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タイ語縛りで家探してみた!ー後編ー

今回は前回の続き。まだの方はこちらからどうぞ。
タイで改めて部屋を探す事になった私は準備を万端にしてオンヌットに向かった。事前に調べて候補の物件は15件くらい。現場でのやりとりをタイ語だけでどこまでいけるのか。

On Nut ガチャ

出典:THAILAND URLAUB

オンヌットは今住んでいるトンローからエカマイ・プラカノンと二駅隔てた場所にある。休みの日にはランニングしにくるのにちょうどいい距離だ。トンロー と違って安価なアパートや飲食店がたくさんあって日本人の駐在さんも多いと言う。早速1件目のアパートに向かう。駅から徒歩十分。途中で良さそうなアパートがあればリストに加える。1件目はかなり小綺麗なアパートだ。敷地内でオフィスを探して声をかける。

”mii hoon waan mai klab?”
( 空き部屋ありますか?)

痩せた眼鏡のおばあちゃんが出てきて、
”khon yiipunn £%#&□△? No foreigner.”
(日本人(?)外人はだめ)

と言う。

いきなり外人NGか。しかし、事前の調べでは外人もいけるとある。

スマホ画面を見せながら必死に抵抗する。
”duu si! khow book waa khon taan chaat daai klab.”
(見てみ!彼は外人OKって言ってますよ。)

通じたのか通じなかったのか、おばあちゃんはめんどくさそうな顔をしながらハエを追い払うように手を振った。仕方ない。退散しよう。いきなりこれはメンタルにくる。

ここから2件目〜7件目までは空き部屋がなかった。
”mii hoon waan mai klab?”
( 空き部屋ありますか?)

と聞くと
”mai mii”
(ないよ)

ばかりだ。歩きながら見つけた場所は大抵”mai mii”だった。あまりにも当たりに遭遇しないのでウマ娘のガチャでも回している気分になってきた。それ以降も部屋に空きがないというケースが非常に多かった。

8件目でいよいよ空き部屋を見つけた。よっしゃ!
"duu hoon dai mai klab”
(部屋を見てもいいですか?)
"dai ka!"
(いいですよ)

すごい。いい調子だ。スタッフは私を部屋まで案内してくれた。めちゃめちゃ綺麗な部屋だ。
”mii tuu yen kap khrung sak phaa mai?”
(冷蔵庫と洗濯機はありますか?)
”mii ka. tuu yen yuu thii nii. leew koo khrung sak phaa £%#&□△”
(ありますよ。冷蔵庫はここに、それから洗濯機は(?))

どうやら洗濯機は共用らしい。
駅からも近いし、プールとジムもついていると言う。最高だ。
”khaa chaaw thawrai klab?”
(家賃はいくらですか?)

スタッフも私のタイ語が拙いのに気を使ってわかりやすく答えてくれる。
”nun duan £□△ nun muun ka”
ヌンムーン?月1万バーツ ?予算6000バーツから大きくオーバーしている。さすがにここには住めない。落ち込む私を見てスタッフが一言
”sia chai”
(悲しいわね)

本当に悲しい。

それでもとりあえず貯金を崩せば家無しにはならずに住みそうだ。これ以降ここより条件の悪い場所はリストから外して探していいく。
それ以降も1年契約が必須だったりアパートではなくホステルだったり、駅から徒歩30分だったりとなかなか良い場所は見つからない。

16件目にしてようやく現実味のある部屋に出会えた。駅から15分。家賃7000バーツ、しかもプール付きだ。しかし7000バーツ。交通費も合わせればかなり痛い。

気づけば昼はとうに回って3時から4時になろうとしていた。さすがに歩き疲れてヘトヘトだ。今日のところはいったん帰ろう。ロータスというスーパーのフードコートでパッタイを食べてトンロー に帰った。

オンヌット周辺を歩き尽くした

盲点

トンロー のプラットホームに着くと。疲れてヘトヘトな私の目にタイムリーな看板が飛び込んできた。

トンロー駅には普段オンヌットとは反対のプロンポン方面の電車から降りる。いつもはとは反対側だから気づかなかったがこんなところに賃貸があるのか。しかも、4000~6500?! 駅から徒歩2秒、職場からも30秒の立地でこれは破格すぎる。”mai mii”覚悟で
”mii hoon waan mai klab?”
( 空き部屋ありますか?)

と聞くと”Yes, We have”と英語で返ってきた。

”khaa chaaw thawrai?”
(家賃はいくらですか?)
"6500(英語)"

タイ語を練習したい日本人と英語で会話したいタイ人の構図は結構あるあるだ。負けじとタイ語で応戦したかったが向こうも英語を話してほしそうなのでここは折れた。何よりクタクタだった。

結局、12月からはここにすむ事になった。
無事住む場所を見つけることができた。

〜がありますか?とか、〜してもいいですか?と言ったレベルの会話ならタイ語でもできそうだった。しかし、契約期間や支払いの話となると英語でないと体をなさない。

まあ3ヶ月まえからしたら大した進歩だ。今後もコツコツ勉強したい。




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