光するために1泊はパラドールに、そして2泊目はまちなかのスタイリッシュなホテルにしました。

グラン・ビア通り

チェックインし、荷物を部屋に入れて、いざまち歩きへ出発。

グラナダまち歩き

まずはグラン・ビア通りを南下し、グラナダ大聖堂近くにある路地裏の商店街をぶらぶら。

グラン・ビア通り

週末、土曜日の正午近くの時間を歩く、グラナダのまち。
路地裏の狭い道は日が差さないせいか、ちょっと冷たく感じましたが、行き来する人は結構多かったですね。

狭い路地から広場に出ると、そこには太陽の下で談笑するグループがいたり、色々な出店の前に佇む人たちがいたり。
そして、通りの歩道に並べられたテーブル席でのんびりする人たちも。

ビブ・ランブラ広場(Plaza de Bib Rambla)にて
人力?の遊具
週末で賑わう広場
レジェス・カトリコス通りにて

また、市庁舎前の広場では、音楽に合わせてダンスをする人たち。
ほんとグラナダの週末を、みんな楽しんでいるんだなって感じました。

ちなみに、妻はダンスもできないくせに、一緒にダンスしたい~!とも言っていました。

Plaza del Carmenにて

世界糖尿病デーのパレード

さて、レジェス・カトリコス通りを歩いていると、何やら交通規制がされ、警察車両を先頭に人々が歩いてくるのを発見。

警察車両
管楽器と鼓笛隊
なんか楽しそう
踊りながら演奏
若い男性たちのパワーを感じました
若い女性たちも楽しんでいましたね

若い人たちの演奏と踊りを先頭に、横断幕を持った人たちが行進。
元気いっぱいの演奏パフォーマンスは熱気ムンムン。
見ているだけで、私たちも元気をもらった気がします。

なお、このパレード、あとで調べたら、「世界糖尿病デー」をPRするパレードでした。

世界糖尿病デー(Dia mundial de la diavetes)の横断幕
ほんと楽しいそうに行進してました
「Plaza Isabel La Católica」前の交差点にて
セグウェイ軍団も

スペインでケバブ

さて、この日はパラドールの朝食をしっかり摂っていたので、昼は遅め。

通りを歩いていたら、ケバブ屋さんがあったので、軽めの昼食としました。ケバブ屋さんはほんと安いし、美味しいし、そして店員さんも気さくな感じで、気軽に入ることができるのが良いですね。

「Kebab King」というお店

路上パフォーマンス

週末のグラナダのまち。
ヌエバ広場ではフラメンコの歌と手拍子が聞こえてきたので、大勢の人たちが集まっているところへ私たちも近づいてみると、フラメンコの路上パフォーマンスが行われていました。

ヌエバ広場は人でいっぱい
フラメンコの路上パフォーマンス
思わず見入ってしまいました
踊り手が3人、入れ替わりで踊っていました

フラメンコの路上パフォーマンス。
地元の人たちや観光客も含め、ほんと大勢の人がこのパフォーマンスに見入っていました。

こうゆうパフォーマンスが行われるのを、事前に知っていた訳ではなかったので、アンダルシアを旅する私たちにとっては、とても嬉しいひとときでしたね。

こちらは教会前にて

そして、ヌエバ広場からサンタ・アナ広場に歩いて行くと、今度は教会の前にクラシックなベンツが2台。

なんと、これから教会(Iglesia de San Gil y Santa Ana)で結婚式が行われるとのことで、少し待っていたら、続々と人たちが集まって来ました。

サンタ・アナ広場にて
広場には結婚式を見ようと集まった人たち
式を終え、新郎新婦が教会前に出てきました

私たちも教会の横から、広場に集まった人たちの様子を見学。

そして、式を終え、教会の扉前に新郎・新婦が現れると、若い聖歌隊の演奏も行われ、その場の幸せな雰囲気を共有することができ、ほんとラッキー。

みんなに祝福される二人の姿
クラシック・ベンツに乗る新郎
ベンツをお見送り

海外旅行をしていて、よく教会前で結婚式を挙げたカップルを見かけることはありましたが、こんな風に大勢の人たちと一緒に見守る機会は初めてだったので、ほんと感激しました。

アルバイシンを散策

週末のグラナダ。
時間は午後3時過ぎとなり、今度はアルバイシン地区の高台を目指してまち歩き。
そう、アルバイシン側からアルハンブラ宮殿を見たくなり、坂道を上がりました。

