シオ・コージ(すってんてんウルフ)

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シオ・コージ(すってんてんウルフ)

【おもなお仕事】地域フリーペーパー「ちいき新聞」トヨタHP「GAZOO」名古屋の不動産屋かりるーむ「鈴木社長ブログ」埼玉ポーズが生まれた埼玉情報メディア「そうだ埼玉.com」家族のHAPPYをサポートする情報サイト「オハナスタイル」etc. 得意ジャンル→本・音楽・映画

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映画で体験、ビリー・ザ・ライブ!

アメリカが生んだミスター・ピアノマン、ビリー・ジョエルが、1/24に東京ドームで一夜かぎりのコンサートをおこなう。 うーん、行くべきかパスするか… 彼のライブは前回2006年の来日のとき観ているし、セットリストだって今回それほど変わりはないだろう。行かなくてもいいかなーなんて考える。 だけどビリーもお年を召しているので今回が最後の訪日となるかもしれない。ならばしっかりと見届けたい… などとマゴマゴしているうちに、チケットはあっという間に完売。 がっかりしていた昨年12

    • 都会に隠棲する賢者の物語。〜映画「パーフェクト・デイズ」

       本年初の劇場鑑賞は平日夜の回のシネコン。客席には自分一人しかいなかった。おかげで上映中誰にも遠慮せずにスマホのライトつけておおっぴらにメモをとれましたw  役所広司演じる公衆トイレ清掃員。初老で東京下町のアパートに独り暮らし。さぞわびしい暮らしかと思ったら、動作のひとつひとつがきびきびとしてて朝から仕事に燃えてる感いっぱい。  なにげない日常をたんたんと描く系の作品と聞いていたので、退屈なやつかなーと懸念しながら観始めたけど、編集もテンポよくスピーディーで飽きさせない。

      • エンタメの洪水に溺れて。

        久々に戻ってまいりました。 TSUTAYAで「コミック5冊無料レンタル」というクーポンをもらい、コミックの分野はそれほど詳しくないので何を借りようか迷いつつ、 「ブルージャイアント・エクスプローラー」を5巻まで借りる。 映画化もされたヒット作の続編だ。仙台から上京、一流サックスプレイヤーとしてのし上がっていく主人公が、この「エクスプローラー」篇ではついに憧れの地アメリカにわたり、西海岸から出発して各さまざまな土地を行脚していく。 このシリーズでは一番最初の1巻を読み、

        • ジャクソン・ブラウン観てきた。

          先月は渋谷オーチャードホールへジャクソン・ブラウンの来日公演を観に行った。 コロナ拡大後しばらくコンサートから遠ざかってましたが、半年前ぐらいからそろそろ解禁かなと自己判断し、9月には立川のガーデンシアターへブラック・クロウズを見に行ったりしてました。 今回行ったジャクソン・ブラウンは 2度目。前回はたしか2007年ぐらいでした(うろ覚え)。 そのときは遅刻してしまい会場の人見記念講堂に入ったときは1曲目「孤独なランナー」のすでに2コーラス目だった。不覚。 あのイント

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        • 乱れ撃ちレビュー
          9本
        • ライフタイムBGM
          0本
        • 【ポートフォリオ】かりるーむ専用るーむ
          22本
        • 日めくりムービー。
          24本
        • 足立区・オン・マイ・マインド
          7本
        • 集団日記・塩こーじpart
          3本

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          さよならフラッシュダンス。

          先日訃報が伝えられたアメリカの歌手にして女優のアイリーン・キャラを偲んでというわけでもないが、うちに彼女が主演する「フェーム」のDVDがあったのを思い出し、引っ張り出してきて鑑賞する。 ニューヨークを舞台に役者やダンサーを目指す若者たちを描いた群像劇。アイリーン・キャラの出番は正直それほど多くないんだけど、彼女はこの映画の主題歌も歌いヒットさせている。 夢を追う若者たちのエネルギーが画面にあふれ、当時のニューヨークの雰囲気も伝わってくる。タイムズスクエア、こんなに真っ暗だ

          さよならフラッシュダンス。

          【シネマで社会勉強】No.20 ~ アカデミー直前 「ドライブ・マイ・カー」にすべりこみ!

