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人生何が起きるか分からないですね

はじめまして。昨年の8月に中途入社しました亀澤と申します。
この様な場所で自己紹介させていただく事もなかなかないので、簡単ではありますが何故テレビ業界に踏み入れたのかを書かせてもらいます。

【学生時代】

ある晴れた日の昼頃に産まれたと親からは聞いています。
昔からミーハーで趣味らしい趣味もあまり無く「知識は広く浅く」がモットーな人間でした。
そんな自分は小中高と普通の公立校に進学して勉強に野球に明け暮れていました。「航空業界で働きたいな」となんとなく思っていた高三の秋、親からは大学ぐらい行っとけの一言で急遽大学受験のために勉強を始めました。
どうせ大学に行くなら何かしら航空業界に関係がありそうな学科に行った方が良いかなと思い、観光科のある大学へ進学。
大学で学んでいく中で「旅行業界もありじゃね?」という思いから卒業後は旅行会社へと就職しました。

【社会人時代(福岡)】

無事旅行会社に入社してからは目まぐるしい日々を過ごしていました。
旅行会社と言っても第1種〜第3種まであり、所謂大手の旅行会社ではなく中小の旅行会社に入社した事で営業、旅行の企画、添乗員と全てこなさないといけないため、なかなかに濃い日々を送っていました。
その会社は海外旅行をメインで取り扱っていたので、その国の文化や習慣、食事などの情報を営業や添乗員として同行する際には説明ができるように頭に叩き込んでいました。
余談ですが色んな国を添乗員として行ってきた中でオススメする国はフィリピンとスペインです。どちらも①観光資源が豊富②良い人が多い③料理が美味しいと旅行には欠かせないものが揃っています。
もし海外旅行に行きたいけどどの国行ったら良いだろうと悩まれている方がいらっしゃったら、このどちらかをオススメします。
話を戻しまして…そんな多忙な日々を過ごしていましたが1〜2ヶ月に1回のペースで海外へ添乗員として同行させてもらっていたので周りの友達や同年代の人と比べてだいぶ良い思いをさせてもらったと思います。あの時の皆さん本当にありがとう。
そんな旅行業界で働いていましたが、忘れもしない2019年3月2日。ここが人生の転機となる日になります。

【社会人時代(いざ東京へ)】

社会人になってから出勤時や営業先へ行くとき、寝る前などによくラジオを聴いていました。オードリーのオールナイトニッポン、バナナマンのバナナムーンGOLD、有吉弘行のサンデーナイトドリーマーと言った芸人さんのラジオを毎日聴いて日頃のストレスを発散していました。
そんなある日オードリーがラジオイベントを武道館で行うと告知があり、是非これは行かねば!と変な義務感の気持ちが生まれました。
初めてのイベント参加だがリスナー歴で言えばまだまだ新参者な自分…。ラジオは好きだけど当たらないだろうな…なんて思いながら番組ホームページの抽選ページに申し込みをして、大学時代からの友人に「オードリーのラジオ好き?今度武道館でラジオイベントあるから当たったら一緒に行かない?」とそこまでラジオに興味のない彼を誘ったら心優しい彼は二つ返事で承諾。本当にありがとう。
これも余談ですが前述にもある通り旅行会社に勤めていましたが実は東京には一回も行ったことがありませんでした。修学旅行やプライベートでも一度も東京に訪れたことがなく恥ずかしながら、初東京を1人で行くのが怖くて友人を誘ったのも大きな理由でした。
応募から1〜2週間過ぎた頃だったでしょうか。抽選結果がメールで届き確認するとまさかの当選。喜びと興奮の入り混じった感情が僕の中で駆け巡ったのを今でも思い出します。

【社会人時代(テレビ業界)】

そんなこんなでイベント当日。ワクワクとドキドキの感情を胸に抱き空港へ向かい東京行きの飛行機に乗りました。周りは人生初のモノだらけ。初成田空港。初京成スカイライナー。初押上線に初東西線。そして初武道館。
武道館はとても大きく、そしてたくさんの人が押し寄せていました。今からこの中に入るんだ。今、周りを歩いている人たちと同じものを共有するんだと思うと内側から溢れるなんとも言えない気持ちが体の中を巡り今思えば浮き足立っていたと思います。
会場に入ると12,000人のリスナーと10,000人のライブビューイングのリスナー。合計22,000人がオードリーを見守る中最高のライブを肌で感じて楽しんだのと同時にある想いが芽生えてしまいました。

“自分もこの人たちと一緒に仕事がしたい”

こうやって振り返るとなんてミーハーな気持ちでこの業界に踏み込んでいるんでしょうね。
勢いや熱量ってすごいなって思います。当時でも年齢もそんなに若くないし、旅行会社で4〜5年働いていてそれなりに仕事のやり方や、営業先の人にも顔も覚えられてお客さんと仕事終わりに飲みに行ったりもする関係まで作ったのに。たった一度のラジオイベントに心打たれて“この人たちと仕事をしたい”“だから東京に行こう”と思い立ったんですもん。
このラジオイベントの5ヶ月後には東京でテレビ業界に足を踏み入れました。

【最後に】

まぁそこからは色々あるんですが冒頭にも書いてある通り、今回はなぜテレビ業界に踏み込んだのか?の部分だけにさせてもらいます。正直文才もないのでこれ以上はもうギブです。

2019年にテレビ業界で働き始めて今年の8月で丸5年になります。もう6年目です。
まだまだ未熟な部分もあってヒーヒー言いながら仕事しています。そしてまだオードリーには会えていません。何年か前に仲の良い先輩ディレクターにこんな事を言われました。
「俺も、とある芸能人に会いたいと思ってテレビ業界入ったけど10年経った今もまだ会えていない」
10年以上業界にいる先輩Dでも売れっ子のあの人にはまだ会えてないのか…。
自分はいつオードリーと一緒に仕事ができるんでしょうか。と言うか本当に会えるんでしょうか。もし一緒に仕事ができる日が来たら、あなた達のおかげでこの業界に踏み入りましたとお礼が言いたいです。

株式会社シオン
アシスタントディレクター
亀澤 竜馬


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