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【久々】東京コミコン2023でやりたい放題やってきた

未だにBook of Boba Fettをボバ"本"って言ってる人はもう少し「文化」というものを学んだほうがいい。
そう、東京コミコンが「アメリカンポップカルチャーの祭典」と謳っているならよそ様の文化に乗っかって祭ではしゃぐんならよそ様の文化への敬意がないとっていう話ですよドン。
アメリカの文化に関心がある人ならBookという言葉がタイトルに入ってる意味をちゃんと考えるはずですよ。そしたらボバ本なんて略称恥ずかしくて使えないよ。

そう!我こそは東京コミコン初開催以来アメリカンポップカルチャーの真髄を体現してきた者なり!知らんけど!
真面目な話、俺はアメコミヒーローも好きだしハリウッド映画もドラマも好きで人生大半を生きてきてますよ。でも大半のコミコン参加者よりも俺は更にジャズからヘビーメタルまで好きで海外のフェスにまで行ってスポーツも見るし(あ、バスケそんなに好きじゃないわやべ)、推理小説や冒険小説もアメリカ人のばっか読んできたし、そのせいで大学で国際政治学に行っちゃったからね、そしてもちろんアメリカンプロレスの祭典レッスルマニア観戦というのも経験してますからね。
その上でアメリカ人が好きな日本の漫画アニメにまで俺はどっぷり浸かってるからコミコンが扱ってるコンテンツは骨までしゃぶれるんですよ知らんけど。
まあそんなわけで今回も押し付けがましく一番すげぇのはプロレスなんだよっていうのをやってきました。

とりあえずコミコン常連かつステージ常連の俺なんですが今回コミコンのコスプレステージに応募したらチャンピオンシップは落選し、パフォーマンスの方も音沙汰なしで(あれ?運営の人俺たちのこと忘れちゃった?)
割と俺はスタッフにも顔と名前まで覚えられたりしてるくらいなんですが、それ以上に他の人がMCUやらハリポタという王道をやってる中、WWEとかプロレスなんてコンテンツは(不本意ながら)俺たちしかやってないから枠を取りやすいっていうあざとい狙いがあるんですが、毎回出てきてさすがにもうええやろってなったのかと思ったらギリギリで”確認の”メールが来たんですよ。当選者でまだLINEの方に登録されてない方は〜って、ほんで確認のメールしたら「すまん、当選してるわw」ってメールが来て一安心っていうか、みんなに一回「落選してもうた涙」ってメールしてたから慌てて連絡して台本作り直してって。

いや、時を遡りましょう。

そもそも今回の東京コミコンではジョン・シナかロック様を扱いたかったんすね。どっちも誰がやるねんって感じだけど元WWEスーパースターで今映画界の最前線にいるロック様、シナ、そしてバティスタだとやっぱバティスタには申し訳ないけどロック様とシナだな〜って。

そもそも俺がコミコンで中邑真輔のコスプレしてんのは本場のコミコンにはWWEスーパースターが来てサイン会もトークショーもあんのに東京コミコン舐めてんのかプロレスってアメリカンポップカルチャーど真ん中だぞ。フィギュアもコミックもあんぞってことから始まったんですが、今は元WWEスーパースターが本当に来てくれるために(なるかは知らんけど)っていうのがあるんですよ。で、浅ましい考えとしてマジでそれが実現した時、ずっとそのために戦ってきた俺たちは「総取り」できるんですよ知らんけど。WWEとかアメプロというコンテンツのコスプレして参加すんなら俺たちにナシつけて貰おうかってなるんですよ知らんけど。マジでいきなりWWE日本公演でも来てなかった人が急にコスプレしてきても誰やねんって言うだけの積み立てはしてきたと思う。

話めっちゃ逸れた。まあなのでコミコンに来る可能性があるスパスタの茶番をやっといて俺たちこんなのやったんだぜ〜wって撮影かサインの時に言えるっていう「仕込み」をしとこうっていうあざといこと企んでたんですよ。で、8月24日にいつものお仲間に打診のDMしたんですよ。