             上映時間の長さにビビッてなかなか足を運べずにいた「ドライブ・マイ・カー」(濱口監督の作品はどれも長いですがw)。  そろそろ公開も終わりそうなので先日ようやく覚悟を決め観てきました。すでに多くの方が観ていると思いますので多少ネタバレで感想を書きます。 ★   序盤、なに不自由ない結婚生活を送っているように見える主人公の舞台演出家が知ってしまう妻の秘密。  とっさに見て見ぬふりをして外に出、タバコを取り出し火をつける。  カチカチ火花が散るだけでなかなかつかな

          【シネマで社会勉強】No.20 ~ アカデミー直前 「ドライブ・マイ・カー」にすべりこみ!

          【シネマで社会勉強】No.19~奇妙な偶然? ラリー映画2連チャン②~「僕と彼女とラリーと」

          【1】  2022年に入りました。年をまたいでしまいましたが前回の続き、奇妙な偶然の後編です。  スカパーから録画したラリー映画「OVER DRIVE」を見た次の日、何か面白い映画でもやってないかなーとネットで探していたら、「僕と彼女とラリーと」という作品が公開中という情報が。  ラリーの映画って、ゆうべ見たばかりじゃん……。  まるでこの映画を見るために昨夜の「OVER DRIVE」でラリーについて予習した感じです。  世の中には不思議なタイミングもあるものだなーと

          【シネマで社会勉強】No.19~奇妙な偶然? ラリー映画2連チャン②~「僕と彼女とラリーと」

          濱口作品に見るディープな人のつながり〜『偶然と想像』

          千葉県柏にあるキネマ旬報シアターというミニシアターへ、濱口竜介監督の「偶然と想像」を観に行く。 何日か前の晩、やはり濱口監督の「PASSION」を観て、これは行かなけりゃと思ったのだ。 キネ旬シアターでは現在濱口竜介監督作品を特集上映していて「偶然と想像」以外にも村上春樹の短編の映画化「ドライブ・マイ・カー」や演技未経験の人たちをキャストに起用した「ハッピーアワー」などがかかっている。 濱口監督の映画に触れたのはたまたまスカパー日本映画専門チャンネルでやっていた「ハッピ

          濱口作品に見るディープな人のつながり〜『偶然と想像』

          【シネマで社会勉強】No.18~奇妙な偶然? ラリー映画2連チャン①~「OVER DRIVE」

           「スカパー!日本映画専門チャンネル」からはるか昔に録画したままずっと放置していた「OVER DRIVE」という邦画作品を先日、何の気なしに鑑賞しました。  ラリーにかける若者たちを描いた2018年公開の作品。全編にわたりすさまじいクルマの爆走シーンが展開されます。  物語の中心となるのは、ラリーチームに所属する一流メカニックの兄と凄腕レーサーの弟の兄弟。  本作のあといろいろとあった東出昌大さんが兄の役を、レーサーの弟役を最近偉大なる父・千葉真一氏を亡くされた新田

          【シネマで社会勉強】No.18~奇妙な偶然? ラリー映画2連チャン①~「OVER DRIVE」

          人生の完成度。

          7月。2021年も半分が過ぎてしまった。 誰もが言うけれど、毎年毎年あっという間だ。もちろん僕にとっても。 個人的に自分の誕生日があるせいか、毎年7月を迎えるとあせりに似た気持ちにとらわれる。 これも毎年同じだけれど、たいしたこともできないままムダに年くってしまったなーとジクジたる思いだ。ジクジたるなんて言葉を使うとこが50代後半だよな。正確には「忸怩たる」だけど。 まあ、この年になって急に人生充実させようなんて考えるのもムリな話だろう。こればかりは、自分がいままでど

