拝啓　寒風の候　みなさまにおかれましては、お変わりなくお過ごしでしょうか？ますますご繁栄されておりますでしょうか？とても気になります。

さて、今回のテーマは【推しごと】とのことですが、好きなものはいろいろあります。映画、音楽、本、漫画、ゲーム、演劇、ファッション、ガジェット etc. 挙げたらキリがありません。
ということで、その中から好きなもの3つを僭越ながら紹介させていただきます。

〈好きなもの①〉愛犬・ヴィオ

昨年4月からトイ・プードルを飼い始めました。それまで、夫婦でも「いつかワンちゃん飼えたらいいね〜」なんて話していたら、いろいろ縁が繋がって、生後３か月の子犬を我が家に迎えることに。名前はヴィオと名付け、性別はオスです。

名前を決めるにあたって、トイ・プードルはフランス由来の犬種ということで、フランス語から取ることに。“ヴィオ”というのは、フランス語で“生命”という意味らしいです。これからもこの命を大切に見守って、みんなで元気に暮らしていきたいものです。

犬を飼うのは初めてなのですが、ヴィオを飼い始めて知ったことがあります。それは『犬にもそれぞれ性格がある』ということ。朝と晩の１日２回 散歩をしていると他の家のワンちゃん(以下、他犬)と遭遇します。ウチのヴィオは、他犬に興味津々。他犬を見るなり、嬉しそうに尻尾をフリフリしながら近づき、他犬の全身の匂いを隈無く嗅ぎまくる（かかりつけの動物病院の先生曰く、「この子は明るい性格ですねぇ」らしい）。ただ、人は怖いよう。散歩で会った人が、ヴィオを撫でようとして手を出すのですが、すぐさま逃げてしまいます。

犬はみんなこんな感じなのかなぁと思いながら他犬を見ていると、“ガッと勢いよく来られると怯える子”“犬は怖いけど人なら大丈夫な子”“犬にも人にも無関心で達観している子”など、犬の世界にも陽キャや隠キャが人間同様にあるのがよく分かります。
飼い主さんも自分が飼っている犬の性格については「この子は怖がりだから〜」や「女性が大好きなんです〜」と熟知しています。言葉は伝わらないけど、表情や仕草を観察して感情を理解しているんです。超能力でも使ってるのか？と思うほど、意思疎通をとっている飼い主さんがいっぱいいます。人間とのコミュニケーションの取り方の方がよっぽど簡単ですが、上手くいかないのはなぜだろう？と日々考えさせられます。

あとは、「東京は道が汚ねぇ！」ということ。犬を散歩させるまであまり気にしてませんでしたが、道にはガムの包み紙 及び吐いたガム本体、タバコの吸い殻、ビニール袋が死ぬほど落ちています。散歩してる犬が食べちゃうから！タバコなんて食べようもんなら＝死ですから！ 自分も含めて、気をつけたいものですね。

〈好きなもの②〉サウナ

サウナ好きです。俗に言う、「整う」と言われる感覚を言語化するのは野暮なので割愛しますが、主に同じ番組の小原さんたちと月に１〜２回のペースで行ってます。そんな僕たちのホームサウナを紹介させていただきます。墨田区の両国駅から徒歩1分『両国湯屋江戸遊』。ここが結構穴場なんです。

２０１９年にリニューアルされた綺麗でオシャレなスーパー銭湯で、広めのサウナ室、広めの水風呂（温度はまぁまぁ）、外気浴あり（リクライニングシートもあるよ）、さらには岩盤浴もあり。そして、ここからが１番重要なのですが…２１時以降に行くと、人があまりいない！サウナブームの昨今、人が少なく混み合わないのが、どんな設備より嬉しいことなのです！ということで、江戸遊を紹介させていただきました。

そしてもう1つ、自分の圧倒的 心のベストテン 第１位のサウナ、それは神戸サウナ&スパ。

場所は神戸一の繁華街・三宮。そのど真ん中という好立地に君臨する神戸サウナは、１９５４年創業で、阪神・淡路大震災で建物が半壊し存続が危ぶまれるも、不死鳥の如く再建、なんならVer2.0へと進化を遂げ、その進化は今も止まることを知らない、サウナーの聖地です。施設の居心地の良さは言わずもがなですが、神戸サウナの特徴は、キンッキンに冷えた水風呂。その温度は脅威の11.7℃！やけに中途半端な数字ですが、これは阪神・淡路大震災が起こった、１月１７日が元になっています。「被害から復興したことを風化させないために、あえてこの温度に設定しているんです」と、総支配人はおっしゃっていました。その神戸への熱い想いと、他では味わえない冷たい水で、最高の水風呂体験ができます。さらに、スタッフによるロウリュ&アウフグース（※知らない人はググってね）が３０分に１回あるという、天国のような施設なんです。あと、ご飯も美味い！！もちろん施設内にはWi-Fiも飛んでいて、仕事もできるので、サウナ好きの方、神戸にお立ち寄りの際は是非行ってみてください。

〈好きなもの③〉ゴールデンカムイ

知ってる方も多いと思いますが、、、ゴールデンカムイは、野田サトル先生による大ベストセラー漫画。舞台は明治末期の北海道。アイヌの金塊をめぐってキャラが濃っっい登場人物たちが、策略と戦いを繰り広げるサバイバルバトル漫画です。

個性豊かなキャラクター（筋肉&変態ばっかり）、アクション（たまにグロあり）北海道の歴史やアイヌ文化（知らない情報満載）、狩猟グルメ（動物の脳みそを食べてみたくなる）…いろんなジャンルをごちゃ混ぜにして煮詰めた内容となっております。最近、実写化もされましたが、これがもう最高！ストーリーのスケールがあまりにも大きい&アイヌ文化を描くので、「実写化不可能」と言われていた漫画ですが、見事に原作を忠実に再現されていて、近年稀に見るとても原作愛を感じる実写映画でした。作り手として見習わないといけないなと強く感じました。ただ、忠実に再現しすぎて、映画のストーリーの進みが全３１巻中の３巻までと、かなりのスロースピード。完結するのに３０年ぐらいかかるのでは？と心配しております。
ゴールデンカムイの話をすると、とても長くなりますが、アイヌ文化の奥深さを知ることができる良質な漫画ということです。

最後に

と、まぁここまで自分の好きなものを振り返ってきましたが、共感してもらえる部分がありましたら、是非とも語り合いましょう！それではこの辺で失礼いたします。長文乱文失礼しました。

株式会社シオン
ディレクター
元脇　嵩譲