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年間4万km運転する人のための着物

たまにはリアルクローズ的な話を。

タイトル通り、車社会なので、車に乗らないとどこにも行けないんですよ。
しかし、下駄や草履で運転するのは危ないし、道路交通法的にもよろしくない。
あと、お太鼓は帯枕がつかえるので、シートの座り心地がよろしくない。
(ちなみに袂は特に問題ないです。)
というわけで、快適な運転のためには、足元と背中が重要になってくるわけです。
ちなみに車はホンダN-BOX、乗る人の身長は160cmです。

まず足元。
基本的に私は、ちゃんとした足袋はほとんど履きません。
最後にこはぜを止めたのはいつだったか思い出せないどころか、足袋どこにしまったっけというレベル(運転以前の問題)。
常に足袋型靴下。いわゆるたびっくすです。
雑貨屋さんとかで三枚1000円になっているのとか、しまむらで二枚980円になっているのとか。
で、運転のときだけ普段の靴を履いて、着いた先で履き替えていました。
が。
めんどくさいんですよ。
よっこらしょと降りて、下駄を出して、履き替えて、靴をしまう。
狭い駐車場でわちゃわちゃやっていると隣の車にドアをぶつけそうだし、車から降りたらすぐ動けるよう、フットワークはできるだけ軽くいたい。
(かっこいいことを言っているようでただの面倒くさがり)
着物で出るのがおっくうになるのは嫌なので、着物で履いてもしっくりきて、踵を固定できるサンダルを買うことにしました。
もちろんブーツでもいいし、カジュアルになりますがクロックスとかもかわいいと思います。
私は足袋(靴下)が見えている方がしっくりくるという、完全に好みの問題です。

そして背中。
普段着しか着ないので、ほとんど半幅帯です。
蝶結び系は背中がごろごろしがちなので、長時間運転する時は貝の口に帯締めを締めて、なるべく安定して運転できるようにします。
運転の時に疲れないのが一番大事。
お茶などの習い事もやっていないし、フォーマルで着物を着る機会もないので、お太鼓を締める機会自体ほとんどないんですよね。
一応お太鼓でも運転しやすいように、100円均一のお風呂スポンジをそれっぽく切って、枕の形にしたのを使ったりもしました。
あとは、腰の後ろにクッションを置くとか。
でも、なにしろとにかく運転するので、貝の口が一番便利ですね。
普段着っぽさがアップするし。
しかし、いかんせんほどけやすいので、帯締めはあったほうが安心。
一度、羽織の下でほどけていて、あわててトイレで締め直したことがあります。
キモノモダンの福袋に入っていた細めの帯締めに、同じくキモノモダンの小さい帯留めをつけるのが好きです。
帯揚げは特に必要ないのと、コーディネート考えるのがめんどうなので無し。

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