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今年もやってきました。開幕前。期待と不安で胸がいっぱいなプレシーズンを振り返る雑談。

Ciao!!
みなさま、お久しぶり&初めまして。
昨年、1年間レッズを自分なりに追いかけてきたんですが、今年も継続してお話していきたいなと思っております。

ホントに時間が過ぎるのは早いですねぇ。
ついこの間まで試合やっていたように感じますよ。...( = =) 

(@_@) うん?去年のシーズン終わって2か月経ってない?

正に激動で激闘の連続だった2023シーズンからわずか3週間しか経たない1月中旬から2024シーズンが開幕ですから、ホントに去年は試合数多かったし、キャンプ始動から昨年末フル稼働だった小泉はずっと別メニューが続くなど、万全な状態にリカバリーは出来ていない中での始動でした。

2024年はペア マティアス ヘグモ新監督の下で新しい船出をしていくわけですけど、経歴も凄ければやってるフットボールの内容も凄い(ある意味)監督さんが来たなぁという印象です。

64歳のノルウェー人のヘグモさん。
現役時代から監督になってからも40年、ノルウェーから出てません。
ノルウェーから出た3年間もお隣のスウェーデンのクラブを指揮しています。
(* ̄0 ̄) 正にスカンチナビアの男

そんな人が良くはるばる日本まで来てくれたものだと思いますが、ここにまず一つ目の不安が・・・・・。

(´-ω-`)日本の夏は大丈夫なんだろうか。

ショレとマリウスは上手いこと適応が出来たから良いんですけど、基本的にスカンチナビアって涼しい、ぶっちゃけて言えば寒い国。
対して日本は暑い+超多湿で亜熱帯とさえ言われて久しい状態です。
キャンプがあった沖縄は20度行くか行かないかで既に暑かったようで連日、海で泳いでいたなんて話も聞いています。

監督が連れてきてくれたグスタフソンも含めて夏場のクオリティには常に不安が付いてくるように感じています。

次に志向するフットボールスタイルは超攻撃。
何か子供みたいな形容ですが、ご自身の就任会見でも練習の8割は攻撃の練習と言うだけあって前荷重のアタッキングフットボールを志向しているのは間違いありません。
それは去年まで率いていたスウェーデンのプロリーグ、アルスヴェンスカンに所属するヘッケンでのスタッツを見れば納得です。
2023シーズン、30試合でヘッケンが奪ったゴールは69。

69?Σ(・□・;)

それで失点が39。

・・・・・39?Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

一杯点獲るけど、一杯点獲られるチームってことですね。
得点数はぶっちぎりトップでしたが、失点数も上二つのチームから10以上多い結果での3位。

ちなみに昨シーズンのレッズは
得点数は42で上から6番目。
失点が27で最少失点と明らかに守って勝つチームなんですよねぇ。

ここも不安材料。
攻めで優勝するチームって世界中探してもあんま無いんですよ。
やっぱりバランスが取れている、むしろ守備が安定しているチームほど勝つ確率が高いのがフットボールの世界なので、急に前荷重になり過ぎてミシャの時みたいに守備がボロボロみたいになるのは怖いです。
しかも、後ろにいるショレとマリウスに負担がかかり過ぎて壊れでもしたら、今季はもう岩波もワンちゃんもいないわけで全くの未知数である井上達に大仕事を任せるのはトップを目指す上では懸念材料としか言えません。

反対にメリットはやはり去年、消化不良だった攻めに抜本的な改善が期待できるところです。
去年のスコルジャさんは就任前はハイプレッシングでのショートカウンターを志向と言ってましたけど、始まってみればそんなことは無く、今ある戦力で勝つための最善手として引いて守ることも厭わないスタイルを見せてくれました。
その弊害としてやはり攻撃面での迫力不足は否めず、フロントの怠慢ともいえるレベルで戦力が足りずに機能不全を起こしていたのは紛れもない事実です。
しかし、今季は明らかにフロントのやる気が違い、ベルギーにローンで行っていた松尾を呼び戻し、名古屋と契約が切れたレッズキラー前田を一本釣り。
更にボデグリムトからローマへ移籍、そこからオリンピアコスにローン移籍中だった現役ノルウェー代表のオラ ソルバッケンを半年とはいえローンで獲得。
しかも、これには買い取りOPが付帯しているとの噂もあり、場合によってはセリエA所属の選手を買いとるチャンスがあるかもしれないなんてワクワクが止まりませんよね。
そして、満を持しての9番に一昨年のリーグ得点王であるチアゴ サンタナを清水から獲得。
4-3-3は去年から一気に方向転換、リーグトップレベルのスカッドが完成しました。