そんなことがあるんだろうか。8月25日に舞い込んだ訃報。

俺は怪奇派って言われるようなプロレスラーが大好きで2012年に彼がブレイ・ワイアットというキャラでワイアット・ファミリーを結成した時から大好きだったんですよ。音楽とランタン、入場から試合中の奇行、シスター・アビゲイルというフィニッシュからのファミリーでの揃い踏みというパッケージ。中邑真輔がグレート・ムタと作った「作品」と表現したようにワイアット・ファミリーの試合は「作品」と言える不気味な美しさがあった。
そして紆余曲折を経て更に彼はブレイ・ワイアットというキャラクターの上に「ザ・フィーンド」というキャラクターを上乗せしてきた。
slipknotのメンバーにいそうな(っていうかインスパイアされてそう)マスクとコスチュームでマンディブル・クローとうエゲツない技で突然現れて奇襲するというWWEの怪奇派の真骨頂って感じだった。

WWE日本公演で来日した時に中邑真輔のTシャツを着てて彼のファンとしても知られていて、彼のムーブの数々にその影響も感じられるしフィーンドのドレットヘアって今更だけど真ちゃんの髪型のドレット版だったり。コーナーで反るのも形は違うけどインスパイアされてるよねっていう。
そんな中邑さんも「早すぎるよ」とオンラインサロンの方でコメントされてました。二人の対決見たかった。

なら、やるしかないよね。

急遽ワイアット追悼劇を東京コミコンのステージでやることに。

そのために衣装はお袋に要請し、俺はマスクを作らなければならないことに。ちなみにオフィシャルで売ってるやつも買ったけど発売当時に話題になったけどデザイン間違ってるしね。安っぽいし小さいしってことでね、作るかクッソ高いハンドメイド品をアリエクで買うとかしかないわけで。

で前にグレート・ムタのマスクを作ったときみたいに粘土で型の下地を作るとこから始めようかとも思ったんですが、なんせムタと違ってシワの多いデザインを上手く作る自信がなかったので(検索…3D…data…fiend…mask…っと)。やっぱりというかなぜかfiendのマスクの3Dデータがありまして、ご丁寧に型とマスクの両方セットでね。

が、データは手に入ってもなんせマスクってのはデカいのでちょうどその前に買ったEnder-3 Max Neoならプリントできるサイズとはいえ、シワが多いのもあって時間もかかるし素材量も半端ない。

まずデータの書き出しが俺のPCのスペックじゃ厳しいっていう。分割して出してみたんだけどそれをくっつけると予想通りだったけど繋ぎ目が消せないんすね。

で、試行錯誤を経てなんとかいけそうだなってなったら4分の3くらいで止まってた涙。さすがに端っこだけだったのでそれは別でプリントして繋いだけども。

ちなみに型ができた時点で12月入ってました。コミコンが12月8〜10日でステージは9日で。まあ途中ステージ落ちたと思ったからやる気が削がれてたとはいえ「ステージ落ちたならリングステージでやってやらぁ!」とは言ってたけども。

マスクのデータの重い、プリントが難しいってのとは別で3Dプリンターというか俺が持ってるEnder-3の初期のとMaxNeoに関してはとにかくトラブルが多い。聞いたら他のでもそんなもんらしいけど結構パーツの消耗が激しいのもあってプリントできないって時にどこが問題なのかを突き止めるのがまず大変。やってもやってももじゃもじゃが量産されちゃうという地獄に付き合わないといけない。トラブルを究明してそれを解決できるっていう知識と技術と胆力が求められるのが現状なんですね。

そんなこんなでようやく型はできたんだけどラテックスを流し込んでみたところ鼻とか唇がうまく固まらない。薄く膜を重ねていくようにしているつもりだけど今思うとスプレーした剥離剤が垂れて溜まる部分だったのかなぁ。とはいえ日がない状況で追い詰められた俺は悩んだ挙句…