バルも結構賑わってました
イスラムの雰囲気を感じます

大通りから路地に入ると、なんか雰囲気が一転し、イスラムの国に迷い込んだ雰囲気。

カルデレリア・ヌエバ通り(C. Calderería Nueva)にて
小さな通りには色んなお店が並んでにぎわっていました

そして坂道を上がっていくと、商品を販売するようなお店がなくなり、白い壁の建物が目立つようになりました。

ちなみに白い建物は、一般の家というよりも、ちょっと隠れ家的な宿泊施設やレストランというところが多い感じがしましたね。

閑静な雰囲気
こちらは丘の上の広場

丘の上の広場には周りのレストランのテーブルとイスが置かれ、集まった人々が談笑していました。
そして、広場の片隅ではギターの生演奏も。

私たちももう少し時間があったら、テラス席でワインを飲みながら、のんびり時を楽しみたかったかな。

でも、この日はグラナダのまち歩きをして、いろいろなパフォーマンスや出来事にも出会い、ほんと楽しかったです。

サンタ・イザベル・デ・レアル展望台より

アルバイシンの丘の上。
雪化粧したシエラ・ネバダ山脈をバックにアルハンブラ宮殿を見ることができました。

バルはしご

夕方、ホテルのスタッフにお奨めのバルを教えてもらって、いざバルへ。

バル一軒目はヌエバ広場に面した「Bar los diamantes」。

Bar los diamantes
ロス・ディアマンテスの店内

ここは海産物が美味しいとのことでアサリ蒸しとイカのフリッタを注文。

小さなアサリがいっぱい
イカのフリット
隣にいた人たちを一緒にサルゥ!(乾杯)

なお、グラナダのバルではアルコールを1杯注文すると、おつまみが無料で1品サービスされるようで、赤ワインを注文したら、白身魚にようなフリットもいただきま、お腹いっぱい。

おまけのフリット

そして、2軒目。
クラシックな雰囲気でいつも混んでいる人気店「Bodegas Castañeda」。

Bodegas Castañeda
賑わう店内
カウンターの後ろに並ぶワイン樽

1軒目で結構いっぱい食べたので、ここでは夫婦で赤ワインをグラスで1杯ずつ。
でも、おつまみにパンとパエリアがセットで1皿ずつ出て、この日の夜はこれで限界でしたね。

ほんと、ごちそうさまでした。

聖者の行進

私たちはバル2軒でお腹が満たされてしまったので(まだちょっと飲みたい気持ちもありましたが)、夜のまち歩きへ。

イスラムの明かり

エルビラ通りを歩いて、土産物屋さんのショーウィンドウのなかのイスラム風の照明器具に目を癒やされていたら、何やら聖歌隊の音楽が・・・。

そう、近くの教会(Iglesia del Corpus Christi de los Hospitalicos)から聖者を乗せた台車が現れ、白の聖職服をまとった方や黒い服の聖歌隊が続いて行進。

聖歌隊も

グラナダの夜。
前日はパラドールで静かに過ごしましたが、この日は週末で賑わうまちなかの様子を五感で感じることとなりました。

ユーロスターズ・グラン・ビアの朝食

11月17日(日)
私たちが宿泊したホテル・ユーロスターズ・グラン・ビア(Eurostars Gran Vía)。

イチョウ並木が続くグラン・ビア通りに面した、グラナダの中心街にありますが、この日は日曜日ということで、セカセカしたまちの喧騒なく、すごく静かでした。

そしてホテル1階、スタイリッシュなレストランでの朝食。

グラン・ビア通りが見える席を確保
朝から甘い菓子パンがずらり
生ハムとチーズコーナー
私の場合、ハム&チーズはやはり食べたくなります

私たちが朝一番だったので、ゆったりと食事を楽しむことができましたね。

朝のまち歩き

この日は正午発のバスに乗ってマラガへと移動する予定だったので、朝食を取り、荷物のパッキング準備をしてから、まち歩きへ。

グラン・ビア通りでは色付いてきたイチョウの黄葉が綺麗でした。

犬好きの妻は、やはり犬連れが気になるようです
マドラザ(Palacio de la Madraza)前にて
グラナダ大聖堂前にて
グラナダ大聖堂

朝のグラナダ大聖堂。
本当は大聖堂にも入りたかったのですが、残念ですが今回は外から写真撮影のみ。
また、もしもいつか、グラナダを訪れることができるのであれば、是非とも大聖堂の中も拝観したいと思います。

あとは、通りを歩きながらウィンドウショッピング。

そして、まちなか観光。

Corral del Carbón、なんと14世紀に建てられたものでした
ナスル朝時代、商人の宿舎、倉庫、卸売市場として使われた建物とのこと
「Plaza Isabel La Católica」にて
レジェス・カトリコス通り
サンタ・アナ広場にて
サンタ・アナ広場にて
ヌエバ広場の噴水(Fuente de la plaza Nueva)

市民マラソン

大聖堂周辺をまち歩きして、ホテルへ帰る途中、警察の大型バイクが狭い路地を走って来るのに遭遇。

スペインの白バイ

また何か交通規制があるのかなっと思ったら、電光掲示板を掲げたクルマのあとから、競技者たちの集団が・・・。

市民マラソンでした。

時間を掲示した先導車

妻は思わず、走り去る競技者たちを拍手で応援。
私も写真撮影に夢中になりながら、しばし、通り過ぎる競技者に手を振っていました。

朝からこのようなイベントに遭遇するなんて、ほんとグラナダのまちがとても好きになりましたね~。

グラナダに別れを告げて

ホテルに戻り、荷物を整えて、チェックアウト。
タクシーでバスターミナルへ。

Eurostars Gran Vía
バスターミナルのカフェカウンターにて
妻はカフェ、私は赤ワイン

グラナダでの2泊滞在は、ほんと色々なイベントや出来事に遭遇。
別れ惜しい気持ちもありつつ、時計回りに移動したアンダルシア周遊の旅、最初の出発点のマラガへとバスで戻ることとなりました。


みなさま、読んでいただき、ありがとうございました。
次はアンダルシア周遊2019の最後、再びマラガ編です。

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