会えるけど撮れない。
北関東地方の山中にクマの撮影に来ています。
とは言っても、まだ一枚も撮れていません。
どうしても見たい（撮りたい）シーンがあって
地形、季節限定のパターン。
この2日間で、出会ったクマは親子連れを含む3組5頭。しかしいずれも至近距離で安全に撮れる距離感ではありませんでした。
地形的に、遠くから狙えば梢に埋もれて目視できず、近くからだと、狭い尾根の上であるため、視界が悪い上に出会うとかなりの至近距離に。
このエリアに通い続けて5年目。植生、季節の移り変わりの速さ、木の種類のみならず、その中でクマがつきやすい木など、少しずつわかってきたので、クマを見つけることができるようになってきました。
至近距離でこれだけ会えれば私としては上出来。しかし撮ることは難しい。距離なのか角度なのか、陽射しの向きを含む時間帯なのか。これはまた次の段階の課題を克服しなければいけません。
野生動物を見ることと撮ることは、似ているようで大きな隔たりを感じることもあるんですよね。
というお話でした。
いただいたサポートは、旅費や機材など新しい撮影活動の資金とさせていただき、そこで得た経験を、またこちらで皆様にシェアしていきたいと思います。