そして、ヘグモさんがレッズでやろうとしているフットボールは大いに獲得したウインガーが主役となる現代型サイドアタック重視のスタイル。
実際にプレシーズンマッチでも攻めの起点はCB、アンカーからのサイドチェンジからスイッチが入り、ウイングが1対1、又はインサイドやSBのオーバーラップ使って2対1を作ってサイドを抉り、シンプルにクロス。
これにトップ、逆サイドウイング、逆サイドインサイド、逆サイドSBにアンカーまで飛び込んでくることを要求しているとのこと。
去年はサイド突破しても中にトップしかいないなんてこともザラだったレッズ。
今季は4枚5枚と入り込んでくる姿が見られるかもしれません。

期待と不安を挙げてきましたが、わたくしが個人的に今シーズン期待している選手を挙げていきたいと思います。一応5人にさせてください。
3人じゃちょっと絞れないので。


まず1人目が関根 貴大です。


海外から帰って来てから一昨年まで燻っていたのが嘘のように昨シーズンに昔の姿を取り戻してくれた背番号14。
全盛期を彷彿とさせるドリブル突破はそのままにインサイドや右SBなどにも対応できる状況判断の速さだったり、密集でのボールコントロール、長短のパス精度を見せてくれました。
苦しい時を抜け出し、心身共に磨かれた浦和の漢だと思っています。
今季は恐らく左ウイングでのポジション争いになると思います。
相手は直属の後輩である松尾と右からソルバッケンが流れて来る可能性もあります。
ベンチにいる時間ももしかすれば多くなる可能性もあります。
でも、レッズが今年、悲願を達成するにあたって絶対にベテランの活躍は不可欠です。
そんな期待に絶対に応えてくれる。今の貴大には安心感すらあると思っています。

2人目は伊藤 敦樹です。


正直、この冬で移籍だと思ってました。
むしろ、行かなくちゃいけないとさえ思ってました。
でも、やはり去年の2月から年末の12月までぶっ続け、それも代表戦で遠征までした体でいきなりヨーロッパは厳しかったのだと今思えば納得です。
であれば、狙いは夏のウィンドウであることは明白でしょう。
今季はルヴァンもトーナメント形式になり、ACLも既に無いので残っているのはリーグ戦のみ。
しっかりとコンディショニングを整えてヨーロッパに乗り込んでいくつもりなんだろうと。
口では明確な数字の目標を立ててくれてますが、7月の段階で移籍したとしても私的には全く構いません。
望むことは開幕からの4~5か月で爆発的な結果を出してくれることのみ。
今のJで敦樹以上のセントラルMFは絶対にいません。
サイズ、フィットネスレベル、テクニック、メンタル全てにおいて高い次元でバランスが取れた浦和が誇るフットボーラーです。
皆が笑顔で送り出せる活躍を見せてくれると期待していますし、信じています。

3人目が大畑 歩夢です。


ぶっちゃけて言えば、期待が大きすぎただけにここ2シーズンは期待外れとしか言いようがないパフォーマンスでした。
世代No1、オリンピック世代筆頭。
そんな触れ込みだっただけに、明本、荻原に割って入ることも出来なかった事実はガッカリでしたよ。
でも、本人が一番悔しい思いをしているのは間違いないでしょう。
目の上のたんこぶが見返して、乗り越える前に両方いなくなってしまったのもさぞ無念だったことと思います。
でも、プロですから。
来年は自分が海外に打って出るんだという気持ちと共に奮起して欲しい。
ヘグモ監督のフットボールスタイルに大畑はマッチしていると思うんです。
スコルジャさんの時はSBはマイボール時に一気に高い位置に上がることが求められていて、質よりも圧倒的な量とインテンシティの強さ、そしてハイボールでの競り合いが求められていました。
なので、大畑よりもフィジカルレベルが高く、タッチライン沿いで選択肢の多い明本や荻原が優先順位が高かったんだと思います。
ヘグモさんはマイボール時にアンカーが下がらず、その代わりSBが最終ラインに残るビルドアップスタイルなので、一気に駆け上がって、ロストしたら一気に戻るようなスプリントの応酬はありません。
むしろビルドアップ時に相手プレスからの逃げ場所となってそこから前に繋いでいく起点になる動きが求められるはずです。
現在、左SBの一番手に目されているのは東京から補強した渡邊 凌磨。
東京時代にもSB経験があり、元が前線の選手と言うこともあってボールの扱いが上手く、ビルドアップはもちろんタイミングよく相手の嫌なポジションに入っていく能力に期待が持てます。
ですが、右利きなんですよね。
サイドチェンジは行けますし、最後の局面で逆足でシュートが打てるメリットはあるんですが、最終ラインで寄せられた時の選択肢がやはり1つ足りない。
大畑のメリットはやはり左利きなんですよね。
最終ラインの回しでプレスを掛けられて左に出てきた時に左利きは相手から遠いところで前に付けられるっていうのはSBに順足を置く大きな武器です。
最初はやはり渡邊で行くことになるでしょう。
大畑はオリンピック本番もあってチームを抜ける回数が多いとも言われています。
それでも、やはり去年までの鬱憤を晴らせるのはレッズでのピッチでしかないと思います!!