型に粘土を突っ込んだ。

ちなみにようやく印刷できたとはいえなんか設定とフィラメントの相性が悪かったのか積層同士の結合が端の方ほど甘くなってて下手に触るとスティッキーフィンガー状態になりそうだったんでもう一か八かでしたけどね。

まあ8割型は最初に流し込んだラテックスで出来てて眉間から鼻、口元がゾンビみたいに崩れてて型でいう真ん中あたりがダメになってるのでその部分だけ作ってくっつけるっていう算段です。無理やりです。ラテックスマスクを部分的に作ってくっつけるっていうのができるかどうかも分かんないけどやるしかねぇ!って状況でした。

去年のグレートムタ以来ほったらかしてた粘土にオリーブオイルを練り込んでねりねりしたものをプラスチック型に捩り込んで抉り込んでそれをひっぺがす。鼻のあたりが入り組んでて外すと崩れたのをうまく復元し、それをその辺にあったちょ〜どいい大きさの発泡スチロールの枠状になってるやつにはめ込んで石膏を流し込む!石膏も久々でかき混ぜてしばらく放置するのも忘れてたけど!

それを段ボール枠で囲って布団乾燥機のホースを突っ込んでオンして放置!

これが、12月6日の夜のことでした。今回、車で行くつもりで(なんせ荷物が多すぎて)12月7日に仕事が終わってたら、その日の晩に出発する予定でした。8日の朝には着く予定で。

12月7日。仕事中の脳内では帰ってから出発するまでのシミュレーションが繰り返されていました。前日に8割の荷造りを終えていたんですが車に乗せるわけにもいかず、車に乗せきれるかどうかという不安もありました。

なんでかって?

まあ直前にどっかの国会議員が「プロレス芸」という発言で炎上したこともあり、本物のプロレスラーに憧れたコスプレでごっこする俺らこそ「プロレス芸」だろって言いたいこともあり(なんそれ)俺が用意したのは、コミコンのアンバサダーに実写版ワンピースで超かっけぇゾロを演じた新田真剣佑リスペクトで竹刀を3本(Amazonで買おうとしたら結構セット売りが多い)、WWEのサバイバーシリーズで最早WarGamesの名物となったイヨ・スカイこと紫雷イオリスペクトでトラッシュ缶(ブリキとかアルミはさすがになーと思ってプラスチックのをメッキ風シルバー塗装)、リサイクルショップで見つけたプロレスでよく見る黒いパイプ椅子を2脚、そしてかつてウレタンと塩ビパイプで作ったけどいまいちだった、アメリカ人が大好きでリングの下から出てきたら怒号のような歓声があがるザ・テーブル!今回は木材で枠と脚を作り、さらにちゃんと折りたためるように金具をつけて、本当はテーブルとして立たせることもできるようにしたかったけど、最後までうまくいかなくて二つに割れてるテーブルってことにして、その上に寝て写真を撮るとあら不思議、どこでもテーブル葬写真が撮れるっていうのをご用意いたしました。枠はともかくテーブルに見せる木目壁紙シートに意外と費用がかさむっていう。なんだかんだ俺けっこうな金額を注ぎ込んでますんですよ。
その上更に、キャプテン・アメリカの盾、マイティソーのハンマー、インディジョーンズの鞭、ダース・モールのライトセーバーなども。
あと、よせばいいのに結局やっつけになってしまった俺たちAll Fake Wrestlersのチャンピオンベルトもどきも作ってしまってたり。

更に更に、今回コミコンのリングステージでカラオケ大会コミカラっていうのが開催されるってことでね

JOYSOUNDってことで俺はJOYSOUDさんのサイトで曲目を検索したんですが風になれとかはもちろんあるんだけどKINGDOMもFOZZYのJUDASもないやんけ!で、何を血迷ったのか検索してみたんですよ

