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シングルファザー として生きる:10か条(その9)家族の総合力で勝負!子ども達も家事業の戦力に育てよう!それは「生きる力を、時間の使い方を、段取り力を」育てる教育となる。

こんにちは。今回は前回に引き続き私の経験を基にし、今現在シングルファザー として生きる。または、これからシングルファザー として生きる事実を迎える方々へ

私なりのアドバイスを10か条として、提案して行きたいと思います。

※前回分:
①父子家庭のライフスタイル作りは「自分らしく生きていく自分を許す」事から始まる
https://note.mu/single_father/n/n69e3f049302c

②自立とは上手に人の力を借りながら生きる事である。
https://note.mu/single_father/n/nbcb55a4da892

③その「正しい」は「優しい」とイコールであるかを自らに問い続けよ
https://note.mu/single_father/n/n6ee0f35e2592?creator_urlname=single_father

④相談とは「◯◯で困っている。一緒に考えて欲しい」と話すことから始まる
https://note.mu/single_father/n/n2ecdaa2dc681

⑤父親業を1人ですることが父子家庭なのではなく、親業を1人で行うのが「ひとり親」家庭

https://note.mu/single_father/n/nb4aea8855628?creator_urlname=single_father

⑥地域活動に参加することは、子ども達と自分が見守られて生きていく環境整備である

https://note.mu/single_father/n/n56c3f9f7bd4d?creator_urlname=single_father

⑦制度利用(生活保護、障害者手帳、貸付金事業の利用、児童相談所のショートステイ」を利用する事は「マイナスな選択ではない」ただの制度活用である。

https://note.mu/single_father/n/n1b26afaa3e7f?creator_urlname=single_father

⑧家事業のゴールは家庭内が家族にとって「ほっこり」とした安心・安全空間を作り上げる事である

https://note.mu/single_father/n/nb6c33d95b6f5?creator_urlname=single_father

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(1)家族の総合力で勝負!子ども達も家事業の戦力に育てよう!それは「生きる力を、時間の使い方を、段取り力を」育てる教育となる。

2011.3.11からどれだけ時が過ぎたでしょう。
あの日、家族のあり方が問われ、議論された事をご存知の方は少ないだろうと思います。

当時、妻を、母親を失った夫や子ども達には遺族基礎年金は支給対象範囲外でした。また子どもへは支給される要件に父と別居している事とされていた時代です。

あの日「明日は我が身」と誰もが思った。
家族を、恋人を、友人を、掛け替えのない存在であると知らしめた日でもあります。

そうした中、私は法改正へ向けて活動を始めるのですが、その中で生活再建が早い方、喪失体験からの回復が早い方、日常生活や地域で孤立しない方等、想定していた困難の中にいる方と、そうでない方と両極に別れたのを覚えています。

結論から書きます。

・日常から子育て、家事、地域活動、仕事、親類が身近に住んでいる地域文化は回復と再生を早めました。

・逆の方々は困窮し孤立し病んで行きました。

中には子どもを施設へ預けて失踪される方、ワーカーホリックへと向かっていった方、故郷を後にし都市部へ転居される事で支援を受けるのが遅くなった方、またはアルコール依存、引きこもり状態、精神疾患の発症などが見られました。

つまり「仕事のみを役割を担った男性」と「仕事以外に役割を持つ男性」では同じ父子家庭という状況下でも再生力に差が生まれたということが改めて明白になったのです。

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(2)婚姻時の生き方と協働文化が天災から立ち直ることが出来た軸となった。

これを現代社会の実証と照らし合わせてみましょう。
現代では専業主婦世帯は富裕層しかなることが出来ず、一般世帯では夫婦共稼ぎが過半数を超える時代となりました。

更に夫、妻、子のみの核家族化から祖父母同居の3世代同居方家族(3世代近居家族)が増えているとも支援者の間では耳にすることがあります。

ここで、ドラクエ的に表現してみますね。

勇者、戦士、武道家、賢者と、それぞれが特化した役割を持っています。
しかし、戦闘中に誰かが亡くなってしまった。または麻痺してしまった場合。
残ったパーティで、支えながら戦闘に打ち勝っていく事が出来ます。

もちろん、そうした事を想定し道具袋の中には世界樹の葉や薬草、毒消しそう、魔法の聖水、賢者の石、世界樹の雫も入れていたかもしれません。

つまり、何が言いたいかとというと震災により家族のあり方にレジリエンス「しなやかな、柔軟な強さ」が求められる時代に入ったという事が言えると考えられるのです。

それぞれが賢者じゃなくても良い、勇者じゃなくても良い。むしろ1人で頑張る必要も無い。
それぞれが長所を生かしながらチームで、時として回復薬や攻撃役に回る事が出来る総合力で勝負する時代に入ったと言えるでしょう。