4人目、グスタフソンですかね。


結構な目がソルバッケンに向いているのは何となく感じます。
現役ノルウェー代表でローマからのローンですから期待しないわけがないです。
もちろん、私も期待してますよ。
たとえ6月まででも。
でも、それ以上にグスタフソンが獲れたことは本当に大きいと思ってます。
6番のポジションには岩尾課長がいます。
去年までのレッズで最終ラインの2人と共に不可欠な存在だった課長です。
昨シーズンの夏くらい、具体的に言えばカンテが退場したアウェーのガンバ戦からまた一皮むけて岩尾抜きが考えられない凄みが感じられました。
しかし、岩尾課長も既に35歳。
ベテランもベテランです。
フル稼働なんて期待できるはずもありませんし、後継者も必要です。
そこにスウェーデン代表である29歳のグスタフソンを補強できたのは間違いなく大きいです。
ヘグモ監督のスタイルを熟知している点が何より大きい。
レッズは低迷期脱却のためにリカさんを招聘してから3年間ずっと4-2-3-1で戦ってきました。
これがいきなり4-3-3になる。
このシステム変更の肝は間違いなく6番、アンカーと言われるポジションなんです。
8番と言われるインサイドハーフが攻撃に荷重を掛けられるかどうかはその後ろ6番の選手がどれだけバランスをとれるかに懸かっています。
やはり、ロストした時のことを考えてしまっている様では思い切ったプレーは出来ず、中途半端になりかねません。
これは世界的に見ても言えることで、リバプールが2023-2024の序盤、不安定な戦いとなったのは絶対的な6番だったファビーニョが抜けて、後窯が見つからなかったから。
現在が安定しているのは遠藤の順応が思いのほか早く済んだから。
シティですらロドリがいる時といない時では安定感が違いますし、ユナイテッドもカゼミーロの衰えで中盤が不安定となって瓦解しました。
攻守両面でチームを安定させる重心となるべきポジションに経験のある選手が座るということほど頼もしいことはありません。
これにより岩尾課長を試合途中、落ち着かせたい場面で投入することも出来ますし、慣れない環境に身を置くグスタフソンと2枚編成がとれるのも安心感が違いますよ。
更にプレースキックも蹴れば、ミドルレンジからの強烈な砲撃まで備えているとなれば、期待しかありません。

最後に5人目。
迷いました。
サンタナもソルバッケンも渡邊も松尾も前田も石原もみんな頑張って欲しい気持ちは一緒です。
周作もショレもマリウスも宏樹も課長も安居も小泉も大久保も武田も隼平も陽太も全員が力を合わせて目標に突き進んで欲しいと思っています。
ですが、やはり私は興梠 慎三にシャーレを掲げて欲しいんですよね。


生え抜きで岐阜から戻ってきた宇賀神 友哉ももちろんですけど、でも興梠 信三は特別です。
鹿島から来て、鹿島以上にレッズで結果を出し続け、サポから浦和の漢と言われ、本人も浦和で引退したいと言ってくれている。
去年も開幕して不安定だったチームを救ったのは間違いなく慎三さんでした。
自身のゴールこそ4ゴールに留まりましたけど、仕事自体はその何倍もあったと思います。
シーズン当初は崩しどころか繋ぎの部分も全く機能せず、慎三さんが中盤まで下がってボールを受けてからやっと攻撃になる。
それからも崩しの枚数が足りなければ、サイドに開いてボールを受けて相手を動かし、敦樹や明本が走りこむスペース作り。
恐らくですけど、フィニッシュだけに専念していれば二桁は取れたと思います。
しかし、それをやってしまえば4位で終わることもなければ、ACLで優勝することもなかったんだろうなぁと思うんです。
ストライカーでありながら得点に拘り過ぎず、チームを遅滞なく動かすために動き、時には自陣深くに下がって守備までするんですから。
中盤以降でカンテが爆発してくれたんですっかりベンチが定位置みたいになりましたが、序盤にレッズが崩れずに勝ち点を積み重ねていけた、レッズの指針を示してくれたのは慎三さんなんですよ。
サンタナはスロースターターで有名で春先にエンジンがかからないのであれば、出場時間も延びることも十分予想されますし、スタイルを考えればフィニッシュシーンにより力を入れられることが十分考えられます。
右肩上がりの成長曲線を刻めるようになったレッズ。
苦しかった時期を支えてくれた浦和の漢と”レッズでの”優勝を一緒に喜びたいと思うばかりです。

では、最後に

(* ̄0 ̄)/    今季は優勝するぞぉぉぉお !!!!

失礼しました。
次回よりレッズの試合のプレビュー、レビューをしていきたいと思いますので、一緒にレッズの展望や試合結果を見ていけたらと思っております。
ではでは、皆さまごきげんよう。Arrivederci (^0^)/~~~

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