あるんですねー。カラオケでインストってなんやねんって思うけど、カラオケボックスでみんなでクネクネしてイヤァオ!するんでしょ。

で、こんなん俺のためのステージやん(何様)って応募したけど落選したんですよ。はっはっは、これは選考者はなんも知らんやつやなって思ってどうなっとんねんメールをしたけど(図々しい)音沙汰なかったんで、まあコミコンあるあるで開催間近になってワタワタしてて対応できてないあれやろって思ってワンチャン狙って新日コスチュームも持ってくことにしたんです。

なので超荷物。車に乗るかわからんレベル。そして会場までの運搬も不安。平台車とでかいコンテナボックスを持ってくことに。

そんで7日の定時に速攻で会社を出た俺は家に着くなり石膏型から粘土を取り去り、剥離剤スプレーしてラテックス流し込んで布団乾燥機にかけ、最後の荷造りとしてコスプレに関係ない着替えとか日常品のスーツケース詰めして、ラテックスを型から外して本体にくっつけて隙間を埋めて接着するためのラテックスを筆で塗り塗りして布団乾燥機にかけ、車にどんどん荷物を積んでいく。最終的に助手席まで埋まってしまった。そしてマスクがとりあえず形になったのを確認して白のスプレーを吹きマスクを装着するためのベルトの取り付けに。
そもそも完全に忘れていてベルトの金具がないかを7日の仕事中にお袋にLINEしたんだけど「ある」っていうから油断してたら普通のベルトのでかい金具を出され、うーんって思ってたらふと思いついたのがプラスチックのバックルあるやろって思ってお袋に言ったらちょうどいい感じのバックル付き荷縛りバンドがあったのでそれをカシメ金具で取り付け。
18時に帰って21時半になってましたがマスクを放り込んでなんか変なテンションで遂に出発。怒涛だった。

運転の方は割と順調で雪も降ってなかったし夜中2時くらいまで爆走してサービスエリアで仮眠。翌朝7時くらいには幕張に着きました。空いてる時間に到着したいってのもあって夜中から早朝ってスケジュール立てたんだけど朝早くても都心の高速は混んでるしこえ〜。でもなんとか幕張メッセの目の前の駐車場に入って仮眠して起きたら朝飯食いながらApple Watchを充電して車に戻って荷物を準備。

で、毎度コスプレ修理屋ブースを出してる友人でもあり俺の師匠でもあるTKC工房、しかも隣にはもう一人の師匠(どっちも俺が勝手にそう思ってるだけ)の中隊長さんのブースもあってそこに挨拶がてら場所を借りてマスクの塗装をさせてもらう。予定では出発前に白を全体に塗ってフィーンドのマスクは焼かれたみたいに黒く焦げた部分とその周囲の赤みがあるんだけど、その黒をブースで塗らせて貰ってホテルに行ってから赤を塗れば翌日までに完成するっていう完璧な予定だったんですよ。そんで黒塗りながら3Dプリンターの苦労話をしたり。

リングステージの横に図々しくアイテム置き場を確保してたんすけどリング出してるバトルニュースの人にカラオケの話したら明日ならねじ込めるかもなんでコスプレの方の責任者に確認してみますよって。バトニューの人もだけどコスプレ仕切ってるオニギリプラスさんも最早俺の顔馴染みなんで勝ちは確定しましたね。オニプラの社長さんが直々に俺にオッケー出してくれてコネの力で捩じ込みました。いや、俺がコミコンで築いてきた絆の力だ!ってことで。
コミコンは3日間でそれぞれ違う団体がプロレスをやってたんだけど初日はSTARDOM。前回自腹切ってまで来てたレディ・Cが怪我で来れないという。
ほんSTARDOMの広報さんが声かけてくれて俺が持ち込んだ凶器の数々に興味津々だったので「なんなら使ってもらっても…」冗談半分で言ったらめっちゃノリノリですずちゃんにメールしますって写メ撮って…

俺の凶器大活躍。でもね、ほんとはライトセーバーとキャップの盾使って欲しかったのよ。その画がこういう記事の写真になって残ってくれるのが私の望みのひとつなんですよ。せっかくコミコンでプロレスやってんだからね。まあ、とはいえ私物がこうやって使われてくれたのは最高でした。