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(3)自然と身につく「お互い様・チーム力」

父子家庭の話に戻ります。
当然、子ども達の年齢にもよるかと思いますが彼等の適応力を甘くみてはいけません。彼等は「扱い」「工夫」「見える化」そして「楽しさ」により能力を発揮します。

例えば「お片づけ」3歳であってもキッチンタイマーや音楽をスイッチにヨーイドン!スタート!で彼等は楽しみながら「片付け業務」を実行する事が出来ます。

または洗濯物を干す時「同じもの、みーつけた!ゲーム!」と題して兄弟が入れば競争させながら「パンツの仲間、靴下の友達、自分の服友達」を見つけて干している、パパにニコニコしながら渡す、洗濯業務補助が出来ます。

どうですか?ようは「遊び」「習慣付け」なのです。

もう少し大きくなってから、父子家庭になった場合であれば「家族会議」を開催して下記のような取り決めをしても良いかもしれません。

・○時〜○時は家事時間な。一気に片付けて、○時からの映画を見よう!

・○曜日と○曜日は翌日が○○のゴミの日だから、○時から○時までゴミを家中から集めよう

・パパ料理、お前飯炊き、お前洗い物と指示していくのも有り

この辺は親と子の納得があればOKなんです。
後は忘れないように掲示物を作って貼っておく事は大事ですね。
そして「ありがとう」「助かったよ」とちゃんと言葉とボディータッチを交えてカバーする。普段とれないコミュニケーションの機会を得られることにも繋がります。

また簡単な料理は「一緒に作る」です。

買い物から相談が始まり、調理では食材洗い・皮むき・手順通り鍋へ投入・火加減チェック・グツグツしたら弱火・具材に火が通ったか確認・味付け・味見と多様な仕事があり手順があり、子ども達と会話をしながら一緒に家事業を行うことでコミュニケーションが取れ、段取り教育に繋がり、美味しく食べられ、食事中の話も弾むようになります。

カレーやシチュー、肉じゃが、鍋料理などは定番の父子家庭のセーフティーネットなので一緒に作るのに適しているかもしれませんね。

そうした子ども達との関わり合いを通し少しずつ、子ども達に任せられる仕事が増えます。そうなったら、しめたもの家族の重要戦力となっていきます!

ひとり親家庭はチーム力、総合力で勝負です!


そして、それは教育的に価値がある。普段取れない会話が出来る価値ある時間です。是非、少しずつ試していってみてください!

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(4)番外編:月1回から2回程度仮病を使え!

これは反抗期になった辺りに効果を発揮します。
普段「つっけんどんな息子」または「別に・・」の娘に助けを求めるのです。

そうすると意外にやってくれるものです。
でも途中で笑っちゃダメですよ。本気で仮病を使ってください。

彼等が動いてくれるまで、必要であれば数日間継続しても良い。
これは彼等にチームの一員であることの気付きを促すれっきとした教育ですから。

そして「翌日、お土産でも買って帰ってやってください」
「ありがとう」のメッセージが「ニヤニヤ」まんざらでも無い表情で帰ってきますから。

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以上で今回のシングルファザーとして生きるを終えたいと思います。
次回は最終回ですね。

⑩過去の父親の生き方はロールモデルにはならない。
自身に染み付いた男らしさを疑い、働き方を疑い自問自答せよ。
自分達が子ども達の新しいロールモデルとなれるよう示すことを意識せよ。

です。

正直、前9回の間に書いてきた事が全てではあります。
しかし改めて未来が決まっている現代社会において、父子家庭で子育てが出来る。


良い意味で、教える事、届ける事、伝えることが出来ることを踏まえて前向きにシングルファザー として生きる事をベースに締めくくりを書かせて頂きたいと思います。

それでは!


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シングルファザー 村上 よしのぶ

父子家庭歴17年。今年18歳の息子と17歳の娘を0歳と1歳から男1人で育て上げる。□全国父子家庭支援ネットワーク 代表 □宮城県父子の会 代表 □公益財団法人あすのば 評議委員 □ファザーリングジャパン 会員父子家庭への支援制度拡充の為の10年間の政策提言の活動をする

父子家庭で生きる知恵

全国父子家庭支援ネットワーク 代表の村上です。 父子家庭への支援制度を全て拡充させるミッション終結に伴い、もうすぐ成人を迎える子ども達を育て上げた経験を通して私から、父子家庭当事者、または子育て中のパパ達に向けて、少しでも役に立てるような心掛けや、知恵をまとめたものです。
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