見出し画像

アート界隈の詐欺に遭いました

はーい、みなさん詐欺ですよー。
インターネットといえば詐欺ですよ。

日本は治安が良くてと言うけれども、一歩電脳世界に足を踏み込めば日本だろうがアメリカだろうが関係ない治安の悪さですから。
しっかり自衛の術を身につけながらSurviveしていかなくてはなりませんね。

私の身の回りでもまさかと思うような人が詐欺に遭いかけたりして他人事ではないなぁと思ったところに、遭いました詐欺。これですよ。明日は我が身。

とは言え、ギリギリのところで防ぐことができたので。
皆さんのお役に立てればと思い、どんなだったか周知のためにノートに書いとくことにしました。

キャプチャも撮ったので、順を追ってご説明しますねー。

Instagramアカウントをもっている人は、DMを大体が詐欺と理解してる方が多いんではないかと思いますが、全く以てその通りです。

こちらもInstagramのDMからやってきました。
まずはこちら。

もうアカウントを皆の為に公開しても良いんじゃないかとも思うけど一応。
正直このようなアカウントはざらざらある。



一言目は、
詐欺「絵を描いてもらえますか?」

ここでまず警戒が少し緩みました。

なぜなら、昨今のInstagramのDM詐欺はほとんどがNFTネタばっかりだったからです。
(「あなたの作品は素晴らしい。NFTを買わせてくれ」これは常套句だから返事しちゃダメよ。)

オーダーのご依頼も実際にあることなので、本当にお客様かもしれない…とはいえ、詐欺かお客様かはわからないところなので。

私は大体の場合にはまず、私はオンラインで扱っているギャラリーのリンク先をお送りしています。

私「お問い合わせありがとうございます。
よろしければ、こちらのギャラリーで購入できる作品をご覧いただけます →URL 」

適当な英語ですけど伝わるでしょ。

今のタイミングでは大きなサイズの作品しか取り扱ってないんですが、海外のお客様だと大きな作品でも購入される方がいらっしゃることもあるので、丁寧にご返信しました。

すると、

このセルフィーも嘘ですね。


詐欺「あなたのスタイルで私の似顔絵を描いて欲しいんだけど、おいくらですか?」


InstagramのDM、何通かに一つぐらいは本当にちゃんとしたお仕事の依頼が来ます。

また、ギャラリーの展示のお誘いが来ることもあるため、そこはしっかり見極めなくてはいけないのですが、まあそういう穴をついてくるのがやり口ですね。

「似顔絵を描いて欲しい」も実際ご依頼があるので、この内容なら本当にお客さんかしら?

勝手な偏見ですが、海外の方は日本人よりも比較的率直話す方が多いように思っていたので
この言葉の図々しさもそういった感覚であろうか…と思いつつ会話していました。
しかし今思うのは、不自然だとピンときたら大体その直感は当たっている。

出身はどこなの?などと、ちょっとした馴れ馴れしい会話を挟んでくる。


でだ。
私のプロフィールには「TOKYO」と書いてあったのですよ。(今は書いてない)
今世界中で、東京がどこにあるかわからない人ってあんまりいませんよね?
よっぽど教育の行き届いていない地域や小さな子やお年寄りの方ならわかりませんけれども、Instagramで波乗りしている裕福な方が、東京を知らないわけないよね。

作品いいって言ってくれているけれど、プロフィールをみてないの?
よっぽど慌てもののエンジェル投資家系?
そんなわけはない、これは怪しいセンサーが上がってきています。