なので試合後の自由にリング使える時間にこうやって夢の対決をやってました。あ、棚橋選手、社長就任おめでとうございますwあ、画像の棚橋選手っぽい人はもちろん社長じゃないです。
で、こうやって遊んでたらリングサイドに林下詩美選手がやってきて俺慌ててなんかすんませんって謝ってたような。なんか緊張してぶっとんでもうたけど。試合後の質問コーナーで質問したりもしてたんでね。新日の選手だと誰と試合したいですかって俺個人的にはオカダVS林下詩美が見たいってのも言ったんだけど詩美さんは棚とやりたいって。うわ、それも見たいと思って、今ここにいますけどって偽物差し出したら苦笑いされたような気もしますが夢だったかもしれない。ちなみにコーナートップに立ってベルト掲げて悦にいってるときにAZMパイセンが通りがかったので煽ってみるとう愚行もしたけど夢ということにしときたい。
そんな感じで他にも毎年会う外国人にテーブル葬セット見せてバカウケして写真撮ったりなんかもして初日からかなり楽しみました。
で、車でホテルに行って駐車場で荷物を整理して部屋に入ってシャワーしたりして一息ついてマスクの塗装…ってあれ?赤の塗料がない!ちなみにマスクに使ってるのはウレヒーローってやつで伸び縮みするようなものに塗っても剥がれないという優れもの。駐車場で荷物整理した時に落ちたのかと思って探しに行ったけどない。仕方がないので用意がいいのか悪いのかスプレー版も用意してたのでそれをプラカップに吹いて塗装。おかげで部屋が臭い。

だけどおかげで

無事、ダチのコペさんをザ・フィーンドにすることができました。カラコンが合わなかったらしくてそこは再現できなかったけどまあステージだけならそんな見えないし。それらしくはなったかなと。あとは前回(大阪じゃなくて東京の方の)コミコンでムタやらせた時みたいなマッドネスを発揮してもらうだけよねって、毎度ながら適当な台本と直前の打ち合わせだけでステージに挑むっていう。
ステージ出れるのが分かったのが直前でマスクの準備に手一杯ってのもあって雑な台本だったけど、しかも我々が今回出ることになったのはコスプレステージの「パフォーマンス」ではなく「ランウェイ」で基本的にはステージ袖から出て真ん中でポーズして反対側の袖に捌けてくってやつ。
でも大阪の時はランウェイでもなんかパフォーマンスっぽいことしてる人がいたりで結構境目が曖昧だったんでそれを最大限逆手に取ることにした。
ちなみにパフォーマンスの方だと使用音源は著作権フリーでってことになってたんでだったら中途半端になるからランウェイでよかったのかもしれない。
「上手から出て真ん中でポージング、そして捌ける、だいたい1分程度」これがレギュレーション。あれするな、これするなとは言われてない。もちろん余計なこと言われたくないから聞いたりもしてないけど。一応確認したのは一人ずつ出て行ってくのでもいいのかってだけ。OKOK、スタッフも毎度俺たちが何やらかしても最低限のルールは守ってきたことを知ってくれてるはず。出禁になってないなら今回もいけるはず。

台本はこう。「ホーガンが出て行ってアベマで放送中をアピールしてわっちゃごなどぅしてるところを中邑真輔が竹刀で襲撃してるところをフィーンドが襲撃してるところをホーガンがアックスボンバー」見せたいのはフィーンドの狂気に満ちた凶器攻撃にマンディブルクローの怖さだったんでこの3人でランウェイの中でどう見せるか考えてできたのがこの台本。もちろんもうちょい細かいとこも書いてたけど、いや細かくはないか。なんかチケットの用意とかでやる気あんのかこいつらって思ってたらステージでの見せ方にはめっちゃ二人とも意見出してくれてご覧の通りステージでも堂々としたもので最後の方ぐだぐだになってるのは本当は倒れないでマンディブルクロー受けるはずだった俺が倒れてしまったからで俺のせいっていう申し訳なさw