          【シネマで社会勉強】No.17~強さとユーモアは老後の孤独を乗り越える~「おらおらでひとりいぐも」

          ★  文藝賞・芥川賞ダブル受賞作の映画化です。それまで一介の主婦だったという作者の若竹千佐子さんは夫との死別をきっかけにこのデビュー作を書きあげたそうで、主人公の姿には作者がダブります。  映画は冒頭から派手なCG映像で地球上の生命の誕生をたどっていく。三葉虫から魚類、そして恐竜から原始人へ……。  自分たちはこの命の流れの一番末端に位置していることを思う。同時に三葉虫や恐竜のように、ゆくゆくは年老いてこの世から消えていくのだといやでも意識させられる。  スケールの大

          【シネマで社会勉強】No.17~強さとユーモアは老後の孤独を乗り越える~「おらおらでひとりいぐも」

          【シネマで社会勉強】No.16~ヤクザは家族? 映画「ヤクザと家族 the family」感想【若干ネタバレあり】

          久々の投稿です。コロナの影響もありご無沙汰しておりました。 今回ご紹介するのは公開されたばかりの日本映画「ヤクザと家族 the family」です。 ポスターがどことなく、アカデミー賞受賞で話題になった韓国映画「パラサイト〜半地下の家族」っぽいですね。 ポスターとタイトルから、かなり家族のきずなを前面に出した作品のように思わせますが、自分としてはそのへんはさほど大きくはないような気がしました。 それよりもヤクザ組織というのが、組長をオヤジと呼んだり先輩をアニキと呼ぶな

          【シネマで社会勉強】No.16~ヤクザは家族? 映画「ヤクザと家族 the family」感想【若干ネタバレあり】

          人生の完成度。

          2021年も半分が過ぎてしまった。 誰もが言うけど、毎年毎年あっという間だ。もちろん僕にとっても。 とりわけ7月というのは個人的には自分の誕生日かあるので、毎年この時期は焦りに似た気持ちにとらわれる。 毎年のことだけど、たいして何もしないうちにムダに年ばかりくってきたなーとジクジたる思いにとらわれる。ジクジたるなんて言葉を使うとこが50代後半だよな。正確には「忸怩たる」だけど。 まあ、この年になって急に人生充実させようなんて考えるのもムリだろう。なんといってもこれまで

          緊急事態の下でとりあえず思うこと。

           かりるーむさんのブログでは、おもに映画やエンタメの話題などを肩の凝らない感じで気ままにつづっていこうと思っていましたが、  昨今のこの状況ではなかなかそうもいかないなーと。やはりこの問題についてふれなければいけないなーと。  誰もが言ってますが、今年のはじめごろ、つい三か月ほど前には、まさかこんなことになろうとは誰が予想していたでしょうか。  最初は海の向こうの出来事にすぎないとタカをくくっていたのが、豪華客船を皮切りに、ライブハウス、都会から地方へとあちらこちらから

          緊急事態の下でとりあえず思うこと。

          【シネマで社会勉強】No.15~『Fukushima 50』は原発事故をどう描いたのか。

           かりるーむをご覧のみなさま、お久しぶりです。  前回の更新から二か月近くたってしまいました。この間、みなさまがたもさぞかし大変だったかと思います。  新年度も始まったので心機一転、このブログの更新ふくめ頑張るつもりなのでよろしくお願いいたします。 ★  さて、自粛ムードで最近は家にこもりがちでしたが、今日は月に1度の映画サービスデーだったので劇場へ足を運びました。  選んだ作品は『Fukushima 50』です。  震災直後の原発事故を描く大作ということで関心は

          【シネマで社会勉強】No.15~『Fukushima 50』は原発事故をどう描いたのか。

          【シネマで社会勉強】No.14~祝 アカデミー賞受賞!『パラサイト』

           以前個人のブログに本作品のレビューを書いたのですが、このたびのアカデミー賞受賞を祝して転載させていただきます。  公開からかなりたっていますが、ネタバレまくりなので映画未見の方は読まないことをおすすめします。 ☆★☆★★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ (以下ネタバレ)  今年第1発目に劇場で観たのは、ポン・ジュノ監督作品『パラサイト』でした。  序盤、一家が素性を隠し次々と金持ちの一家に入り込んでいくくだりは会話が中心で、しかもなんとなく先の展

          【シネマで社会勉強】No.14~祝 アカデミー賞受賞!『パラサイト』