ですが、敵はこういう罠を仕掛けてくるのです。

1番酷かったたのが、ここ。

子どものお迎え前でバタバタしていたので返事が滞り「???」と言われる。詐欺師が焦っているのがわかります

私はあなたの投稿を見て、あなたの作品を全部見て、とても感動して、だから、あなたの創作活動をちょっとだけでもサポートしたいと思ったの

この一言で警戒が緩んでしまいました。
悔恨の極みです。

大体の絵描きであれば、こうして自分の作品に心を打たれたと言ってくれる人の依頼作品なら、精一杯頑張って描こう、喜んでもらいたいと思うのではないでしょうか。

しかし、振り返ってよくよく文章を読むと、おかしいのがわかりますよね。
「好きな作家を応援したい」と言ってくださる方も、もちろんたくさんいらっしゃるのですが、
順番が違う。
大体の場合ははじめに
この作家の絵が好きだから、この作品が欲しい
じゃないでしょうか。
そうして、「頑張っているから活動を応援したい」と、そういう流れですよね。
最初から「あなたの作品に感動したから応援したい」なんて言ってくる方はあんまりいません。

稀にはいるんでしょうけれど、
大体初見で「応援したい」と言って近寄ってくる人は、相手が若い女性作家であるなど、何か下心があったり正当な理由ではないことが多い気がします。

つまり詐欺の酷いところは、お金を奪うだけではなくて、こういった相手の良心を踏みにじるような行動をしてその上お金を巻き上げようとしてくるところだと思います。

さて、ここでPayPalを使った入金をしたいとPayPalアカウントのEメールを教えてくれと促される。

締め切りはないから大丈夫よなどと
調子の良いことをここでも。


やたら会話のテンポが速い。
ここ数年で仕事のやりとりが一気に速度を増しているので、今はこのぐらいの速さで世の中は動いているのだろうか…など思いながら会話をしていたが、それはやっぱり詐欺だからでした。

PayPalは入金専用URLを作ることができるので、私がそのリンクを作成して送ったところ、「URLはアクセスができなかった」
と画面キャプチャが送られてきます。

そうして矢継ぎ早に
「いいからEメールアドレスを送りなさいよ」
と。

「ワシャこっちのやり方の方が簡単だし、なんせ3年前からこのやり方でやっておるんじゃ!
いいから、早くせんか」

このキャプチャも使い回しでしょうね。

なんだか文章から相手の焦っている感じが伝わってきますね。

この会話でこれはやっぱり怪しいなーと思い、

「今このページ作ったばっかりだからまだちゃんと開けないのかも?ちょっと待ってね、今アドレス送ります」

と調べるふりをして、家族にこのURLのリンクを送り、稼働しているかどうか確認してもらう。

するとやはり、私が作成したPayPalのリンク自体は普通に開くことができるとのこと。

これは詐欺確定かなー?
Google先生にお伺いすると、出てくる出てくる。PayPal詐欺ですね。

相手の登録Eメールを聞き出して、PayPalの事務局を装って手続き費用として何万円を請求してくると言う手口だそうです。

good👍

「ごめんなさいちょっとインスタって詐欺のメールが多いから、慎重にやりとりしてるんだけど、
さっきのアドレスを私の友達に聞いたら、ちゃんと動くみたいなんでpaypalmeでお願いできませんか?」


返信来ず。


以上になります。

他もブログなどに書いていらっしゃる方もお見かけしたので、よくある手口のようです。

お金を稼ぐなら人のためになることをしてお金を稼ぐべきで、人を悲しませることをしてお金を稼ぎてはいけません。
全く本当に労力の無駄遣い。

どんな手段だって仕事には労力が発生するんだから、人が喜ぶ事にその能力を使ってお金を稼いでハッピーになったらいいのよねえ、まったくもう。

ちなみに、
ヘッダーの作品は詐欺ではなく本当に似顔絵のご依頼をいただいたものです。

娘さんのお誕生日のお祝いに、お母様からのプレゼントとしてご依頼いただきました。
こういうご依頼はとても嬉しいです。

まだまだ小さなレディだった彼女ももうすっかり大きくなったよう☺️

こんなご依頼も承っているので、WEBのお問い合わせの方からお気軽にどうぞ。

いいね、フォロー、励みになります。
SNSリンク集はこちらに。
https://lit.link/siouxco

サポートをしようかな、なんて思ってくださったことに感謝いたします⋆⸜⋆⸜⋆⸜ サポートしていただけたら、作品を作り続けていくために使わせていただきますꕤ