とまあ無事?怒られることもなくステージを終えて本当は最後にコスプレイヤー全員がステージに出るっていう流れだったけどそれだとカラオケに間に合わないからっていうのを事前に言っておいたので退出。

リングステージの方に行ったら時間早めってのもあってカラオケ参加者っぽいのが見当たらない。そもそも責任者っぽい人もいない。
しばらくして担当責任者らしき人が来て「このたびは行き違いがあったみたいで〜」とか言われて(行き違いだったのか…)コネで捩じ込んでもらった身なのでひたすらヘコヘコして置いたけど「えっと、歌われる曲はこれで…」とか言われて「あ、そうですそうです〜っても歌わないんですけど〜」「え?」「え?」ってなってたり。しかもカラオケステージ自体が初めての企画なのでこっちもどういう感じか全然わかってない。最初は一人しかステージ立てないのかなーと思って自分でマイク持って入場に合わせて「第10代IWGPインターコンチネンタル王者なかむら〜し〜んすけ〜」ってやるつもりだったんだけど、ホーガンやってたタナカ氏が「これ(ホーガンのヒゲっていうか白テープ)を黒テープにしてコート着れば蝶野さんにいつでも代えれるから」ってのを聞いて「ほな、俺が(コスプレ修理屋さんで)黒テープ調達してくっから蝶野さんでリングアナやってよw」って直前に引き摺り込んでたり。なんか相手側も初めてで手探りっぽいからこれは有耶無耶にしとけばやりたいことやれるって手応えあったというと言い方悪いけど、なんかこっちが提案したら面白かったり盛り上がりそうだったらウェルカムって感じ。
で、出順とか見たら俺たちの次がミノワマンさんでキン肉マンGoFight!を歌うっていう。
「え、さっきロビン、じゃなくてケビンマスクいましたよ」
そう、カラオケステージの集合いつやねん〜って待ってる時にケビンマスクのコスプレイヤーさんに声かけられて写真撮ってたんですわ。
「ミノワマンさんの後ろで賑やかしやってもらいます?呼んできます?」
「あ、是非」

Razさん筋肉もでかいし身長もでかい。だからすぐ見つかるわって思って見渡してたら案の定すぐ目に入ったので走って行って「ミノワマンさんが〜なんで出れます?」って言ったら即OK。よっしゃって思ったら更に奇跡が起きたんです。俺の目の端にあるコスプレイヤーが映ったんですよ。我ながらよく目を留めたと思いますよ。前やってた仕事のせいか視界全体を使って人探しするのとか得意なんですけどね。それはそれとして、

嘘だろ、ウォーズマンおるやん。

そう、ウォーズマンはケビンの師匠なんですね。どういう偶然かそのコスプレをしている二人を発見し連れ込むことに成功。ミノワマンさんも喜んで二人とチームアップしてくれました。

ほんで肝心の自分達の出番に関してスタッフと打ち合わせがあって
「蝶野さんと中邑さんwどっちが歌われるんですか?」
「あ、歌わないけどマイクは蝶野さんに」
「歌わない?」
「インストなんで」
色々説明して司会の関根ささらさんが紹介したら蝶野さんがリングに上がって音楽がかかって俺がリングインするんで、ほんで蝶野さんが止めろって言ったら音楽止めてくださいって流れに。
「止める?」
「たぶん延々流れると思うんで」

で、本番
悪ノリしたスタッフさんが「今日は特別に蝶野正洋さんと中邑真輔さんが来てくれました」って台本にして読まされたささらさんが「なかむらしんのすけ」って言っちゃってうわ〜って思ってたら前日のランウェイについてのDMでは「細かいこと言われても緊張するからできないよ」って言ってた人が直前にぶち込まれたカラオケステージなのに「中邑し・ん・す・けだよ!」ってめっちゃ蝶野さん感だしてツッコミ入れてて笑わされつつ、2015年1月4日の中邑真輔入場を再現。
中邑〜真輔〜でイヤァオした時に俺の手がケーブルに当たってモニターが消えたらしいけど露知らず。リング上のテーブルに歌詞を写す用のモニター置いてあって、俺ら関係ないから邪魔なだけだな〜WWEでよく実況席でやるみたいにモニターはじき落としてテーブル葬やるかwとか冗談で言ってたけど、なんかやらかしてたらしい、その後ベルト持ってコーナーに登って〜って事前に決めてたけどコーナーの下にあったカメラが当たってないはずだけどロープの反動でリングが揺れたせいか三脚ごとリング下に落っこちる(うわ〜やってもた〜ま、ええか)でポーズして
蝶野「おい!音楽止めろ!」
で、俺がなんだよって感じでコーナーから降りたら
蝶野「中邑!カラオケなのに歌わねーのかよ!」ってビンタするっていう台本だったんだけどビンタのフリじゃなくてせっかくだからちゃんと張れって言ったらそこそこマジで張られてばったーん。
会場のリアクションは全く分からんし気にしてなかったけど倒れながら笑っちゃった。そんでそのままリングに残って俺が挑戦者っぽく(ベルト持ってるのに)ミノワマンさんを待ち受けたいってまたもわがままを押し通して入場して客席を一周してリングインするまでヒールっぽい待ち方してた。その次の週のRAWでコーディを待ってる真ちゃんが似たような仕草してたから自分を褒めたい。

で、リング上でケビンと茶番をしたりしつつもうホント私物化してしまってた。
ランウェイもカラオケもその概念を覆してしまったけどでもJOYSOUNDにSubconciousを入れた担当者的な人がこのこと知ったら喜んでくれるような気がするんだけどw一般のぷオタだってカラオケ行ってこの曲探そうとすらしないと思うし、あるの知ったら今度からこの曲入れて滾っちゃうだろうし誰かに届くといいんだけどな〜。動画上げるって言ってたけどいつになるんだろうなぁ〜。

しかしこの日はここまでてんこ盛りだったのにまだ終わらなかった。

この日のプロレスはPPP TOKYO。

前回は場外乱闘に巻き込まれてちゃんよたさんに色々やってしまったという美味しい思いをさせて頂きました。しかし、今回は試合に巻き込まれることはありませんでした。が。

この試合、竹刀とトラッシュ缶、そしてパイプ椅子が場外乱闘で使われてるんですが、全部俺のですw
会場のパイプ椅子が結束バンドで繋がれてて笹村選手が困ってた時にマクドナルドのドナルドみたいのが現れるんですがフィーンドのコスを速攻で着替えて徳島の黄色い悪魔こと魔苦・怒鳴門のコスプレをしているコペさんが俺のパイプ椅子を手慣れた手つきで手渡してるんですね〜。ちなみにフィーンドでは全く声かけられなかったけど魔苦コスだとめっちゃ声かけられるって調子こきまくりでしたね。9割9分世界最大のハンバーガーチェーンのマスコットのシリアルキラーアレンジだと思われてるけどそれでもいいって言うくらい清々しいほどの承認欲求モンスターっぷりでしたね。1回だけ「えぇ!?魔苦・怒鳴門さんですか!?本物!?すごい!!あ、いやぁおの人」っていう人の時はめっちゃ笑ったけど。

まあ動画にありますけどコペさんのおかげで笹村さんが俺のパイプ椅子でちゃんよたさんをボコボコにして遂には座面が吹っ飛ぶというw
すいません壊しちゃってって謝られたけど、いやいやこれがいいんですよ、これが!ってめっちゃ感謝。

笹村さんに「これにサイン貰っていいですか?」って言ったらめっちゃ書き込んでくれてしかもこれに関してはサービス(無料)!申し訳ないからとか言われたけど、いやいやプロレスファンとしてこんなご馳走ないんですけどっていう。そしてちゃんよたさんにもサインしてもらい(こっちもサービス)ありえないレベルのお宝が爆誕してしまいました。マジでこれは普通のプロレス会場では手に入らないんだもん。コミコン様様ですよ。

いやぁ〜最高だったなぁ〜ってしばしみんなと一服してからホテルに戻り、コンビニでビール買って飲みながら
(ひとりノミコンだなぁ〜…あ、あああああああああ)

説明しよう、ノミコンとは関西から来ている中隊長さんたちが中心となって開催されるコスプレイヤーのためのコミコン大規模アフターである。中隊長さんにはお世話になっているし話したいことも沢山あるし行くしかないでしょって参加申し込みしてあったのである。

慌てて幹事の一人であるいんじ様にDMですいませんって送ったら「どうしたんですか?大丈夫ですか?」ってなんか心配してくれてる〜心が痛い〜。

最終日は長州さんのトークショー以外特に予定もないからのんびりお遊び写真撮るか〜って思ってたんですが急遽予定ができてしまいました。

ノミコン幹事陣に土下座行脚である。

いんじさんにことの次第を説明。「ちなみにちゃんよたさんってご存知?」「知ってる知ってる、え、来てたの!?」みたいなやり取りがあって上記の写真を見せたら火に油みたいなことになってしまったり。

とりあえず土下座してライトセーバーで腹掻っ捌いてお詫びしました。いや〜次の大阪コミコンでは気をつけよう。楽しいことが多過ぎたのとフィーンドマスクの件が片付いたことで脳が緩みきってましたね。

3日目ラストはリングで遊んでたら子供達が上りたそうだったから来いよ来いよってあげたら「空手やってる」ってなんか煽ってきたので「やれんのかコラぁ」(まさか実は悟空みたいにちびっこでも岩割るくらいとかないよね)ってパンチ打たせたけどやっぱりかわいいもんだったけど派手にやられてあげたら5人くらいのちびっ子が代わるがわる襲ってきてオモチャにされたり。でも初めてリング上がったっていうのにロープで飛んだりはしゃいでて将来有望そうだった。

で、レッスルマニアでニューオーリンズ行った時にバーボンストリートで酔っ払ったアメリカ人が「お前のこと担いでいいか?」って言ってきて「担ぐのはいいけど落とすなよ!」って言って担がれたことがあったんだけど、リングに上がってきた外国人の青年が5年越しの「担いでいいか?」でもニューオーリンズの人の時より小柄だったから「いいけど、マジで担げんの?」「レスリングちょっとやってるからだいじょぶだいじょぶ、投げてもだいじょぶ?」「は?いや、まあ、やれるんなら」「だいじょぶだいじょぶw」

ご覧の通り見事にトルネードAAですよ。落とされるだけなら受け身は取れるし頭打たないようにだけしようって思ってたら担ぎ上げたあとに彼はけっこうしっかり首を手で覆うように支えてきたんですわ。(あ、これは大丈夫なやつだわ)で安心したんだけど回るとは思ってなくて、よく新日の解説でミラノさんが受け身のタイミングがわからなくなるって言ってるけど、まさにいつどう落とされるか分からないと恐怖でしたね。意外と大丈夫だったけど、その後に結構しっかりしたエルボーまで来ましたけどね。
その後「レスリングちょっとやってるって言ったけどホントにちょっと?」「ちょっとちょっとw」
横に呪術廻戦のナナミンのコスプレしてる彼の友人ぽい人がいたんで「比率間違ってるよそいつ」ってよく分からない抗議してしまった。あの見た目で俺の体をぶん投げれるって相当だと思うんだけど、いい経験させて貰いました。

とまあ、無事怪我もなくコミコンが終わり、バトルニュースの人に追い出されるように会場を後にして友人と飯食いながらコミコンを振り返り次への構想を練り解散。

そっからまた翌日の仕事のためにもなる早で帰ろうと爆走して帰宅、寝る、出社!

いや、眠いわって感じで仕事になんなかった。さすがに弾丸ツアーすぎたけど次は月曜も有給取るか〜。大阪はGWだから大丈夫だろうけど。

やりたいことはもうなんとなく決まってるから早めに準備しよw

サポート頂けたら…どうしよっかなぁ〜。答えはもちろん、イヤァオ!